見出し画像

大量に食べて、飲み込まずに吐く。チューイングがやめられない【摂食障害】

こんにちは、ぬこです。

今日は、チューイングについて話したいと思います。


チューイングとは?

チューイングとは、摂食障害の症状です。簡単に言えば「食べ物を口の中に入れて、咀嚼し、それを飲み込まずに吐き出す」というものです。

「飲み込まない」という点で、過食嘔吐とは異なりますね。

チューイングによって、食べる幸せは味わえますが、飲み込まないため太ることはありません。また嘔吐しているわけではないので、体への負担も少ないです。

そのため、良くも悪くもず~~~~っと続けられるんですよね。2時間でも、3時間でも、ひたすらに食べては吐き出す、食べては吐き出す。大量の食材があれよあれよと消えていく。

画像1


気が付けば、自分の周りは“食べたもののゴミ”と“吐き出したゴミ”でいっぱいになり、「ゴミだらけ」になります。


チューイングがやめられない

「普通に食べられないの?」「食材がもったいないよ」

という声も、聞こえてきます。しかし、私の場合「食事」と「チューイング」は別物なんです。

食事はきちんととっています。一日に1800kcalは必ず食べています。

しかし、ふとしたとき。虚しいとき。悲しいとき。イライラしたとき。目の前にお菓子があった時。予期せぬタイミングでお菓子やパンをもらった時。

チューイングに、手を出してしまいます。

財布を片手に全速力でスーパーまで行き、手当たり次第にお菓子やパンや弁当を買い込み、お金を払ったら一目散に帰宅。そして玄関の扉を開けたら、靴を脱ぎ捨て急いで袋から食材を出し、一心不乱にチューイング。

この間、自分の意識は半分飛んでいます。とにかく、わけもわからぬまま必死にチューイングして、お金をどぶに捨てています。

勢いに任せて食べることが、やめられません。

当然、味もわかりません。ただ咀嚼するだけの作業です。


以前に比べれば、チューイングの頻度は随分減りました。

自分の努力もありますし、単純に、お金がないという事情もあります。

しかし、予期せぬタイミングでお菓子やパンをもらってしまうと、やはり今でもダメです。チューイングのスイッチが入ってしまいます。

自分でやっておきながら、とても虚しく、悲しくなります。

でも、ストレス発散のはけ口が、「食べ物」にしかないのです。


食べることに泣き、食べることで満たされ、食べることで悩まされて、今日まで生きています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?