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かけだし企業人事がキャリアコンサルタントになった訳

僕が昨年取得した資格「キャリアコンサルタント」
学科試験と実技試験で構成される、国家資格です。人事としての経験が1年にも満たなかった僕は、合計150時間の養成講座を修了後試験に合格し、キャリア形成支援の専門家と言われるキャリアコンサルタント(略してキャリコン)になることができました。養成講座で学ぶこと、資格を活かせたケースを見つつ、僕がキャリコンになった訳をお話ししたいと思います。


何を学ぶ??

キャリア理論、カウンセリング理論を学びます。キャリア相談者に対して根拠のある支援を提供できるようになるための知識です。傾聴をはじめ様々なカウンセリング技法を学び、ロールプレイで実戦練習をします。人と話をすることに苦手意識があった僕ですが、養成講座受講者と練習を繰り返すことで、相談者の目的達成に向けたアプローチが体に身につきました。(ロールプレイ中は脳みそをフル回転するので、たまにショートして頭が真っ白になったこともあります…)
また、関係法令や社会動向データなど、リアルタイムに変化していくことについても幅広く学びます。

CASE1.休職中の先輩

1か月に一度休職中の先輩に会いに行き、様子を聴くことをしていました。最近の生活、今の気持ち、今後の話など、傾聴の姿勢を忘れず持ち続けることで、復職まで着実にサポートすることができました。復職後も1対1での面談を通して、無理なく働けるよう支援しています。

CASE2.会社のパーパスを作りたい社長

パーパス(企業の存在意義)を言語化しました。社長の話を繰り返し何度も何度も聴き、最後には納得の行くものに辿り着きました。カウンセリングの大事な要素として、「主訴を把握すること」があります。この企業が社会に果たしたい役割とは何なのか、社長の話の中からそれを見つけ出すキッカケづくりができました。

CASE3.若手のキャリア支援

20代の若手社員向けに、キャリア面談をしています。リフレクション(振り返り)をすることで自己理解を深め、目標設定まで伴走します。最初は何を話すか戸惑っていた若手が、少しずつ話進める様子がとても印象的でした。僕はこのキャリア支援が楽しくて仕方がなくて、社内の若者みんなの面談を買って出ています。

キャリアコンサルタントになった訳

CASE1~3のような人の支援ができる。話を聴くことで、人が前進したり立ち上がるためのキッカケが生まれる。それがしたくて僕は、キャリコンの資格を取りました。僕が人生最大の壁にぶつかったとき、そうしてもらったように。

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