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障害児の親としては悲しかったけど、これが現実なんだなって気付かされた、保育士さんからの一言

鍼灸師として働いていた時の、患者さんとの会話での事。

その患者さんは保育士さんで、4年程のお付き合いだったでしょうか。
市外からご来院いただいていて、お勤めの保育園も市外。そこそこ尖った経営をされてる私立保育園で、市外からも通園される園児がいる人気の園にお勤めでした。

うちの子が知的障害児である事もご存知で、療育が必要な子への対応や、親への対応をどうしているのか、なんて話を伺いながら施術をしていました。

この方はクラスの担任にはならず、どのクラスでも見れるスーパーサブ的な役割で、特に各クラスにいる加配対象の子を中心に見ておられました。
受け持つ子に特に支援が必要だと感じる子がいたらしく、その子の事についての話になりました。

親御さんがその子の特性を受け止めきれていないらしく、療育についてお話をしようとしても「この子は普通ですから!」という反応をされていたらしいです。

お話を聞く限り情緒面での発達だけのようだったのですが、エピソードでちょっと気になった部分があったので


『◯◯さんから見て、知的な遅れは感じる子ですか?』って聞いてみたんですよね。


そしたら


「んー、頭は大丈夫だと思うんですよねー」

で、タイトルです。
あー、うちの子が知的障害持ってると知っている保育士さんですらこんな感じか、と。

この表現的に言うと、うちの子は頭大丈夫じゃ無いって事ですよね?

もちろん、保育士として私の前にいるわけではないのであれなんですけど、なんか残念な気持ちになりました。

別にうちの子に危害は加えられてませんし、この話を聞いてもうちの子は「貶された!」と思わないです。結局、辛いのは本人じゃなくて親なんだなぁ…と改めて思いました。

ちなみに彼女は「しまった!」…という感じも無く、その後も普通に会話して翌週来院されて…としたので、何の悪気も無いし、失言だとも思っておられませんでした。

LGBTQ +や人種問題なんかでもそうなんでしょうけど、そんなつもりなく…って多いんでしょうね。

うーん「頭は大丈夫」かぁ…。違う表現なかったのかなぁ?と思いながらも、「障害」「障がい」「障碍」と一緒で、結局受取り方(私)の問題なんでしょうね。

言われた直後は悲しさとイライラがきましたが、今では良い気付きをさせてもらえたなぁ、と思います。


二人の障害児の父
すけじろう

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