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私は子供に「障害児」というレッテルを貼りました。

「レッテルを貼る」という言葉は、あまり良い意味で使われる事はありません。
でも私は「レッテルを貼る」事は日常で行われている事で、悪い意味だとは思っていません。

レッテル貼りは、特に育児の面で多いのではないでしょうか。

将来「良い高校」「良い大学」「良い企業」「公務員」というレッテルを子供に貼りたいと思って、塾や習い事、お受験をさせようと「良かれ」と思ってする訳です。

それと同じように、私も子供に療育手帳を持たせ「障害児」というレッテルを貼ったのです。

「療育」を受ける事が、行政のサービスを受け易くする事が、小さい頃から手帳を交付されていたというデータが、子供にとってプラスになると思って…良かれと思って貼りました。

あくまで親が「良かれ」と思っただけで、子供にとって「良かった事」とは限りません。

塾や習い事が負担になっているかもしれないし、敷かれたレールの上を走りたくない!と思っているかもしれません。

我が子も「普通の学校に行きたかった!」とか「障害者としてしか見られない!」「手帳が無かったら、ちょっと変わった人って思われるくらいで済んだかもしれないのに!」と怒るかもしれません。

私は「あなたの為を思って」とか「良かれと思って」という言い訳が大嫌いです。

相手に良い結果をもたらす事ができなかっただけでなく、更に罪悪感まで植え付けようとするなんて、何様なのかと思ってしまいます。

「良かれ」と思ってした事は、それを本人に伝えてはいけません。
その結果責任も負わなきゃ駄目だと思っています。

私は子供に、良かれと思って「障害児」というレッテルを貼りました。
それが彼らにとって「良い事」になるかはわかりません。

「親」って本当に決断の連続です。
「親」って本当に大事な役割です。

でも、大事なのは「過程」ではなく「結果」です。
碌でもない親でも、子供が立派に育ち、反面教師に出来ているならそれで良いんです。

どれだけ子供の事を大事に考えてる親でも、その所為で子供が不幸の最中にいれば、子供に合った接し方が出来なかった親なんです。

私の判断で早くから療育手帳を取得し「障害児」として生きる事になった長男と次男。

彼らにとってそのレッテルは、良いものになるのでしょうか。


二人の障害児の父
すけじろう

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