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イラスト映画劇場

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大学生の頃は、授業にも行かないで、情報雑誌「ぴあ」を片手に、関東一円の名画座を巡っていました。 サラリーマンになってから30年は、映画からは遠ざかっていましたが、定年退職後は、そ…
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2023年1月の記事一覧

第13作「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」1974年松竹

第13作「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」1974年松竹

第13作「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」1974年松竹

さて、第13作です。

本作のマドンナは、第9作「柴又慕情」に引き続き、吉永小百合。
寅さんシリーズには、複数回登場のマドンナが、合計7人います。
ざっと紹介すると、まず浅丘ルリ子が松岡リリー役の6回で、ダントツのトップ。
後藤久美子も、及川泉役で6回登場していますが、彼女は寅さんではなく、満男のマドンナでした。
寅さんのマドンナで言えば、

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映画 「経験」1969年アメリカ

映画 「経験」1969年アメリカ

お気に入りの女優は何人かいますが、映画を見始めた頃から、常にベストスリーから落ちることのなかったのはジャクリーン・ビセットです。
女優に入れ込むようになりますと、作品のクゥオリティには関係なく、出演作品は全て見ておきたいと思うのがファンの性。
彼女も、僕にとってはそんな「特別枠」の女優の一人です。
日本で公開されたものや、衛星放送でオンエアされた有名どころは、最近のものでない限り、ほぼ見ていると思

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映画 第12作「男はつらいよ 私の寅さん」1973年松竹

映画 第12作「男はつらいよ 私の寅さん」1973年松竹

さて、第12作です。

まず、これは言っておかないといけないでしょう。
「男はつらいよ 寅さん読本」によれば、シリーズ全50作品の中で、観客動員数でトップという記録を保持しているのが本作です。
ちなみに、観客動員数54万人でスタートした本シリーズは、右肩上がりで記録を更新し続け、本作ではなんと動員数241万人。5倍近くにまで膨らんでいます。
観客動員数が100万人の大台に乗ったのが第8作目でしたが

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