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私が横浜F・マリノスサポーターに教えてもらった最高のコミュニティ体験

ちゅうさんです。

2020年10月20日、マネーフォワードは横浜F・マリノスとトップパートナー契約(ユニフォームパンツ部分)を締結しました。

これに伴い、翌21日の試合を「マネーフォワードDAY」として観戦。この時私は初のスポーツ観戦。ましてやTVでJリーグを見たこともサッカーを90分真剣に見たこともありませんでした。

試合に勝利し最高の体験をしましたが、そこには暖かくマネーフォワードを迎え入れてくれたF・マリノスサポーターの皆さんの力がありました。

なぜ私は最高の体験をできたのだろう🤔

彼らが教えてくれたコミュニティデザインのヒントを紐解きたいと思います。

ファーストコンタクトで「コミュニティの顔」が見える

私はスポーツコミュニティに怖さがありました。新参者には厳しく、ましてやサッカーのルールを知らない人間には厳しいのではないかと…。

ですが公式Twitterでマネーフォワードとのパートナー契約が発表されたとき、サポーターの方々の反応は好意的で暖かったのです。

Twitterでの反応一例
・マリノスに関わる全ての人々を高みへ
・さっそくアプリダウンロードしました!
・マリノスファミリーにようこそ🔵⚪🔴

公式のリリースに丁寧に反応してコメントをしてくれているのを見て、

「本当に横浜F・マリノスが好きで応援している」

というサポーターの顔が見えてきました。そしてパートナーとなった我々の会社を理解してくれようとしていて、アプリを使ってくれたり、これをきっかけに興味を持ってインターンに応募した方もいたようです。

「心からチームを応援していて」「フレンドリーで」「歩み寄ってくれる」

そんなコミュニティの顔が見えたおかげで、未知な部分の解像度があがり、怖さもなくなって私も歩み寄りたいと思えました。

コロナの影響でどんな人がいるのか見えにくい今、SNS上での反応はコミュニティへの印象を決める「顔」になるのではないでしょうか。

強制力のないファミリー感

日産スタジアムについた時、まず目に入ったのは「新しい家族Money Forwardと共にもう一踏ん張り前へ。もっと前へ」という横断幕。スタッフとサポーターの皆さんが急遽作ってくれたみたいでした。

そしてSNSでも「ようこそマリノスファミリーへ!」というような投稿が多かったです。

「ファミリー/家族」と言われると悪い気はしないですし、迎え入れて貰った感もあります。だけど「君は家族だ!」と言われると、そのために何かしなければいけないのでは?とも感じてしまう私。

ですが「家族だから」といって何かを強制されるわけでもなく、サッカーのルールや選手を覚えてこいというような流れはなかったのです。あったのは「一緒にエンジョイしましょう」という緩やかな雰囲気。

一部のコミュニティでは、膨大な事前知識の取得を宿題として課されたりするなど初心者には非常に厳しいことがあります。もちろん知識を得たら盛り上がるし一体感も上がるかもしれませんが、参加のハードルは高くなります。

共にマリノスを支える家族として迎え入れてくれましたが、サポーターの皆さんが「楽しいのでまずは見てください」というスタンスでいてくれたおかげで、初心者でも気楽に(頭を空っぽにして)楽しむことがきました!

シンプルな「心通わせられる目的」がある

あとはマリノスを応援するのみ!だけどそう単純ではないことがあります。

前項でも書いたように、応援の仕方を覚えないといけない等、一部のコミュニティでは宿題を課されることがあります。それを覚えることが目的になってしまうと、意識が分散されて本番では楽しめないのです。

サポーターの方々からのコミュニケーションは違いました。「#マネーフォワード様へのマリノスおすすめポイント」というハッシュタグをTwitterで作ってくれて、「よかったら見てね!」とF・マリノスの楽しめるポイントを教えてくれました!

目的はシンプルに「横浜F・マリノスのサッカーを楽しむこと」なのです!

より楽しむためのコンテンツや知識はそっと置いてくれて、私たちはそれを自由につまみながら、好きなように観戦に望むことができたのです。

そして「同じ方向を向こう」ではなく「楽しもう」という目的なら、自分の考えや意識を変える必要もありません。

コミュニティの目的はシンプルかつハードなものでは無いほうが、純粋にコンテンツを楽しめると思います。

コミュニティの暖かさで関与度は決まる

コミュニティデザインとは「人と人とのつながりやそのための仕組みをデザインすること」です。新しくコミュニティに入る人が「つながりたい」と思うには、既にコミュニティに属する人たちが、新しい人を迎えいれる暖かさを持っていないといけないのです。

F・マリノスサポーターはまさにその暖かさを持っていると思います。

その暖かさをコミュニティが持つのはそう簡単なことではないかもしれません。この記事がこれからコミュニティを醸成したり、成長させるためのヒントになれば幸いです😉

ちなみに広報の柏木さんがこんな素敵な記事を書いているので、こちらも是非!


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