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桃太郎コント 前半(笑い話)

こんにちは。今回は、とにかく突っ込みを入れると言う発想で、お笑いのような物語を作ってみました。これは前半なので、次投稿する後半も併せてお読みください。(絵は下手ですが頑張って書きました)


桃太郎「どうもどうもー!桃太郎です。」
犬猿雉「どうも、犬猿雉トリオです。」
4人「2人ならぬ4人合わせて、桃太郎キャラクターズ!」
犬「やっぱウチらのセンスバリバリいいっすね、雉さん」
雉「そうっすね。ボクら最強のチームですわ」
猿「じゃあ、桃太郎のストーリーいくよぉ!」
桃太郎「僕が語って行きます!」

桃太郎「昔々、いや、すこし最近かな。桃太郎という桃が川に流れてきたんだ。」
猿「桃が最初から名前ついているのは斬新!」
桃太郎「そこに、山から木を切り倒していた木こりがやってきた。」
犬「誰だ誰だ」
桃太郎「そいつはそのまま去っていった。」
雉「去っていったんかい。」
桃太郎「そのあと、おばあさんが川に洗濯しにやってきた。」
犬「典型的ストーリーだ」
桃太郎「そして、桃をもぎ取った」
雉「川は木だったのか。」
桃太郎「家に持ち帰ったおばあさんは、家に先に帰っていたおじいさん、こと木こりに見せた。」
雉「おじいさんは木こりだったのか。」
猿「似ているツッコミだと面白くないぞ!」
桃太郎「おじいさんは、『わしもそれをさっき見た』と言った。」
犬「そのままだな」

桃太郎「実はおじいさんは桃が好きではなかった。でもおばあさんにとっては大の好物だったので川に戻す、戻さないで言い合い、食べることになったよ。」
猿「食べるんかい!」
桃太郎「おばあさんは台所から竹刀を取り出し『メーン!』と一喝。すると、振り下ろす前に桃が切れた。」
雉「どんな大声だったんだろう。というかそれって剣道?」

桃太郎「中から、赤ちゃんが出て解説する。『僕の名前は桃太郎です。元は桃でしたが、命の危険を感じたのでこうして赤ちゃんの形をとっております。』それでおじいさんとおばあさんはびっくりしたんだ。」
猿「どんな人でもそんな赤ちゃん見たらびっくりするよ!」
桃太郎「実は、その村には赤ちゃんがおらず、2人とも50年以上赤ちゃんを見ていなかった。そんな中、その赤ちゃんを見たんだ。だからびっくりした。これが赤ちゃんなのか、と。」
犬「それは驚く所がずれてる、しかもおじいさんとおばあさんって何歳だよ」
桃太郎「とりあえず赤ちゃんを育てることにした2人は色んなことを試した。赤ちゃんがご飯の内容や育てる際に大切なことを色々教えてくれるので、彼はたった1年で立派な青年に成長した。」
猿「赤ちゃん何者やねん!」
雉「元桃の桃太郎でしょ。」

桃太郎「その頃、おじいさん達の村に鬼が攻めてくることがたまに起きるようになった。」
犬「ストーリー展開が見えるぜ」
桃太郎「そしてある時、隣のおじさんと桃太郎は真剣勝負の将棋をしていたが、突然外で銅鑼の音が鳴り響き、鬼が襲撃してきたことを告げた。彼らの狙いは桃太郎達の財産らしい。」
猿「財産を狙うなんて、面白くない奴!」
桃太郎「鬼達はにやにやしながら村の年寄り達の財産と楽しみを奪っていった。桃太郎は流石に将棋にわざと負けることにして、1人の鬼に突っかかった。」
雉「まだ将棋、やってたんだ。逆にすごい。」

桃太郎「『あんたさ、人の財産勝手に奪ってどこが楽しいの?自分の手で作る喜び、働くことによって得られる報酬、それと釣り合わないお前らの行動はただの自分がってだぜ。』竹刀を手に持って威嚇する桃太郎。」
猿「おばあさんから受け継いだのかい!」
桃太郎「『ヒャッハー。馬鹿か、お前。こう言うのはな、盗むのが楽しいから盗むんだよ.おい野郎ども。面倒臭いから一旦帰るぞ!』『おぃっす!』そう言って帰っていく鬼達に、桃太郎はまた突っかかろうとした。
でも、桃太郎はそこでお腹が空きすぎて倒れてしまった。将棋をその日の前の夜から寝ずにぶっ通してやっていたためだ。」
犬「よく体力持つな」

桃太郎「てことで、ここまで読んでくれてありがとう!続きは明日に投稿します!」
猿「いきなり終わる!?」
犬猿雉「続きも読んでね!」
雉「桃太郎コント前半終了。」