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春風駘蕩
2024年7月24日 08:04
ここの話はちょっとややこしいその昔、中央から派遣された源融ってプリンスが身分を隠し村娘に手を出し、ねんごろになったが「また来るわ!」と言って帰って行っちゃたわけ待てど暮らせど来るわけないわなあで、この地方には昔から石に模様刻んで布を当てその上から草花をこすって染める技法(文字摺り)っていうのがありその石をながめて、さめざめ泣いていたら石の表面に愛しい融ちゃんの顔が映ったという
2024年7月22日 08:06
僕の細道(本編)⑥ 雲巌寺鬱蒼と左右からのしかかる杉木立の影に道路が薄暗い全く気づかずに通り過ぎてしまったことにカーナビの反応で気づく表道からではわからないそのくらいひっそりと控えている駐車場だと思われる道向かいのだだっ広い空地に車を止め杉木立の間を分け入ると表からは想像出来ない空間が静かに広がっていました。この寺の仏頂和尚は芭蕉の禅の師匠「縦横の 五尺にたらぬ
2024年7月20日 07:55
461号線を一路東へ、雲巌寺へと向かう気がついたら2時を過ぎている、腹が減った。田舎の国道なので全国チェーン店は見当たらない一軒、こんな時間にもかかわらず駐車場が詰まっているラーメン屋がある入ることにバリバリの地元民の地元民による地元民の為の店ですムード全開です中に入ると全員がこっちをジロ見、よそもんじゃんって感じお前は西部劇の見過ぎだ!ただ中はすごい熱気?一応エアコン入っ
2024年7月19日 06:14
早朝より蜩(ひぐらし)の声と鳥のさえずりに目を覚ます。ご存じかもしれませんが、蜩はそのネーミングから夕方4ー6時に鳴くイメージが強いですが実は早朝の同時刻にも鳴くのです。夏山のキャンプの朝の目覚ましの順番は蜩、小鳥、カラスそして朝日ですね午前8時、もうすでに真夏の直射日光下で30度は越えている汗だくになりながら、ゆっくりとテントを片付け二荒山(ふたらさん)神社へ向かう日光三山を
2024年7月18日 06:20
『行春や 鳥啼(なき)魚の 目は涙』 芭蕉本来なら隅田川沿い千住辺りから上記の句を噛み締めながら旅立ちであるが都内は渋滞が、、、っで、自宅から一気に都内を通り抜け4号線を北上し日光へ向かうことに「魚の目にも涙」?、現代人のオイラにはピンとこない比喩だがやはり当時は陸奥への旅は命懸けであったことを想像させる句でもある。下道をトロトロ走る。原則、高速は使わない。春日部を過
2024年7月17日 13:01
『古池や 蛙飛びこむ 水のおと』 芭蕉芭蕉が奥の細道に旅に出る三年前に詠んだそうです。ほとんどの日本人なら知っている芭蕉の最も有名な俳句この句は「蕉風開眼」の句とも言われている実はこの句は「蛙飛びこむ水の音」が先に浮かんで後に推敲を重ね「古池や」としたと、どこかに書いているそうです。と言うことは、この句は風景描写をしたのではなく心象風景を映し出し、哲学的な広がりを与えた句というこ
2024年7月15日 06:07
高速で一路東京へ眠気覚ましの話し相手にちょうどいいやと思い、浜名湖ICでヒッチハイクのお兄ちゃんを一人拾った。…はいいけど30時間近く待ったらしく、即寝爆睡!話し相手どころではない死体運んでるようなもんだわなぁ~仕方ねえや、東京まで運んでやるか(笑)このお兄さん、 1時間ほどしたらはたと目覚めモゾモゾし始める 聞くと、ここ数日まともに飯を食ってないらしい 近くのインターで好
2024年7月11日 21:12
『月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也・・・予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず・・・』松尾芭蕉 奥の細道より五百円玉貯金箱が一杯になった。貯金箱をひっくり返し、中身を数えたら何と、200枚を超えていた。10万円じゃん!プータローたまにフリーターのオイラにっとってこれは大臨時ボーナスである。何に使うか1週間以上悩んだが正直、これっと言って欲しいも