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本を出版するまでの道のり⓶発行した出版物を流通させる

前回のお話で、
①出版物を作って発行する
ができました。

次に必要になってくるのは、
②発行した出版物を流通させる
のステップです。

企画して編集して印刷して、素敵な本ができたとしても、流通させなければ、ただ家や倉庫に大量の本を積み上げているだけの人になってしまうわけで、それでは「出版社(出版者)」とは言い難いですよね。

同人誌即売会やマーケットなどで販売したり、専門店に直で持ち込む方法もあるとは思いますが、マンパワーに限界があるなかで本を売ろうと思うと、やはりISBNコード、書籍JANコードの取得が必要になってくると思います。

ISBNコードは書籍を特定するために作られた世界共通の識別番号で、書籍JANコードはバーコードです。
いわゆる本の裏面についてるやつですね。
一般にこれがあると書店やAmazonで売ったり、作った本を図書館に寄贈したりすることができるようになります。

ISBNコード、書籍JANコードの取得というと、ものすごくややこしいことのように思えるかもしれませんが、日本図書コード管理センターから申し込めば、誰でも簡単に取得することができます。
もちろん法人でなくて個人でもOKです。
※なので出版者と書いています。

ちなみに費用はこんな感じです。

◆ISBNコードの費用
※7桁なら年間10冊、6桁なら年間100冊までの書籍を発行できます。

◆書籍JANコードの費用
※現段階では1万円でバーコードが取得できそうですね(笑)

本を流通させる準備が整いました。
これで、晴れて「出版社(出版者)」を名乗れるようになったわけです!

流通の方法にはさまざまなものがありますが、まずは手っ取り早いところで、Amazon e託 があります。

よくAmazonの商品詳細ページに「Amazon.co.jpから発送」「Amazon.co.jpが販売」というメッセージが表示されているあれですね。
なお、e託への参加条件には「すべての商品に有効なISBN/EAN/UPCバーコードが付与されていること」とあるので、ここで取得したコードが生きてくるわけです。

次にリアル書店に流通させたいところですが、そのためには取次口座を開く必要があります。トーハンとか日販といった出版業界の問屋さんですね。
この取次口座が曲者で、あれこれ調べたのですが、新規のしかも個人事業主が参入するのは、基本的に厳しそう……。
(個人的には、法人でも新規参入は大変だなと思います。取付代行を行っている出版社さんに委託する手もあるのですが、その場合もマージンや契約内容を要確認ですね)

リアル書店へのアプローチは、しばらくはコツコツと持ち込んで、直取引をお願いするしかなさそうです。

……というわけで、「出版社(出版者)」について調べてみると、ミニマムレベルでの自社出版なら、西瓜社にもできそうな気がしてきました。

まずは、SNSで告知してAmazonで売るぞー!!!
書店にも持ち込むぞー!!!

準備や申請の過程など、またこちらでご報告させていただきますね。


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