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第32回文学フリマレポート:表紙作成裏話 誠樹ナオ

割とびっくりするような不運に遭うことが多い人生なのですが、それとは裏腹に人には恵まれてるなあと今回の文フリでつくづく感じました。美麗なキャラデザとイラストを引き受けてくれたのは敷城こなつ先生です。

TLノベルで多数のイラストを担当された実績をお持ちで、お通り男史というプロジェクトを立ち上げたり、美術大学の講師をされていたりとめちゃくちゃ多才な方です。

以前から個人的な知り合いではあったのですがこなつ先生の絵が大好きで、こなつ先生の描く自分のキャラが見たい!と常々思ってました。

タイトルデザインは南陽子さん。

南ちゃん…そろそろ公式サイト作ろうぜ(人のことは言えない)。

南ちゃんとはダンスつながりで持ち級がずっと一緒、ずーっと同じクラス戦に出続けていました。プライベートでも仲良しで、私がダンスの相方と喧嘩したり喧嘩したり喧嘩したりした時に家に泊めてもらう仲(迷惑千万)。私の名刺もアイコンも、夫のお店のカレンダーもパンフレットも、ぜーんぶ南ちゃんに丸っとお任せ。こなつさんは南ちゃんの学連の同期で彼女の紹介で仲良くなって今に至ります。

「#文芸誌Sugomori で文フリ出るなら個人誌出しちゃう?」
「あれ、そうなるとイラストを絵師さんにお願いできるのでは?」
「だったら絶対こなつさんにお願いしたーい!」
「こなつさんの描く芦燕と江がみたい!!」

との一心でご依頼。快諾いただきました…が!

「私、タイトルデザインはやってないよ?」

とのこと。何せ私が何もわかってないので、イラストをお願いすれば表紙ができるもんだと思っていた(大汗)。

「だったら南ちゃんに頼んじゃえばいーじゃん」
「それもそうだね!」

デザインの方も快諾。いつかこの3人で何かやりたいねとかねてから話していたものの、思いもかけず実現する運びとなりました。ジャケ買いしたけど中身つまんねーよって言われたらどうしようかと胃が痛い。本当に人間運だけで、ここまでたどり着いた私…

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一発目のラフがこれ!え、すごくない?
イメージ通りなのに、イメージ以上なんですけど…プロってすごい。

カラーラフの段階では赤バージョンのご提案もありました。

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タイトルの方は以下のようなご提案。

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他にもいくつか案がありました。文字のデザイン自体は右が好きなんだけど、イラストをより活かせるのは左かなと悩んでいたら、両方のいいとこ取りをしてデザイン直してくださるとのこと。最終的に完成版の表紙が出来上がりました。

文フリの会場でも目立つ一冊だったみたいで、購入した方々から

「表紙素敵ですね」
「この人イケメン!」←江(ジアン)のこと
「女の子の表情が強そうで好き」

などいろいろなご感想をいただきました。直接買ってくださる方と触れ合えるって最高だなあ〜

そんな私の初の小説紙本は以下の通販サイトで購入可能です。メンバー全員の合同誌 #文芸誌Sugomori も購入可能なので合わせてお願い致します。合同誌の表紙デザインも南さんです。

試し読みはこちらから。noteで前半を無料公開しています。後半も有料で読めますが、紙本にはここでしか収録していない書き下ろしも。何より美しい表紙の現物をお手にとっていただければと思います。


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