自己啓発本読了時のモチベーションを、仕組みの設計に使おう
過去に自己啓発本との付き合い方を間違えた経験から
「今ならこうする!」という趣旨の記事です。
結論
自己啓発本を読んだ際に上がるモチベーションは一時的。
そのモチベーションを実際の行動に使う前に、目標を実現するための仕組み化に使うとよさそう。
過去の回想
社会人になってから業務の壁であったり、
社内での人間関係の壁であったり、キャリアの壁であったりと、
多くの壁にぶつかってきました。もちろん、今も絶賛壁にぶつかり中です。
そうした壁にぶつかった際に、以前までは、よく自己啓発本を読んでいました。
なぜなら、自己啓発本を読むと「うおお!自分はできる!」と強烈なモチベーションアップに繋がっていたから。
ただ、今思い返すと自己啓発本で読んだ内容が、
自分がぶつかっていた壁を乗り越えるために直接的に作用したかというと、そうではないことに気づきました。
というのも、以下2点があったためです。
自己啓発本で上がったモチベーションはすぐに平常時に戻っていたから
自己啓発本でいいなと思ったことを文字通り「いいな」と思っただけで、
行動はなんら変えていなかったから
自己啓発本で上がったモチベーションはすぐに平常時に戻っていた
自分も、おそらく皆さんも今まで直面した壁は、
簡単に乗り越えられるものではなかったと思います。
毎日、毎時間、毎分向き合い、粘りに粘ってやっと乗り越えられる、
そんな高い壁に向き合ってきたのではないでしょうか。
そういった高い壁に対して、
一時の高いモチベーションは、あまり作用しないと考えています。
1日だけものすごく頑張ったり、ものすごく足掻いたりしても、
早々に息切れして、壁は登りきれず途中で落下してしまうためです。
自己啓発本でいいなと思ったことを文字通り「いいな」と思っただけで、行動はなんら変えていなかった
自己啓発本を読んだ際は、「こう考えよう」とか「こう行動しよう」とか
”思う”のですが、気づいた時には忘れています。
(3日覚えていればマシな方で、多くは翌日には忘れていたように思います。)
それもそのはずで、私が自己啓発本を読んだ後に実施したことは「思う」だけだったのです。
自己啓発本には「こう行動しなさい」と書いてあることが多いのにも関わらず、実際その通り行動はしていない場合が多かったので、なにも変わらないのは当然だと感じます。
今ならどうするか
上記2点の経験を踏まえ、今なら自己啓発本を読んだ際にもらう瞬間的なモチベーションを仕組みの設計に使うと思います。
仕組みの設計とは
元来であれば、仕組みの設計は難しく、工数もかかることなのですが、
自己啓発本からもらう瞬間的なモチベーションで自分を稼働させ、
以下内容を決め切ってしまえば、自己啓発本を活かして壁を乗り越えられるのでは、と考えました。
壁を乗り越えた際の理想像の設定
現在の状況の可視化
理想と現在の状況を埋めるためのギャップの言語化
ギャップを埋めるための行動設定(複数案設定)
行動の評価指標と振り返りタイミングの設定
細かく解説していくと、ものすごい分量になってしまうためざっくり記載しましたが、仕事でプロジェクトを動かす際によくやるやつです。
それを個人の壁に対しても適応してしまおう!という考えです。
個々人の壁に対して、上記のリストまで徹底して実行している人は少ない印象を抱いていますが、きちんとやりきることができれば、
早々のタイミングで目の前の壁を乗り越えることができるようになると思います。(実体験を踏まえての所感です)
ここまでお読みになった方はお気づきだと思いますが、
自己啓発本に記載のあるhowtoは全く利用していない考えを提唱しています。
というのも、私も皆さんも、向き合っている壁は異なるためです。
そのすべての壁に対して「これを使えば簡単に乗り越えられます!」なんて
アイテム(答え)は存在しないはずです。
(そんな本があったら教えてほしいです。即買います。)
結局は、自分の壁の乗り越え方は自分で考えて乗り越えるしかないと思っています。
なので、壁にしっかり向き合って「登り続ける」という行動が最重要であるはず。その「登り続ける」ための地図をモチベーションが高いうちに早々に書いてしまおう、ということです。
また、自己啓発本に自分の求める答えは書いていないという事実に気づいてから、自己啓発本に頼ることも減りました。
近道も裏技もなく、毎日淡々と壁を登る。
そうやってこれからも1つ1つ壁を乗り越えていきたいです。
今日も読んでいただきありがとうございます。
皆さんの意見が気になるので、ぜひコメントいただけると嬉しいです。
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