2022ファジアーノ岡山にフォーカス41『Rodo to J1 22~23補強ポイント』Part9(3-1-4-2考察編)

 前回のPart8より日が経ったので、結構多くの動きがありましたね。一つずつ整理していきたいと思います。

 まずは、昨季の一部の主軸選手の契約更新がありました。貴重なCBのバックアッパーとして、23ヨルディ・バイスや5柳 育崇の不在時のチームを助けた選手で、岡山歴も長い4濱田 水輝。ファジ史上最も活躍したゴールデンルーキー3選手である22佐野 航大、26本山 遥、14田中 雄大。心技体でのJ1水準で、チームに欠かせない中盤の攻撃の要であった27河井 陽介。J2アシスト王まであと一歩届かなかったが、プレースキッカーとして開花した16河野 諒祐。この6選手が、23シーズンの新チームの中で、どういった輝きを放つのか今から楽しみですね。

 期限付き移籍延長が決まったのが、44仙波 大志だ。2列目に必要な基礎技術の高さがある。ハードワークもできる選手なので、その技術力をより活かせるシーンを23シーズンではみたい。

 期限付き移籍から戻って来た選手もいます。怪我に苦しんだ未完のストライカーの福元 友哉。唯一のユース出身選手の山田 恭也。SNSを見ていると、期限付き移籍で再び出されるのでは?という声もありましたが、完全に否定できないのも事実かもしれません。まずは、キャンプで状態や成長具合を見極めて再びという可能性もありますが、将来を見据えて、J1を目指す雰囲気を練習から感じる事で、より伸びると判断すれば、より残ってどこかで出場機会を掴んで化ける可能性もありますし、シーズン途中で、再び声がかかる可能性もあります。福元 友哉にとっては、どこかでアピールして、実績を残さないといけないという気持ちも強いと思いますし、山田 恭也もユース出身選手として、チームをJ1にという気持ちも強いと思います。動向を含めて、長い目で見守りたい両選手ですね。

 期限付き移籍加入の選手の発表もありました。千葉ユース出身の千葉の生え抜きであり、主軸の櫻川 ソロモン。15ミッチェル・デューク担っていたポストプレーを中心に高さや強さは、新たな岡山の武器になることは間違いなく、どういった起用法をされるのか、楽しみですね。札幌からは、井川 空。出場機会は少なく、どこまでJ2でやれるかは、未知数ですが、SNSでの情報の中で、サッカーIQの高いという表現が気になりました。CBが主に出ていましたが、持ち味は活きるのは、ボランチということ。そして、もう1人は、横浜FCから田部井 涼。27河井 陽介のようにパス捌きが武器のボランチ。攻撃的なボランチの獲得できたのは大きい。3選手とも、昨季の岡山に足りなかったタイプの選手なので、多くの出場機会が巡ってきそうで、期待したい選手ですね。

 そして、完全移籍が発表された選手もいます。1人は、契約形態の切り替わりで、期限付き移籍から完全移籍で、”岡山の漢”となるという名言が生まれた永井 龍。順風満帆な選手生活でなかったことは、岡山の公式YouTubeチャンネルで会話形式で、紹介されていましたが、決定機で決めきれなかったシーンが多かったものの怪我の影響があったと感じられました。試合勘が戻って来て、体と頭の感覚が一致すれば、得点を量産する可能性を感じるポジショニングというか嗅覚のある選手で、どれだけ得点ができるか楽しみですね。そして、もう1人は、横浜FCから高木 友哉。SNSでの情報ややり取りをした限りでは、大学NO.1のSBという点が凄く印象的でした。守備には多少課題があるものの岡山は、攻撃的なSBを巧く活かすサッカーができるチームで、22シーズンも41徳元 悠平(来季はFC東京)と、16河野 諒祐。期限付き移籍かと思っていたので、完全移籍で獲得できたのは大きいです。4バックなのか3バックなのかを含めて、どういったタスクを担うことになるのか、要注目ですね。

 一方で、移籍先が決まった選手がいます。39白井 陽斗は、来季J3の琉球への移籍が決まりました。琉球は、攻撃的なスタイルというイメージですが、J3でどれだけ得点に絡めるのか、個人的に楽しみにしています。そして、6喜山 康平は、J3の松本に移籍が決まりました。古巣への期間となりますが、昇格を経験して欲しいという言葉が強く印象に残っています。J2からJ1に昇格した時のメンバーであった6喜山 康平が、松本をJ2に引き上げて、J1へと駆け上がる原動力になれるのか。元岡山のパウリーニョと喜山 康平のダブルボランチという試合が見えると、岡山サポとしては、熱いですね。

 そして、岡山を離れることなったのは、3阿部 海人だ。22シーズンを勝負のシーズンと位置付けてきただけに、そこで主軸として活躍できなかった以上、環境を変えて、主軸として活躍したいという気持ちが強くなることは理解できる。期限付き移籍ではあるが、コメントを読む限りは、不退転の覚悟のようだ。岡山に戻って来て欲しいと思うが、阿部 海人のことを考えると、主軸として活躍できる環境の方が良いので、そうなった時は応援したい。今は、秋田での阿部 海人の挑戦が上手く行く事を願っている。

 では、補強ポイント?(戦力分析に近くなりつつありますが…)に入っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

22/12/20(日)情報まで。
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1、フォーメーション分析

フォーメーション分析
1、4-1-2-3:適性(6位)伸び代(2位)
2、4-2-3-1:適性(5位)伸び代(5位)
3、4-4-2:適性(3位)伸び代(4位)
4、3-1-4-2:適性(1位)伸び代(3位)
5、3-4-2-1:適性(4位)伸び代(6位)
6、3-3-1-3:適性(2位)伸び代(1位)

 22シーズンのファイナルチョイスとなった3-1-4-2。何故、このシステムが、22シーズンの最適格であったのか。適性(1位)の理由と伸び代(3位)の理由を説明していきたい。

適性(1位)

 15ミッチェル・デュークと7チアゴ・アウベスといった強力なダブルエースを同時起用できる。そして、運動量+α(攻撃面での武器)を持った個性豊かな選手が2列目に揃っていた。そして、1人で、攻撃を抑止できるだけの運動量と奪取力のあったアンカーの選手いたこと。対人守備に優れたCBを軸にSBが本職の選手を可変式にすることで、攻守でパワーを生み出す事ができる形であったことから適性は非常に高い。

 ただ、ここまでの補強動向を見た限りだとダブルボランチの選択肢も有力となってきたため、23シーズンの全貌が見えてきた時には、違う適性の順位になるかもしれない。

伸び代(3位)

 終盤に見えたサイドのスペースを突く攻撃とカウンターへの脆さを露呈したシーズン終盤。ここをどう改善し、システム的な対応力を高めて堅守を構築できるか。組織的な変更を選択するのか、同じタスクで新加入の選手を組み込むことで修正するのか、それとも双方か。

 また、前線からプレスが嵌らなかった時の守備で我慢する形やバランスの取り方は再考の余地がある。4-4-2と3-1-4-2の可変式のような戦術のオプションを増やし幅を増やしていく必要もあるかもしれない。

 後は、木山 隆之 監督が、単調と表現した攻撃の意外性が生まれる攻撃の形をどう構築していくのかもポイントだ。

2、22シーズンの挑戦

 ファイナルチョイスということで、いつであれば「採用理由」と「断念理由」であるが、「断念理由」→「継続理由」という形に変更する。

採用理由

 一番の理由は、ダブルボランチを続けると引き分けが多くなってしまうという結論に至ってしまったことである。適性のある選手は、6喜山 康平、26本山 遥、17関戸 健二、28疋田 優人、27河井 陽介。この中で、チームの選手の総合力を落とさない中で、攻撃で存在感を示せる選手が少なかった。22佐野 航大を当初は、恐らくボランチで考えていたと思うので、違うポジションで起用することとなっていたので、手薄なポジションとなっていた。そこで、攻撃的なタレントが揃っている前線の枚数を一枚増やすという形を選択した。

 もう1つは、左CBメインで、SBとしての役割を抑える事で、90分間のプレーを可能とし、41徳元 悠平のロングスローを後半に温存するという狙いもあった。同時に、可変式の3バック兼4バックにすることで、16河野 諒祐の自由度を高める狙いもあった。

 この結果、前に人数をかけた攻撃を可能とし、「雉プレス」という超攻撃的な守備を生み出すことに成功した。

継続理由

 前に人数をかける事を可能とした反動で、カウンターに弱いという弱点がより鮮明となった。各チームが、残留争いや昇格争いで、勝ち点を1点でも多く、1点でも与えないサッカーにシフトする中で、勝ちに行く姿勢を鮮明としたのが、岡山であった。

 岡山は、自動昇格のため勝ち点3が、特に必要であった。そのため、バランスや守備を意識した戦い方を選択し難い状況でもあったが、木山 隆之 監督の志すサッカーも勝てるサッカーであることも関係していたかもしれない。

 シーズン終盤に、各チームの完成度と試合への意識が変わる中で、対カウンタ―への守り方やカウンターを未然に防ぐ対策が、不十分であった。もしくは、そこへの意識やチーム内でコーチングやポジショニングで修正できる選手が不足していた。

 そこに対して、ダブルボランチにすることで、チームの総合力がどうしても下がってしまうというチーム編成上のアンバランスであった点と、シーズンの中盤から終盤にかけて、継続してきた形で、自動昇格を意識しつつもプレーオフへの意識も残さないといけない。

 修正する必要性や修正すべき点は理解していてもチーム状況と岡山が置かれている順位が、それを許してくれなかった。

 この点を踏まえて、23シーズンに向けて、個の力と組織力をチーム編成で、どう強化していくのか注目していきたいところである。

3、補強経過とポイント

全体の補強ポイント
GK:絶対的守護神の確保(堀田が期限付き→完全移籍)。
DF(CB):後で備えるタイプのCB(鈴木・井川を獲得)。
DF(SB):方向性に沿ったタイプのSB(高木を獲得)。
MF(DH):得点に絡めるタイプのDH(田部井・井川を獲得)。
MF(SH):FWよりの武器を持ったSH。
MF(OH):正確無比のプレーができるOH。
FW:(WG):1対1で勝負できるドリブラー。(坂本獲得報道)
FW:(CF):足の速いストライカー(坂本獲得報道)。

3-1-4-2図式整理

3-1-4-2の2022選手分布と2023補強ポイント

ポジション別の補強ポイント

補強ポイント(GK)

 ※注釈:ほぼ補強がない理想的編成のためPart9とGK編は、以下同文。※

 絶対的な守護神である35堀田 大暉(だいき)を期限付き移籍から完全移籍に移行し、チーム内競争を促せる若手の有望株である山田大樹(たいき)、精神的支柱である13金山 隼樹(じゅんき)と契約更新し、将来の正守護神候補の31谷口 璃成と契約更新して、4人体制の盤石のGK陣を揃えることができた。

補強ポイント(DF)

 CBは、23ヨルディ・バイスと4濱田 水輝と契約更新し、水戸から鈴木 喜丈を完全移籍で、札幌から井川 空を期限付き移籍で獲得した。後は、5柳 育崇と更新できれば、強力な3バック陣を形成できる。鈴木 喜丈と井川 空は、ボランチもできる選手であるということで、ダブルボランチに変更する可変式の可能性もでてきた。3阿部 海人が、秋田へ期限付き移籍したことで、やや手薄になったが、可変式を意識するのであれば、5柳 育崇と契約更新で、CBの陣容は、揃うかもしれない。

 SBは、16河野 諒祐と完全移籍で加入した高木 友也の2選手となっている。ただ、元は26本山 遥も右SBが本職であり、34輪笠 祐士も左SBも可能である。そして、3バックをメインで戦うのであれば、SBが本職でない選手もWBで起用していた22シーズンを考えると、このままもありえるが、4バックをメインに考えるのであれば、やや選手層に不安があるので、まだ動きがあっても不思議ではない。

 CBもSBも可変式を強く意識した編成と戦い方を目指す可能性もある。木山
 隆之 監督とフロントの強化部が、どういった編成の構想を描いているのか、今後の動向で見えてくるだろう。

補強ポイント(MF)

 ようやく生粋のボランチである田部井 涼を横浜FCより期限付き移籍で獲得した。井川 空の期限付き移籍での獲得が、ボランチとして考えての獲得であれば、ダブルボランチも視野に入れている可能性もある。26本山 遥や34輪笠 祐士と契約更新できたが、高木に続くSBの補強がなければ、SBやWBでの起用を考えている可能性もある。また、22佐野 航大や鈴木 喜丈をボランチで起用する可能性も残されている。ここは、今後の動向と開幕を待ちたいというのが正直な所だが、ワンボランチを継続するのであれば、対戦相手に応じて、攻撃的なボランチか、守備的なボランチかを変更する可能性や、ダブルボランチとワンボランチを試合中に変更する可変式にトライする含みも出てきた。

 2列目は、22佐野 航大、14田中 雄大、27河井 陽介という22シーズンの主軸と契約更新ができて、主に途中出場の多かった44仙波 大志も期限付き移籍の延長が発表されて、岡山ユース出身の山田 恭也のレンタルバックが発表された。SBの高木 友也をWBで起用するのであれば、22佐野 航大を中で起用する可能性もでてくるが、ここに補強がなければ、2列目の人数を少なくする選択肢も有力になってくる。

 後は、出場機会の少なかった10宮崎 幾笑や25野口 竜彦、怪我から状態を落としていた19木村 太哉がどうなるか、外国籍選手の5人態勢を維持するのであれば、8ステファン・ムークとの更新の動きにでていることも予想される。いずれにせよ3-1-4-2を維持するのであれば、2列目の強化に動きたいところで、今後の動向を見守りたいところである。

補強ポイント(FW)

 15ミッチェル・デュークと7チアゴ・アウベスに契約更新の発表がまだないことが気掛かりではあるが、千葉より櫻川 ソロモンを期限付き移籍で獲得し、38永井 龍は、完全移籍に切り替わり、32福元 友也の期限付き移籍からの復帰が発表された。そして、山陽新聞で情報のあった坂本 一彩の獲得はあるのか。

 坂本 一彩は、長い距離を走れる脚力のある本格派のストライカーで、快速と言っても良い選手だ。2トップをやる上では、申し分ないので、実現して欲しい。その場合は、ダブルエースの契約更新できれば、盤石の編成となるが、WG型の3トップの可能性は、低くなることも意味して、2トップが来季も濃厚になる可能性が高い。

 1トップ2シャドーの可能性もあるが、3トップを採用するのであれば、19木村 太哉や9ハン・イグォンをそこで起用しても面白いかもしれないが、CFが豊富なので、現実的ではないだろう。

4、総括

 22シーズンは、可変式の4-4-2の3-1-4-2であったが、今季はどうやら可変式に幅をもたすのではないかとここまでの動きを見ていると感じられた。3-1-4-2は、22シーズンのメインシステムではあり、最適格のシステムではあったが、明確な弱点を修正できなかったシステムでもある。

 22シーズンベースだと適性は1位であったが、ここまでの動向を見てるとダブルボランチを採用する可能性が高くなってきたと感じられる。

 また、可変式に関しては、私がSNSで見た限りは、鈴木 喜丈を左SB兼左CBや26本山 遥を右SB兼右CB、そして、井川 空や鈴木 喜丈をボランチ兼中CBという案もあるが、どれもありそうだ。この3パターンの中でも5柳 育崇と更新するのであれば、王道ではあるが、真ん中に組み立ての巧い井川 空か鈴木 喜丈を起用して、ダブルボランチとワンボランチの可変式か、3バックで90分間戦うのが、面白そうである。高木 友也や22佐野 航大を攻撃に専念するのであれば、26本山 遥を41徳元 悠平のように右SB兼右CBとすることで、16河野 諒祐と41徳元 悠平のような関係性にすることもできる。

 DFラインに関しては、23ヨルディ・バイスを軸に、現状誰が出てもそれなりに戦える陣容が揃ってはいるが、まだ開幕にどういった形で臨むのかは見えてこない。

 中盤に関しては、ダブルボランチをできる選手が揃いつつあり、2列目より前の攻撃に関与できる選手を獲得できており、守備の安定感を増しつつ、カウンターや個の力で、崩せる戦力が整いつつあるが、動向を待ちたいところだ。

 今言える事は、ダブルボランチの可能性が高まった事と、可変式のバリエーションが増える可能性がでてきたという事である。3-1-4-2で戦う場合には、まだ2列目と前線の選手の契約更新を含めて、まだまだ不十分であり、23シーズンに向けて進めているであろう強化部の交渉が巧く行く事を祈りたい。

文章・図=杉野 雅昭
text・figure=Masaaki Sugino

4-1-2-3編は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/n8b7ee800fa78

4-2-3-1編は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/nb91f911826b4

4-4-2編は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/nbb06c4f61497

全体の詳細な補強ポイントは、Part5を確認下さい。

Part5は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/nba18b52c99ad#cb6ba3bb-3af4-4b1c-ac71-46ff38eba154

筆者紹介

杉野 雅昭
 某ゲームから野球派からサッカー派へと移籍。当時チーム名が、ジェフユナイテッド市原であった現ジェフユナイテッド千葉に興味を持つ。オシム(監督)と阿部 勇樹(選手)を中心にJリーグと代表をチェックしてきた。2008年より地元クラブであるファジアーノ岡山のサポーターデビュー。そこから、多くのファジの試合を見てきた。忘れることのできないエピソードが年々増え、シーズンを重ねる毎に想いは強く深くなり、2021シーズンは、初めて号泣。心からサッカー好きで、戦術の奥深さや、プレーの凄さなど、サッカーの本質での攻防にフォーカスを当てて、客観性と冷静さを意識した文章を投稿している。そのレビューへと突き動かす原動力は、サッカーへの情熱。熱さと冷静さを兼ね備えたフォーカスを今後も目指して、投稿を目指していくことで、サッカーの魅力の発信と、サッカーを通じた交流による、感動の共有と縁の繋がりが、楽しみ。ただ、たまに調子に乗り過ぎて失敗する悪癖もあるので、治したいとは思っている。そんな私ですが、noteやSNS、スタジアム等で、交流できたら嬉しく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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