2022ファジアーノ岡山にフォーカス13J2:第7節:H: ファジアーノ岡山 vs 岩手グルージャ盛岡「暗闇の道標~光を求めて~」

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1、前置き

 対戦前に、岩手(盛岡)について調べてみた。新興クラブの一つという認識であったが、意外にもJリーグを目指し始めた時期は近い。色々な背景があるものの、2003年より「いわてグルージャ盛岡」と、「ファジアーノ岡山」は、発足(結成)された。岡山の方が、Jリーグ参入及び、J2での戦いは長いものの、現在は同じリーグで戦っている。勝負の世界においては、早い遅いではなく、強いチームが上を目指せる。Twitterの呟きで、見かけたのですが、地域決勝でも既に対戦があり、筆者も2007年での対戦を確認できた。ただ、J2での対戦では初となるので、実質、初対戦といえる。

 その岩手は、試合前(6節消化地点)で、2勝2分2敗の勝ち点8の12位。4得点6失点。4得点は、J2ワーストタイではあるが、6失点は、J2でも上位の安定感。

 ゴールの内容に目を向けると、千葉戦の18宮市 剛のセットプレーの得点も千葉の予測を上回る軌道に合わせての得点。琉球戦では、クロスからのこぼれ球に反応した14小松 駿太のゴール。五分五分のボールをマイボールにしたところを、ミドルシュートをドライブ気味にゴールに突き刺した37深川 大輔の得点。栃木戦では、左CKのこぼれ球のながれから、クロスをあげていくと、ゴール前において、高さと人数の勢いそのまま、CBの2牟田 雄祐が頭で合わせて同点ゴールを決めている。

 失点内容は、町田戦ではPK。琉球戦では、クロスからフリーの選手に足で流し込まれて失点。仙台戦では、仙台のドリブルを止められずに、守備を無力化されて、失点している。栃木戦では、シュートが雨の影響で、止まって絶妙なスルーパスになったことで、失点している。

 得点パターンと失点パターンを見たときに、守備を固めて、カウンターのリスクの少ないサイド攻撃を主体とした攻撃で、クロスからの得点や、セットプレーでの得点を狙っていくチームのようだ。岡山は爆発力のある個を活かすサッカーであるが、その分のミスが多く、カウンタ―を許す、大味なサッカーとは対極で、手堅いサッカー。この両チームが、ぶつかるとどういった展開になるのか、楽しみである。

 では、メンバーから見ていきたい。

 まずは、岡山のメンバーから、5柳 育崇と、23ヨルディ・バイス、27河井 陽介がスタメン出場を継続。高卒ルーキーながら初スタメンの22佐野 航大がどれだけゲームに絡めるか、加入後初スタメンの8ステファン・ムークの2試合連続ゴールに期待したい。そして、3阿部 海大と、25野口 竜彦は、本来のポジションとは違うSBでの位置での初スタメンとなり、どういったタスクを与えられているか、気になるところではある。前の三人の並びは今季初。リザーブには7チアゴ・アウベス控えているのも心強い。9ハン・イグォンのどういった選手が観れるかも楽しみ。ANが、誰がやるかにも注目されたが、4-3-3の継続で、更なる成長を示すことができるのかという気持ちを抱いた。

 そして、アウェイの岩手(盛岡)は、岩政先生と同じ鹿島のCBの系譜と言える秋田 豊監督が率いる。2トップの一角である13色摩 雄貴も鹿島ユース出身の選手である。岩手(盛岡)で、プレースキッカーである17中村 太亮の右足は要注意である。開幕戦でのFKの素晴らしい弾道でのFKは、多くのJ2サポーターの度肝を抜いた。そして、J3では圧倒的なフィジカルで、他の選手を圧倒してきた11ブレンネル。一人でカウンタ―が成り立つ要注意選手だ。4牟田 雄祐は、J1の名古屋やJ2時代の京都でプレー経験の有る選手で、ここまぜ全試合フル出場の守備の要であり、セットプレーでは気をつけたい選手。GKも若干19歳のハーフの長身GK41野澤 大志ブライトン。こうして見てみると、代えの効かないチーム戦術と成り得る選手を各ポジションに揃えていて、侮れないチームであることが分かる。そして、岡山県出身の22奥山 洋平が、リザーブに控えている。岡山出身の選手がプロの世界で増えると、岡山サポーターであり、岡山県民である私にとっては嬉しい。今後もどんどん増えて行って欲しい。

 さて、その岩手(盛岡)との一戦を振り返っていく。

2、サイドのスペース活用

 岩手(盛岡)は、徹底したサッカーを展開してきていた。前からプレスをかけてくるよというよりは、後ろを固める形を採用している。守備時には、5-3-2の形となり、スペースを消すという、3-4-2-1の強みの一つである。攻撃時には、3-4-3の3トップ気味になって、岡山の前がかりとなったSBの裏のスペースや、CBが持ち上がった広がったDFの選手間のスペースをカウンタ―で急襲する。そこに対して、岡山は、守備時5バックになる岩手(盛岡)の守備スタイルを逆手にとり、両SBが高く位置することで、攻撃に関与して、CBの2選手が、積極的にボールを持ちながらオーバーラップを仕掛けていく形である。

 ただ、前半の早い時間帯に、岡山が武器にしたい筈のセットプレーを6甲斐 健太郎に決められてしまった。岩手は、アバウトでもシュートやクロスを打つ(入れていく)ことで、その機会は多く、何度も危ないシーンを作られた。

 岩手(盛岡)が、よりリスクを小さくしていく中で、岡山が、ボールを保持して攻める形、両SB(IH)が、WGとのパス&ゴーと、スルーパスで、サイドから攻略を目指す。25野口 竜彦と、3阿部 海人が、5-3-2のサイドのスペースを活用して、分厚い攻撃が出来ていた。特に19木村 太哉が、中と外を使い分けて、裏への推進力が出せるスペースがあった時間帯は、見ていて期待感があったが、大宮戦に続き、クロスバーに阻まれてしまった。

 岡山の3トップに対して、岩手(盛岡)は、CBの3選手が、ついている形。SBに対しては、WBの選手が対応し、岡山のIHに対して、岩手(盛岡)のOHそれぞれついている。DHの選手は、20川本 梨誉の自由の制限と、中央への侵入を許さないフリーマンのような役割を担っていた。岩手(盛岡)の失点シーンを見ても、ここに侵入してくるドリブルに弱いため、その対策と、スペースがないチームに対しての、岡山の有力な打開手段。特にミドルシュートを中心とした。木山 隆之監督の言う「表からシュート」が、8ステファン・ムークに限られているため、サイドを自由に使わせて、中を固めるという守り方を採用したように見受けられた。

 ただ、このスタイルに抜け穴があって、左右のCBと左右のWGの所で、1対1という状況を作り易かった点にある。19木村 太哉が、パス&ゴーとスルーパスの主な得点パターンの内、スルーパスに近い形で、裏へ抜けて行くことで、チャンスを難度か作れた。10宮崎 幾笑も近い形を作れていたが、岩手(盛岡)の選手の守備対応がよく、19木村 太哉ほどは、チャンスは作れなかった。できれば、この形で同点に追いつく事ができていれば、後半にも似た形を作れたかもしれない。

 ただ、そういった展開に持ち込めず、1点ビハインドで、前半は終了。

3、大宮戦のデジャヴと前進

 後半は、サイドのスペースの所で、激しい攻防を繰り返していた10宮崎 幾笑に代わり、7チアゴ・アウベスを投入して、同点から逆転を狙っていく岡山。

 GKの2選手の負傷交代により、5-4-1のブロッグを布いて、20分近く、シュート1本の大宮戦と似た展開となった。大宮戦との違いは、5-3-2でサイドからクロスを入れていく崩しが出来るという活路があったこと。プレスのスタート地点やスイッチを入れる条件が緩いことで、23ヨルディ・バイスや5柳 育崇の縦にパスをつけていくことも出来ていたが、ブロックに対して、正攻法で攻めていたことで、5バックで、最終ラインを引き締めていた岩手(盛岡)の守備ブロックをなかなか崩せない。更に岡山の選手の運動量が落ちてきたことで、攻め手をより欠くようになった。

 一方で、岩手(盛岡)は、サイド攻撃や、カウンターを狙っていくことに、終始し、孤立してロストすることには抵抗はなく、人数をかけるというよりは、11ブレンネルのスピードと強さを活かしつつ、13色魔 雄貴が近くでプレーすることで形を作り、セットプレーに人数をかけることで、岩手(盛岡)は、自分達の武器をしっかり発揮できていた。

 その中でも8ステファン・ムークが、5バックのチームに対してのキーマンになる活躍を見せていた。ライン際での駆け引きや、空いているサイドから攻めの意識が行く中で、フィジカルに自身のある8ステファン・ムークは、こぼれ球への意識や中で待つ意識が高く、決定機を作れていた。

 対照的であるのが、9ハン・イグォンや39白井 陽斗といったスピードを武器にしている選手達である。なかなかスピードを活かす場面が限られて、存在感を示すまでには至っていない。ビハインドの状況での出場ということもあるが、スペースがないことによるものなのか、それともまだチームの中で、試行錯誤している段階なのから何れにせよ、スピードや決定力というのには、期待したい選手で、今後の活躍に期待したい。

 ただ、スペースを空かなかった原因は、岩手(盛岡)の守備対応にもあり、SBの食いつきが悪くなっただけではなく、DHとOHの3人で、岡山のSBに対応する機会が増えたことも影響している。前半の守り方であれば、WGが中で、勝負することもできたかもしれない。

 むしろ、問題は、7チアゴ・アウベスのしたかったプレーとチームの意図する攻撃が嚙み合わなかった事にある。7チアゴ・アウベスは、接触プレーを嫌う傾向にあり、CBの所で勝負する優先度が高くなかった傾向にある。そのため、前半のようにWGがCBとの1対1で抜かれるか止められるかというシーンは減った。実は、この時、7チアゴ・アウベスのしたかったプレーは、岩手(盛岡)の守備ブロックを崩す突破口になった可能性もあった。7チアゴ・アウベスのドリブルに対して、ボール奪取を試みようとトライしていたが、なかなか奪えないということで、7チアゴ・アウベスの個人技は、岩手(盛岡)に対して有効であった。

 しかし、岡山は、チームとしてロングパスを入れて行く、サイドに流して、クロスから得点を狙う意識が高過ぎて、7チアゴ・アウベスが、中に持って入っても、パスやドリブルで、中央で崩して、ミドルシュートやCFやWGへのスルーパスを中間から仕掛けて行こうという意識がかなり低かった。8ステファン・ムークは、多少そういった意識こそあるが、チームとして攻撃の意識を共有しなければ、パス交換での崩しが出来る訳なく、7チアゴ・アウベスからパスを受けた選手も、岩手(盛岡)のプレスが追いつく前に、勝負することなく、サイドに展開してしまうシーンが多かった。

 その結果、7チアゴ・アウベスのしたかった筈の中央からの崩しは、不発に終わり、ミドルシュートは、壁に当たるシーンが、どうしても多くなってしまう。それどころかサイドからの仕掛けを、岡山側で、7チアゴ・アウベスに誘導するようになり、WBとCBの2人を抜く必要のあるサイドからの仕掛けを、19木村 太哉と共に仕掛けるも、不発に終わってしまった。

 ただ、監督から「表からのシュート」というワードがはっきりと出た事で、この問題は、チームの課題として共有されることが予想され、この試合で、22佐野 航大が見せていた縦パスや細かいパス交換での崩しは1つのヒントで、そのパスを20川本 梨誉が、チームとして多い、スペースへのパスやクロスからのチャンスメークではなく、足下に入れて行くというパスも増えてくれば、攻撃の選択肢も増えてくるので、5バックに対する状況打破の活路が開けてくるかもしれない。

 この試合自体は、岡山が、チームとしての噛み合っていなかった中でも個の力でシュート数と支配率は伸びたが、現役時代は、鹿島のCBであった秋田 豊監督らしい手堅いゲーム運びの岩手(盛岡)の前に、岡山は今季初の無得点で、敗れることとなった。ただ、課題もはっきりと2試合連続で出たことで、思い切った選手起用や若手起用で、チームとしての伸び代は、かなりあるようにも感じるので、下を向く必要はなく、自動昇格は絶望となってもJ1昇格チームと対決システムになって、初昇格できる可能性のあるポテンシャルのあるチームとも感じたので、まだまだシーズンの序盤ですし、そういったチームの成長と課題に目を向けつつ、これからの試合を楽しみたい。

4、求められる柔軟性

 7試合を消化して感じることは、サッカーの幅が狭いということである。その中で、試合毎に、新しい木山マジックという発見があり、個人的には、非常に楽しめている。ただ、それと同時に、選手の持ち味が、引き出しきれていない現状にもどかしく感じている。

 具体的に、どういった部分かと言うと、セットプレーである。得点こそ決められているが、精度の部分では、5柳 育崇と、23ヨルディ・バイス、15ミッチェル・デュークなどの高さを活かしきれていない現状だ。回数自体少ない中で、得点こそ決まっているが、これぞCKやFKで、高さを活かして綺麗に決めるということが出来ていない。ただ、チームとしてのロングスローやサインプレー、タイミングをずらすという工夫を見せているが、やはり速い球を正確に蹴れるキッカーというのが、欲しい。この辺り、補強の動きがあっても不思議ではない。強烈なミドルシュートが打てるという意味で、大きく精度を欠くこともあったが、速い球を入れて行く可能性のある28疋田 優人や、昨シーズン蹴る事もあった11宮崎 智彦といった選手にも期待したいところではある。

 もう一つは、前の項でも述べてたが、外からの意識が強すぎるという点である。中をドリブルで搔き乱すというよりは、とりあえず外に捌くというプレーが、第1、第2の選択肢となっている。ミドルシュートという怖さが7チアゴ・アウベスしかないことで、スペースを消すことと、サイドでの一対一に集中することで、対応されやすくなっている。何が何でもミドルシュートという訳ではなく、相手の弱そうな所を発見し、突いて、崩していくための選択肢を増やすこと。これが、出来なければ、大宮戦と岩手(盛岡)戦のように、リードした展開で、後半に入れば5バックにして、カウンターを狙っていくことで、守り易いチームになってしまっている。

 また、ビルドアップに関しても、25野口 竜彦と、3阿部 海人が入ったことで、良くなったという訳ではなく、岩手(盛岡)のプレスの意識が低かったことが大きい。この辺りは、前からくるチームに対して、どこまで攻撃に関与できるかで、16河野 諒祐や41徳元 悠平からレギュラー奪取できる可能性も十分ある。特に、3阿部 海人の守備対応は、安心感があり、今後の出場機会は増えてくるのではと期待の持てるパフォーマンスであった。

 そして、なんと言っても22佐野 航大が良かった。90分間走りきったスタミナという武器だけではなく、効果的な縦パスや意表を突くプレーができていた。失敗を恐れない積極性と、自信に溢れるプレーは、ルーキー離れしている。既にアシストも記録しており、こういった選手を、積極的に起用していく木山 隆之監督の起用法には好感がもてる。将来的には、J1からのオファーが届いても不思議ではなく、岡山出身の選手であることを考えても、岡山を代表する選手となっていって欲しい。身近に、河井 陽介という最高のお手本と言える選手がいて、清水における河井 陽介のような存在となれる日が来ても不思議ではなく、27河井 陽介という選手が、岡山に来てくれて良かったと感じている。22佐野 航大にも、そういった選手になって欲しいと同時に、世界に羽ばたいて、いつか日本代表に昇りつめてくれるのではないかという夢のある選手である。

5、次節に向けて

 今節の岩手(盛岡)戦では、負けてしまったが、ターンオーバーを採用し、収穫もあった試合である。勝ち点こそ、失ってしまったが、ゴールに迫った19木村 太哉。プロで初のフル出場の22佐野 航大。3阿部 海人や、25野口 竜彦といった若い選手達の躍動が、光った。

 中盤、終盤に向けて、残留争いするのではないかという絶望というよりは、何かをきっかけに、急浮上して、再び昇格争いに絡める可能性を秘めたチームに、私は感じる。毎試合そういった前進があり、次節もそういったことに期待したい。

 それにしても昇格組の岩手(盛岡)は強かった。秋田や岩手(盛岡)といった、J3昇格組の完成されたサッカーができるチームの対戦というのは、やはり難しいゲームとなる。そういった意味で、次節の昇格候補である山形に対して、どこまでやれるのかというのは、「表からのシュート」を増やすというのもどれだけクリア出来ているかは、気になる所ではるが、恐らく山形は、山形のサッカーをしてくる。そうしたチームに対して、自信を失わず、果敢に挑んで、自分達のサッカーで、勝ち点3という結果を掴んで欲しい。

文章・図=杉野 雅昭

text・picture=Masaaki Sugino

ファジ造語

チアゴタイム
 7チアゴ・アウベスのプレーの一つ一つにサッカーを楽しむという遊び心があり、そこに技術が伴った左足の凄さを称えて「悪魔の左足」と、呼ばれている。その左足を活かして、何処からでも何時でも狙っていて、7チアゴ・アウベスが出場している時間帯は、岡山の大きな得点源と言える。

本山丸(イメージは真田丸)
 大阪の陣で、大阪城に迫る徳川の軍勢に対して、真田丸は、大阪城の弱点を補う出城として築かれた。23ヨルディ・バイスと5柳 育崇の弱点は、釣り出されたときや、スピードであるが、26本山 遥かが主に、そういった守備対応をすることで、3選手の良さをお互い引き出すことで、守備が安定して、堅守を構築に繋がっている。

参考
2022ファジにデータでフォーカス2
「中盤の真田丸(本山丸)」

2022 J2第2節 岡山 1-1 徳島 レビュー
は、こちら(別サイト:SPORTERIA)。
URL:https://sporteria.jp/blog/sugi8823/6905499896963403777

ヤバス要塞
 語呂を意識して、5柳 育崇の「ヤ」と、23ヨルディ・バイスの「バとス」の二文字を抽出して、「ヤバス要塞」と、表現した。防衛において重要な地点の砦。砲台もある砦のことも指す。高い対人守備だけではなく、ロングパスの精度やセットプレーの得点力があり、まさしく要塞と言える。攻守で強みを発揮できる「ヤバス要塞」として、難攻不落を目指す。

梅田アウォール
 ファジの最後の壁。ファイアウォールに比喩した表現。戦術や個の力、連動性といった攻撃で、ゴールを狙ってくる様々な攻撃をシャットアウトする。そして、バックパスの受け手として、フィードや組み立てる一人として、パス交換(情報通信)。後方からの冷静なコーチング(情報の発信)。多くの情報を整理し、最的確な決断ができるGKである1梅田 透吾の良さを表現したファジ造語。

0バックシステム
 攻撃的で積極的なオーバーラップや得点力のあるCBである5柳 育崇や23ヨルディ・バイスのCBの2選手と、SBが本職である26本山 遥といった流動性のあるDFラインを形成することで、攻守において、自由に動くことで、攻守での手厚い状態を作り、数的不利になりがちな局面で、数的有利の攻撃シーンを演出し、守備でも積極的なアクションで、事前にピンチの芽を摘み、流動性から生じる集中力と緊張感から、カバー&フォローで、リズムを作り出す戦術システムのファジ造語。

筆者紹介
 某ゲームから野球派からサッカー派へと移籍。当時チーム名が、ジェフユナイテッド市原であった現ジェフユナイテッド千葉に興味を持つ。オシム(監督)と阿部 勇樹(選手)を中心にJリーグと代表をチェックしてきた。2008年より地元クラブであるファジアーノ岡山のサポーターデビュー。そこから、多くのファジの試合を見てきた。忘れることのできないエピソードが年々増え、シーズンを重ねる毎に想いは強く深くなり、2021シーズンは、初めて号泣。心からサッカー好きで、戦術の奥深さや、プレーの凄さなど、サッカーの本質での攻防にフォーカスを当てて、客観性と冷静さを意識した文章を投稿している。そのレビューへと突き動かす原動力は、サッカーへの情熱。熱さと冷静さを兼ね備えたフォーカスを今後も目指して、投稿を目指していくことで、サッカーの魅力の発信と、サッカーを通じた交流による、感動の共有と縁の繋がりが、楽しみ。ただ、たまに調子に乗り過ぎて失敗する悪癖もあるので、治したいとは思っている。そんな私ですが、noteやSNS、スタジアム等で、交流できたら嬉しく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。


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自分の感じた事を大事にしつつ、サッカーを中心に記事を投稿しています。今後とも、よろしくお願いいたします。