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2022ファジアーノ岡山にフォーカス24岡山 vs 千葉 「対極の衝撃」

2022 J2 第29節 Home
ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉
『 対極の衝撃 』

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 悔しい引き分け。綺麗なカウンターでの失点に、試合の印象を上書きされてしまったが、岡山のゴールは、パス交換・仕掛け・崩し・フィッシュの全てが良かった可能性を感じた得点。支配率が、岡山49%、千葉51%。シュートは岡山11本、千葉9本の激戦を振り返っていく。

1、暑さと熱量

 少し歩くと、汗をかいてしまう。容赦ない日差しは、暑さに拍車をかけている。日焼け止めで、気休め程度にしかならないが、対策した上で、水防補給をこまめに行う。スタジアムINするも暑いため、体重の天敵である白い悪魔「ソフトクリーム」を食べることで、体温を落ち着かせて、キックオフを迎えた。

 個人的に、木山 隆之監督の起用法に注目していた8ステファン・ムークは、メンバー外となった。長期的に考えると、22佐野 航大を軸としたチーム作りを進めていくことになると、以前書いたが、外国籍枠があるとしても序盤戦の主軸であった8ステファン・ムークが、メンバー外の試合が続くことになるとは夢にも思わなかった。それだけ22佐野 航大の存在感が、日に日に高まっている。

 千葉のメンバーも見てくと、この試合から25末吉 塁と、32高橋 壱成が、怪我から復帰し、久々のリザーブメンバー入りとなっている。特に25末吉 塁は、昨季の最終節に、初ゴールを決められた岡山にとっては、嫌な選手である。30田邉 秀斗も加入後初スタメン。

 試合前に、知り合いの千葉サポーターの注目選手として名前の挙がった高木 俊幸は、完全復活と評価されていたのが、この試合からの復帰のようである。しかし、その試合で、まさかの17分での負傷交代となってしまった。岡山も19木村 太哉が長期離脱中で、梅田 透吾も怪我で、岡山を離れるのが、早くなってしまった。勝ちたい気持ちが強い時に、不謹慎だが、不覚にもアクシデントを喜んでしまう心情を完全に否定することこそ出来ないとしても、口に出すことやSNSで、発信することは、避けたいものである。大事に至らないことを祈りたい。

 色々と触れて行きたい所ではあるが、長くなるので、割愛して試合に入っていく。

 スポーツナビの予想布陣は、岡山が、3-3-2-2であったが、実際は、4-2-3-1であった。千葉も予想は、4-4-2であったが、実際は3-4-2-1となっていた。

 SB争いは、41徳元 悠平と16河野 諒祐が、現段階では制したと考えて良い。SBとしては、11宮崎 智彦と24成瀬 竣平と実力伯仲かもしれないが、41徳元 悠平と16河野 諒祐には、+αがある。この試合でも41徳元 悠平は、ロングスローと後半の形である3-3-2-2の攻撃的CBもできるという武器を存分に発揮していた。16河野 諒祐プレースキッカーとしての才能を開花させ、クロスと合わせて、リーグ屈指のアシストを誇る攻撃的なSBへと成長した。

 そうしたメンバーで戦う試合の方だが、前半は、千葉がサイドを主体としたクロスからポストバーに当たる危ないシーンを作られたことが示す通り、岡山は、サイドからの崩しに苦しんだ。

 一方で、岡山は、前からの厳しい守備からの攻撃と、サイド攻撃とロングパスを織り交ぜた攻撃で、ゴールに迫るも決定機はなかなか作る事ができなかった。

 千葉の堅い3バックに対して、崩しきる事こそできなかったが、アウェイのフクアリとは違った内容で戦えたことで、確かな手応えを感じた前半となった。

 両チームともフィジカルを売りにしていることもあって、フィジカルコンタクトは、この試合の目玉の1つであった。23ヨルディ・バイス、5柳 育崇、15ミッチェル・デュークが強い事はもちろんだが、11人全員が怯まず戦えるのが、今季の岡山である。一見、フィジカルコンタクトに弱そうな14田中 雄大が、屈強な選手と激しいボールの奪い合い、高卒ルーキーの22佐野 航大も負けずに戦う。それが、岡山である。スコアこそ動かなかったが、その一部を出せた前半を終えて、勝負の後半に向かう。

2、対極の至高

 0-0で折り返し、後半から7チアゴ・アウベスを投入し、岡山が先制したが、千葉も勝負の3枚替えで、同点ゴールを呼び込まれてしまった。この両チームのサッカーにおける攻防、特に岡山を中心に振り返っていく。

 まずは、岡山の3-3-2-2(3-1-4-2)に関してである。このサッカーの強みは、どこにあるのか?それは、攻撃に人数をかけることができる点にあるだろう。2トップの15ミッチェル・デュークの高さや強さ、7チアゴ・アウベスの決定力。この2選手も流石に孤立してしまうと、なかなか得点を奪うのは、難しい。

 この孤立した時の事に関しては、岡山の序盤戦を考えると、明らかで、15ミッチェル・デュークが競り勝っても、味方に繋がらないことで、攻撃が単発に終わる事も少なくなかった。しかし、この3-5-2の前の並びであれば、相乗効果が期待できる。サイドに周ることになる22佐野 航大の突破力がより活きるだけではなく、トップ下と違って、中へ意識を集中できることで、効果的なパスが出る確率はより上がる。

 逆サイドの16河野 諒祐に関しても一列前に上がる事で、攻撃により関与できるようになる。前節の新潟戦と、今節の千葉戦で、両名が、それぞれアシストを記録しているのは、決して偶然ではないだろう。

 そして、インサイドハーフとなった27河井 陽介(44仙波 大志)と、14田中 雄大のコンビも近くでプレーすることでより自分達の武器を発揮しやすくなっている。

 27河井 陽介は、止める・蹴るという基礎技術で、密集地帯でのボールの運び役として、中と外を連結させることができる。44仙波 大志も広島で3バックをしていることもあり、並びが違ってもシャドー2枚で崩すというラストパスを狙うという役割に慣れている。

 14田中 雄大もアジリティを活かした混戦こそ真価を発揮できる。奪われても奪い返す。ファーストディフェンスやゴールを陥れるゴール前での動き出しの秀逸さ。

 こういった2列目が、前線をサポートすることで、超攻撃的なサッカーを可能としている。実際に、15ミッチェル・デュークが、競り勝って裏へ7チアゴ・アウベスが、裏へ抜け出すというシーンも作ることができている。38永井 龍は、今の所、出番はないが、この形であれば、38永井 龍の活躍も期待できる。

 人員を効果的に配置する事で、高い得点力を誇る形ではあるが、当然弱点もある。

 千葉の得点を許したシーンがまさしくその弱点の形である。岡山がテンポよくパスを繋いでいたように映ったが、15ミッチェル・デュークの14田中 雄大ヘのラストパスが緩くなってしまった。そこを見逃さなかった30田邉 秀斗が、インターセプトするとそのまま持ち上がっていく。

 その推進力は凄まじく、26本山 遥をもってしてもデュレイすら出来ずに置き去りにされてしまった。5柳 育崇と23ヨルディ・バイス、41徳元 悠平も揃っていたが、並走するにもスルーパスで振り切られて、40櫻川 ソロモンの中へのクロスを許してしまった。そのクロスは、23ヨルディ・バイスが懸命に伸ばした足も届かず、41徳元 悠平も戻り切れてなかったスペースに走り込んだ27チアゴ・デ・レオンソに、41徳元 悠平のまさしく前で、無情にも押し込まれてしまった。

 驚くべきことは、その長い距離をドリブルで運んだ30田邉 秀斗もゴールを決めた27チアゴ・デ・オレンソもこの時間帯に、これだけ走り切れたことである。練習は、裏切らないと良く言われるが、このゴールは、まさにオシム時代の千葉の走り勝つサッカーを想起させるものであった。

 J2に降格後に苦しんで来た千葉であったが、尹 晶煥監督の下、新たな走るサッカー、強く走るサッカーとして、昨季終盤の無敗ロードを含め、復権の兆しを感じさせるサッカーができている。岡山が、去年からこの試合まで3連敗していたのも決して偶然ではない。千葉の歴史が、千葉の魂は、常に上を目指している。

 気持ちと結果は、必ずしも=とならない。岡山だって気持ちだけであれば、どのチームにも負けないという気持ちを持っている。それは、どこのクラブも一緒であると思う。Jリーグを見始めたのが、千葉(当時は市原)であった私からすれば、失点は確かに悔しいものであるのも事実であるが、同時に千葉の強さを感じられて、感慨深いものがある。

 ただ、岡山にとって、悪いだけの失点ではない。結果だけみれば悔しくて惜しい失点であるが、ボールロストするまでの過程の内容の良さや、失点の後にも反撃するチャンスを作れた事。そして、奇麗なゴールを含めて、苦し紛れの勝ち点1ではなく、岡山の良さも出せた勝ち点1であったこと。

 これは、次の試合に十分期待できるものであった。試合後の選手は、非常に悔しそうで、笑顔の選手はいなかったが、選手の懸命なプレーにサポーターが、勇気を貰えている通り、試合後のサポーターの拍手や気持ちは、選手に届いていると信じたい。

 精神的にポジティブな部分を語った後で忍びないが、この形の課題を述べるとことになるが、この攻撃の爆発力と失点する脆さ。これは、昨季の愛媛が、恐らくこの形を採用して、得点も決める事ができていたが、守り切れず降格圏から浮上することができなかった。

 有馬ファジもこのシステムの愛媛のサッカーには、難しい展開となることが多かった。28疋田 優人のゴールなどで、引き分けたが、内容は、かなり攻められた印象が、残っている。

 そのサッカーを15ミッチェル・デュークと7チアゴ・アウベスのWエースが2トップを担う時間帯の破壊力を活かす事ができれば、十分勝ち切れる試合ができる筈である。良い時間帯に点を決めて、勝ち切れる爆発力を秘めたサッカーである。

 一方の、カウンタ―のリスクへの対策と、攻撃を完遂させる完成度を残り試合で、少しでも高めて行くことが必須である。昇格に向けて、上位が引き分けたことで、縮めるチャンスで、横浜FCと勝ち点1のみしか縮めることができなかったが、この足踏みを大きな前進の勝ち点1にするためにも、より高いレベルのサッカーを目指しての大型連勝からの逆転での自動昇格の可能性がある限り、そこを目指す後押しの応援をしていきたい。

3、岡山への雑感

 攻撃に傾倒しているのではないか?こういった声が出てくると思うが、岡山の近年の共通の苦しみは、得点力不足である。今季は、2021シーズンの有馬ファジの40点に、後2点と迫っていて様子が違う。

 今季の岡山は、選手起用もサッカーの方向性も積極的である。常に攻めてきたからこそ、真剣勝負の間合いを経験することで、選手の連係、サッカーの成熟、そして、選手の成長へと繋がって来た。

 毎試合収穫と課題があった。と同時に、選手評価に対しても厳しく、選手の動きも激しくなっている。チームを去ってしまうことは悲しい事ではあるが、私は、試合に出られないのであれば、期限付き移籍によって、選手の成長を促すことも大事だと思っていたので、ホームグロウン制度を遵守した上での武者修行の意味合いも兼ねた期限付き移籍に、どんどん出すべきであると思いますし、それこそ選手が、戻って来てくれるという事を信じて送り出して欲しいと思う。

 もちろん、22佐野 航大のように自クラブで、積極的に起用して、成長できるのが一番であるが、全ての選手が、そうできる訳では無い。今季の岡山のように、変化と失敗を繰り返して行く中での、選手の新陳代謝は、チームに大きなエネルギーを生み出す。そして、ここまで新生岡山を印象づける戦いと順位を維持できている。

 後は、上位の壁、J1への壁を如何にこじ開けるのか。そういった厳しい戦いが待っている。本日の岩手戦で、よりそこに近づいて欲しいが、横浜FCを破った岩手にどこまで戦えるか。前半戦の雪辱を果たして欲しい。

4、観戦記

ナッツカリー
マンゴーなんちゃら(忘れたフィジー?みたいな感じだったような?)

 フーズを買って、車で食べる事が多い。ファジのカレーは、刺激レベルの辛いのは駄目であるが、辛い時もあるが、ここのカレーは、辛うじて食べる事ができる。この日のカレーは、辛いけどナッツを食べた印象が強く残っている。

 飲物の方は、飲むヨーグルトに果汁?を凍らせて粒上にしたものが入って、ひんやりを維持した上で、甘さと酸味が絶妙だった。

千葉サポ

 多くの千葉サポーターが来場して下さっていて有難い。旗を振るというのは、動きがあって存在感がある。視界を遮るので、それなりのチーム愛がないとなかなか浸透しないが、アウェーゾーンに来るサポーターにとっては、それは小さな障害であるケースが多いだろう。

 サッカーゆっくりみたい私は、苦手であるが、それは人それぞれであるだろう。

千葉イレブン

千葉は、無駄な動作は少なく、規律がとれている。

岡山イレブン

距離感や仕草を含めて、まさにフリーダム!

千葉イレブン
岡山イレブン

9ハン・イグォンが小さく錯覚する5柳 育崇より背の高さ。
そして、それを上回るファジ丸。
よく見たら、22佐野 航大の立ち位置だけで、存在感と成長を感じる。

岡山の円陣
千葉の円陣

今回は、キックオフ前でしたが、動きがないシーンでの写真を増やしていこう思う。動きがある時は、試合に集中する。取り逃がし多謝ですが、極力、生観戦の雰囲気を発信していきたい。

文章・写真(図)=杉野 雅昭
text・photo=Masaaki Sugino

ファジ造語に
『 Wアタックシステム 』
を追加いたしました。

ファジ造語

チアゴ・タイム
 7チアゴ・アウベスのプレーの一つ一つにサッカーを楽しむという遊び心があり、そこに技術が伴った左足の凄さを称えて「悪魔の左足」と、呼ばれている。その左足を活かして、何処からでも何時でも狙っていて、7チアゴ・アウベスが出場している時間帯は、岡山の大きな得点源と言える。

本山丸(イメージは真田丸)
 大阪の陣で、大阪城に迫る徳川の軍勢に対して、真田丸は、大阪城の弱点を補う出城として築かれた。23ヨルディ・バイスと5柳 育崇の弱点は、釣り出されたときや、スピードであるが、26本山 遥かが主に、そういった守備対応をすることで、3選手の良さをお互い引き出すことで、守備が安定して、堅守を構築に繋がっている。

参考
2022ファジにデータでフォーカス2
「中盤の真田丸(本山丸)」
2022 J2第2節 岡山 1-1 徳島 レビュー

は、こちら(別サイト:SPORTERIA)。
URL:https://sporteria.jp/blog/sugi8823/6905499896963403777

ヤバス要塞
 語呂を意識して、5柳 育崇の「ヤ」と、23ヨルディ・バイスの「バとス」の二文字を抽出して、「ヤバス要塞」と、表現した。防衛において重要な地点の砦。砲台もある砦のことも指す。高い対人守備だけではなく、ロングパスの精度やセットプレーの得点力があり、まさしく要塞と言える。攻守で強みを発揮できる「ヤバス要塞」として、難攻不落を目指す。

梅田アウォール
 ファジの最後の壁。ファイアウォールに比喩した表現。戦術や個の力、連動性といった攻撃で、ゴールを狙ってくる様々な攻撃をシャットアウトする。そして、バックパスの受け手として、フィードや組み立てる一人として、パス交換(情報通信)。後方からの冷静なコーチング(情報の発信)。多くの情報を整理し、最的確な決断ができるGKである1梅田 透吾の良さを表現したファジ造語。

0バックシステム
 攻撃的で積極的なオーバーラップや得点力のあるCBである5柳 育崇や23ヨルディ・バイスのCBの2選手と、SBが本職である26本山 遥といった流動性のあるDFラインを形成することで、攻守において、自由に動くことで、攻守での手厚い状態を作り、数的不利になりがちな局面で、数的有利の攻撃シーンを演出し、守備でも積極的なアクションで、事前にピンチの芽を摘み、流動性から生じる集中力と緊張感から、カバー&フォローで、リズムを作り出す戦術システムのファジ造語。

木山ファジVer1
 2022シーズンの開幕からトライした新システムの4-3-3。超攻撃的なサッカーで、7チアゴ・アウベスを軸とした、自由と個の力を前面に展開していく。選手のコンバートやルーキーの積極起用で、勢いと爆発力があった。攻撃だけではなく、前からの守備でも効果的で、嵌める・奪うから得点に繋げることのできた試合もあった。ただ、対戦チームの対策が進む中で、勝ち点3が遠く、順位を下げて行く中で、4-3-3の戦術的アップデートの一時中断からの路線変更を余儀なくされた。

木山ファジVer2
 10節という節目で採用された4-4-2。4-2-2-1-1とも言える形で、4-2-3-1とも言えるが、ダブルボランチを採用することで、攻守での安定感が高まった。有馬ファジの4-4-2とは違い攻撃的な選手と、ロングパスの得意な選手が多く、速攻を主体として、速さ・強さ・高さを前面に出して、ゴールに出したことで、今季のメンバーに寄せた4-4-2。効果的なサイド攻撃やカウンター攻撃は切れ味鋭く、中央ラインの強固さで、J2屈指の堅守となった。

ヤバスギタ山城
 柳の「ヤ」、バイスの「バ」と「ス」、喜山の「キ(’’)」、堀田と梅田の「タ」、そして本山と喜山の「山」。まさしく攻略の難しい山城。そしてセットプレー=飛び道具が効果的な組み合わせとして、岩政 大樹時代を彷彿させる高さと強さを感じる。今後も色々な選手や形を試して行く中で、より強固にして欲しい。

木山ファジVer2.5α
 現状の個の力に赴きをおいたサッカーに組織力を強化することで、攻守でのより高みを目指す。特に重視するのが、「主導権を握るサッカー」。ただ、現状は、後で回すだけに留まり、プレスを受けてしまうことやパスコースが限定される中で、前線の選手の自由が制限されてしまうことで、パスがカットされたり、ゴールに向かってシュートに行く前に奪われたりと、逆にカウンターを受ける事が多くなってしまっている。もしかすると、別の形を模索することとなるかもしれないが、現状は明確な方向性のサッカーを体現できていない。

木山ファジver3
 前半は、15ミッチェル・デュークを軸としたサッカーを展開し、7チアゴ・アウベスの投入を皮切りに、パスに赴きを置くサッカーに展開して行く中で、22佐野 航大のプレーの変化や15デュークと7チアゴの連携、SBの関与、セットプレーの回数を増やす事で、ゴールに迫るスパークをかけることで、90分間での得点機会増に繋がっている。ただ、自分達が主導権を握るサッカーという点では、依然として課題が残っている。そこを残り約10試合で、カバーできるかどうか。

Wアタックシステム
 3-3-2-2(3-1-4-2)の超攻撃的な布陣。前での1+1≦る人数をかけた攻撃と、終盤での前からの守備の両者を人数をかけることで距離感を近く保ち、連動性のある攻撃と絡みつくような守備で、ゲームの主導権を握る事ができる。課題は、ゲームの〆方。攻撃を得点に繋げ、如何に守備の安定へのカードを切れる展開にできるかが、今後の課題。

筆者紹介
 某ゲームから野球派からサッカー派へと移籍。当時チーム名が、ジェフユナイテッド市原であった現ジェフユナイテッド千葉に興味を持つ。オシム(監督)と阿部 勇樹(選手)を中心にJリーグと代表をチェックしてきた。2008年より地元クラブであるファジアーノ岡山のサポーターデビュー。そこから、多くのファジの試合を見てきた。忘れることのできないエピソードが年々増え、シーズンを重ねる毎に想いは強く深くなり、2021シーズンは、初めて号泣。心からサッカー好きで、戦術の奥深さや、プレーの凄さなど、サッカーの本質での攻防にフォーカスを当てて、客観性と冷静さを意識した文章を投稿している。そのレビューへと突き動かす原動力は、サッカーへの情熱。熱さと冷静さを兼ね備えたフォーカスを今後も目指して、投稿を目指していくことで、サッカーの魅力の発信と、サッカーを通じた交流による、感動の共有と縁の繋がりが、楽しみ。ただ、たまに調子に乗り過ぎて失敗する悪癖もあるので、治したいとは思っている。そんな私ですが、noteやSNS、スタジアム等で、交流できたら嬉しく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

代表作
2021ファジアーノ岡山にフォーカス46
J2:第42節:ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉
「有難う有馬さん、有難う椎名さん、有難うファジ」

は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/n511a1b501907

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自分の感じた事を大事にしつつ、サッカーを中心に記事を投稿しています。今後とも、よろしくお願いいたします。