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読書日記~井田真木子「フォーカスな人たち」の巻。

・井田真木子「フォーカスな人たち」(新潮文庫)

 井田真木子さんの本で私がもっとも好きなのは「プロレス少女伝説」だったりするんですが、アパートを引き払う際に紛失してしまったようで見当たりません。。
女子プロレスが本当に好きだったので、「デラックス・プロレス」を購読したり、えのきどいちろうさん「女子プロレスによろしく」も買ってました。

 井田さんの本はとりあえず見かけたら買い!と決めていたので、一番好きな「プロレス少女伝説」はないものの、「フォーカスな人たち」と「十四歳」は実家に持ってきています。

 今回は「フォーカスな人たち」についてです。
新潮社からこういうタイトルの本が出ている意味がわからない人が多数派になってしまっているのか考えてしまいますが、私がお手伝いしている直美ズ(アラフォー世代)には「FRIDAY FOCUS FLASH」という曲がありますから、私の一回り下の世代にはかろうじて通じるということなのでしょうね。

 この本で取り上げられているのは黒木香さん、村西とおるさん、太地喜和子さん、尾上縫さんに細川護熙さんです。
私が読みたかったのは黒木さんと村西さんについてが中心でしたね。
この本を買った頃には既に本橋信宏さんの諸作を読んでましたから、内側から見た村西さんのエピソードは割と頭に入っていたのです。

 黒木さんと村西さんの別れはやはり悲しい別れで、村西さんのところには代々木忠さんの話もあって、かなり興味深い内容に。
元にっかつ社長堀雅彦さんや小林富之さん、田口ゆかりさんに清水節子さんなど、村西さんや黒木さんがメディアに出演していた頃、陰に隠れた存在となってしまった方々のその後についても触れています。想像以上に悲しい結末に驚いてしまいますが、村西さんのその後を知っているだけに複雑です。
代々木さんの村西さんに関する予言もまた深い。。
AVに関する本をまだまだ持っているので、近いうちにまた考えてみたいと思います。

 細川護熙さんについては正直、なぜあれだけ短期間に支持率が高まって、日本新党の議席数も高まり、細川さんが総理大臣になれたのか、わからない部分が多いんですよね。
リアルタイムで選挙権もありましたし、投票もしていたのですが、日本新党に対してどうしても熱狂できなかったし、共感することすらできなかった私です。

 太地喜和子さんや尾上縫さんについてはその筆力で非常に興味深く思ったし、初めて読んだ時の衝撃も思い出せるのですが。

 初めて読んだ時の衝撃やリアルタイムで問題に接した時の印象が、正直に言えば混ざり合ってしまっていますね。

 特に村西さんについては本橋信宏さんや日比野正明さんの言葉や文章が頭に入ってしまっているので。。
近いうちに本橋さんの本や、藤木TDCさんの本を読んで、まとまった形で村西さんというかダイヤモンド映像の作品について書いてみたいと思います。

 明日は先延ばしにしていた本について書くか、資料袋に入っていたリーフレットについて書くか迷っています。すみません。

 ではまたー。


 

 
 

 

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