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今月の獲物の分け前~泉谷しげる『吠えるバラッド+スカーピープル』編。

 noteを始めて、泉谷しげるさんの記事はことあるごとに書いてまして、既にマガジンという形でまとめています。

 泉谷さんは私が長い間聴き続けているアーティストで、一番夢中になっていたのは大学に通っていた時期なのでした。
ライヴに通い始めた時期の新曲が「果てしなき欲望」で、曲自体を取り上げたこともあります。

 この曲を収録したミニ・アルバム『スカーピープル』はビクターで単独の形でCD化されていて、当然持っています。

・泉谷しげる『スカーピープル』(VDR-4001/ビクター)

 これはビクターから発売されてますが、元々はSwitchレーベルから発売されてまして、泉谷さんがビクターに移籍してから、初CD化されたのでした。
オリジナルは1986年発売で、全曲の作詞・作曲は泉谷さん、プロデュースと編曲は忌野清志郎さんという体制で録音されたのです。
ミニ・アルバム発売前には練馬のT2スタジオでシリーズ・ギグが行われて、バックはボイス&リズムが担当して、忌野さんと仲井戸麗市さんがゲスト出演したのを観に行きましたね。
 ライヴで生演奏されたのがあまりに素晴らしかったのと、演奏が終わってからスタジオ・ヴァージョンが流れて感動しながら帰ったのでした。

 まだアナログ・プレイヤーを持っていない時期だったので、大学の友達にダビングを頼んだら「1曲目いい曲だった」と言われましたね。他の曲はともかく。。

 泉谷さんがビクターに移籍して、シングル「野生のバラッド」やアルバム『吠えるバラッド』を発売したり、インクスティック芝浦でLOSERとライヴをやったりしたのが1988年だったのかな?
インクスティック芝浦には忌野さんや桑田佳祐さんがゲストに出て、とにかく満員で息苦しい状況をハッキリ覚えてます。

 リアルタイムでは『吠えるバラッド』を当然買ったのですが、実家に戻った際に紛失してしまったので、『吠えるバラッド+スカーピープル』のCDが入荷したという連絡に迷いながら購入したのでした(すみません、実はここまでは前置きになります)。

・泉谷しげる『吠えるバラッド+スカーピープル』(NCS-10006/スピードスターレコード)

 2013年にタワーレコード限定発売の形で再発されたCD。2013年リマスターで、ボーナス・トラックとしてミニ・アルバム『スカーピープル』(忌野清志郎さんプロデュース作品)が収録されました。
ちなみにこの次の再発では紙ジャケット化されたのですが、この時期のシングル及びカップリング曲がボーナス・トラックとなり、『スカーピープル』は収録されなかったのでした。。
忌野さんと泉谷さんはその後、作品を制作する予定があったのですが、諸々の事情で実現せず、本格的コラボレーションとしてこのミニ・アルバムは重要な位置にあります。
アルバム『吠えるバラッド』収録曲「美人は頭脳から生まれる」のピアノも忌野さんですが、本格的コラボとまでは言えないようやに思うんですよね。

 アルバム『吠えるバラッド』についてのリマスターについては、全体的にちょっとドラムスが大きめで聴きにくいように思いました。
この辺は好みもあるんですが、長時間聴くのはしんどいですね。すみません。
もちろん、あくまで個人の感想です。。

 『スカーピープル』に関しては元々ラフな音作りなので、ドラムスが大きめでも聴きにくいということはないですね。
これまた個人の感想です。

 リマスタリングは難しいですね。特に絶妙なバランスだった作品の場合は。

 泉谷さんの紙ジャケ再発もなんとか手に入れて比較してみたくなりました。
明日も今月の獲物の分け前を予定してます。
具体的に何を取り上げるかはまだ考え中です。お楽しみに。

 ではまたー。

 

 



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