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読書日記〜「レコード・コレクターズ」連載中 「矢野誠の点と線」

 入院中も「レコード・コレクターズ」の興味ある号は買いましたし、退院した直後に発売された先月号もかっていましたが、体調もあってなのか矢野誠さんの連載を読み飛ばしてしまったようで大反省してます。
特に先月と今月はかなり早い時期のブレッド&バターと矢野誠さんとのエピソードが強力過ぎるので、今のうちに書いておきたいと考えたわけなんですねー、ハイ。
じゃ、行ってみよー。

・「レコード・コレクターズ 2024年7月号&8月号」(ミュージック・マガジン)

 矢野誠さんとブレッド&バターの交流は彼らのデビュー数年後から始まります。
彼らのデビュー曲の作者が橋本淳さんと筒美京平さんだったことや、担当ディレクターが渡辺忠孝さんだった当時のスタッフとの矢野さんの関わりが出会いを呼んだわけです。
岸部シローさんとブレッド&バターが組んだシローとブレッド&バターのアルバム『ムーンライト』は名盤の誉れ高い作品ですが、矢野さんが担当した部分について一番詳しく書かれているのではないでしょうか。
シローとブレッド&バターからブレッド&バターに戻ったシングル「今はひとり」のエピソードもかなり強力な内容です。 
この秋には彼らの全てのシングルA面をまとめたCDが発売される予定ですなら、そちらで内容を確認してください。
と、だいたいここまでが先月号の内容でして。

 今月号はブレッド&バター初のライヴ・アルバム『ブレッド&バター』のストリングス・アレンジは矢野誠さんによるもねだったんですねー。
当時のエピソードなど、CDの解説では触れられていない部分も語られているのがとにかく貴重です。 
『素晴らしき船出』の後に発表されたことを考えるとひたすら興味深いですね。
南佳孝さんや吉田美奈子さんの録音のストリングス・アレンジも矢野誠さんだったと記憶していますので。
ただ、ブレッド&バターのストリングスは会場で録音されたものではなく、ダビングされたものだと知ってビックリしました。
特にストリングスがダビングされた初期の楽曲はオリジナルのレコーディング以上の仕上がりなように思えるからです。

 ブレッド&バターと交流が深い南佳孝さんの『摩天楼のヒロイン』を矢野誠さんの重要仕事だとするなら、それ以前の仕事であるシローとブレッド&バター『ムーンライト』も評価する必要がありますよね。
ブレッド&バター研究について、入院して中断してしまいましたが、この辺を加筆修正してまた書く予定です。
もう少しお待ちください。

 ではまたー。

 

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