香坂みゆき/ニュアンスしましょ～隠れ名曲、名演コレクション。

　一昨日が大貫妙子さん、昨日がEPOさんということでひらめいたのが、この曲なんですよねー。
実は頭の中で高見知佳さんの「くちびるヌード」とこんがらがってしまって、部屋の中から高見知佳さんのCDを探したけど見付からなかったのでした｡｡それは当たり前、だって高見知佳さんのCDは明らかに買ってないんですから｡｡
あ、香坂みゆきさんだと気づいたのは女性アーティストの『ゴールデン・ベスト』を入れたケースを発見してからでした。そんなもんです。

　香坂みゆきさんといえば「欽ドン」のマスコット・ガールという印象が強くて、デビュー当時の歌手の印象がほとんどないんですよね、私の場合。
なので、「流れ星」や「気分をかえて」にダウンタウンブギウギバンドのカヴァー「乾いた花」を聴いて、随分パンチのある歌い方になったんだなーと思ったのでした。
その後の「レイラ」や「東京が好き」辺りのシングル曲も好きでしたね。
アナログ盤でベスト・アルバム買った記憶があります。

そんな中テレビから流れてきたCM曲がこれだったんです。

　高見知佳さんが「くちびるヌード」を歌ったのはこの数年前のことで、EPOさん得意のオリエンタルなメロディで印象が被ってしまったのは、昔からのことでした。
ちなみに両方とも編曲は清水信之さんなんですよね。納得の仕上がりです。
　
　CMに使われたこともあってヒットしましたから、隠れ名曲、名演にカテゴライズするのはちょっと勇気が必要ですが、何分昔の曲ということでご容赦ください。
当時、「夜のヒットスタジオ」に出演された時の映像です。

　この曲のシングルが出た頃、香坂さんは中山秀征さん主演ドラマの「ハーフポテトな俺たち」に出演していた記憶があります。
そのドラマの主題歌はREBECCAの「フレンズ」なのでした。
あ、そういえばグラビアでも活躍されていましたね(雑誌「GORO」別冊の写真集が出ていたはずです)。

　それに歌手としての香坂さんで印象に残っているのは、カヴァー・アルバム・シリーズの『CANTOS』ですね。
ポップ、ジャズ、ボサノバの3枚が出ていて、3枚全てに「いっそセレナーデ」が収録されていました。(プロモーション・オンリーで『CANTOS BEST』が存在しています)。
　
　シンガーとしての香坂さんは正当に評価されていないように思いました。
シングル・ヒットがこの曲以外はほぼないということもあるんですが。
近年のテレビ出演時にこの曲を歌っている映像を見た感じ、まだまだ現役の歌手でやっていけそうだと思いました。

　EPOさんもですが、CMに使われてしまったことによって、作品やアーティストの魅力が薄まってしまうのはホントに残念ですよね。
発売から時間が経って正当に評価されたら素敵だと思う私です。

　「隠れ名曲、名演コレクション」は今日で一区切りして、明日から「ケースから一掴みの5曲」シリーズをやる予定です。お楽しみに。

　ではまたー。