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My Favorite Best Album~ブレッド&バター『BREAD & BUTTER COLLECTION』編

 昨日、一昨日とブレッド&バターの記事を書いたので、久々に彼らのCDを色々聴いてました。
その中で一番感動してしまつたのが、このCDだったんですよ。
今日はどこに感動したのか書いてみることにしました。
じゃ、行ってみよー。

・ブレバタ&バター『BREAD & BUTTER COLLECTION』(ALCA-433~5)

 1992年12月21日発売のブレッド&バターのCD のみのベスト・アルバムです。
このアルバムの珍しいところは3枚組編集で、しかも1枚はカラオケが収録されていることですね。
しかも、オリジナル・カラオケが収録されていまして、リード・ヴォーカルを除いたハーモニー・ヴォーカルやコーラスも残った形なんですよ。
これが本当に素晴らしいのです。

・ブレッド&バター『BREAD & BUTTER COLLECTION』の裏ジャケット~収録曲リスト

 カラオケ収録のDISC-3の冒頭はコロムビア時代の代表曲「ともしび」です。 
アルファ時代のこのヴァージョンはオリジナル・アルバム未収録でベスト・アルバム『サンデイ・アフタヌーン』収録曲です。編曲は松任谷正隆さん。ちなみにファンハウス移籍後(1987年)にアルバム『或る夜の出来事』を松任谷さんはプロデュースしています。

2曲目は同じくコロムビア時代の楽曲「夕暮れ(つらい夜)」(アルバム『バーベキュー』収録曲)です。
こちらも松任谷正隆さん編曲。松任谷さん編曲のコロムビア時代のセルフカヴァー曲ってどのくらいあるのか非常に気になります。

3曲目と4曲目は(アルファレコード2枚目の)アルバム『MONDAY MORNING』からの楽曲で、「MONDAY MORNING」と「クルージング・オン」が収録されています。
演奏はパラシュート。ティンパンアレー~YMO期に比べて、濃密というか複雑な演奏が展開されていますね。

5曲目も『MONDAY MORNING』収録曲なんですが、彼らの2枚目のシングル曲である「マリエ」です。オリジナルは割とフレンチ・フォークというか時代を感じさせる仕上がりですが、新録音のヴァージョンはかなり洗練され感じに仕上がっています。

6曲目はアルバム『PACIFIC』収録の「LOVE SAIL」です。
この曲の作詞は元サンハウスの柴山俊之さん。演奏はパラシュート。

7曲目は彼らの代表曲「あの頃のまま」。 『Late Late Summer』収録曲ですね。
作詞&作曲は呉田軽穂(松任谷由実)さん。
ハーモニー・ヴォーカルとコーラスの複雑さは圧巻の仕上がりですね。
編曲は細野晴臣さんと松任谷正隆さんがクレジットされてますが、松任谷さんストリングス編曲と推測されます。
おそらくベースは細野さんでドラムスは高橋ユキヒロさん。割とシンプルな編曲でカラオケではコーラスとストリングスが目立つ仕上がりになっていますね。

8曲目は「渚へ行こう」も『Late Late Summer』収録曲で、作詞の伊達歩さんとは伊集院静さんのペンネーム。作曲とリード・ヴォーカルは二弓さん。
編曲は細野晴臣さんと鈴木茂さん。これまた茂さんはストリングス編曲でしょうね。
カラオケという形だとストリングスが目立つ仕上がりで、シンプルな演奏という印象です。

9曲目は「湘南ガール」10曲目は「HOTEL PACIFIC」とアルバム『PACIFIC』収録曲です。
演奏は勿論パラシュート。松原正樹さん(と思われる)のギターが素晴らしいです。
ちなみに私が松原さんが最後にステージに立っているのを観たのは某お役所主催のブレッド&バターのライヴでした。

 カラオケ盤の印象としてはティンパンアレー~YMOはヴォーカルを活かす能力に長けているというか、それが最大の持ち味ですね。
パラシュートはもうちょっと時代の流れもあってか、演奏のインパクトが強いですね。
松原正樹さんが『Late Late Summer』辺りからYMOのセッションに参加するようになったというのは非常に興味深いところです。

 ティンパンアレー~パラシュートの個性の違いを研究するにはブレッド&バターを挙げて考えるとわかりやすいかもしれませんね。
明日はブレッド&バター以外の記事を書きたいと考えています。
追記~そう思っていたら、ブレッド&バターのアルバム未収録曲が入ったシングル届いたので未定になりました。。

 ではまたー。


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