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獲物の分け前・1月上京編3〜ムーンライダーズ+佐藤奈々子『Radio Moon and Roses 1979Hz』

 ムーンライダーズ関連のCDは極力買うようにしてますが、そんな中でも買い逃すこともあるんですよ。
これは買い逃しというか、発売時にタイミング逃してしまったからという感じですかね。
CDショップに入って、色々なアーティストのコーナーを覗いていたら、ムーンライダーズのコーナーにこれが並んでいてプライスをチェックしたらかなりお買い得だったわけです。
しかも帰ってみたら、未開封だったわけだから、メチャクチャお買い得だったな、とも。
じゃ、行ってみよー。

・ムーンライダーズ+佐藤奈々子『Radio Moon and Roses 1979Hz』(COCB-54348/日本コロムビア)

 このCDは1979年1月28日放送のFM東京「デンオンライブ・コンサート」をCD化したものみたいですね。
ムーンライダーズのアルバム『ヌーベル・バーグ』が発売されたばかりの時期ですから、実質的アルバム発売記念ライヴ(1979年の七夕)のほぼ半年前になるわけですよ。
ちなみにデンオンはコロムビア系列のはずですし、佐藤奈々子さんは日本コロムビア所属だった時期で、現在ムーンライダーズの作品をリリースしているのも日本コロムビアですから、偶然に偶然が重なっているわけです。

 このアルバムを慌てて買わなかった理由はラジオ用のスタジオライヴということであまり演奏や音質に期待しなかったからでしたね、多分。
それに1979年七夕のムーンライダーズのライヴが音盤化されていて、それを持っているのもありましたが。

 聴いてみた感想としては、予想以上に演奏も音質もよかったです。
佐藤奈々子さんも予想以上の楽曲には参加していて、役割的には『カメラ=万年筆』の方に近いかもしれませんね。
ムーンライダーズの名曲「悲しきセクレタリー」が入っていますし、奈々子さんと佐野元春さんの共作曲まで入ってますから、かなり嬉しいです。

 一番ビックリしたのはムーンライダーズの代表曲のひとつ「火の玉ボーイ」が奈々子さんと鈴木慶一さんの二人で歌われていることでした。
これはメチャクチャ珍しいかも。 素晴らしい。

 佐藤奈々子さんがデビューした時のミュージカルパートナーが佐野元春さんだったことと、その後ムーンライダーズの音楽と接近して、更にスパイを結成したり、加藤和彦さんのアルバムに参加したりと、日本のポップシーンの中での役割はもっと追求されるべきだと実感してしまいました。
色々ちょっと書きにくいな。。すみません。

 ではまたー。

  
 

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