垣内勇威さん『デジタルマーケティングの定石』の感想|実践しながら時々読み返したい本
この本は正直ヤバイ!
……つまり、すごく良かった。
「有料級すぎて正直教えたくない」
という感情と
「学んだことはしっかり発信したい」
という気持ちがせめぎ合い……
悩んだ末に
「うん、やっぱりアウトプットしよう!」
と決めた。
手に取った経緯
本を知ったのは、Schoo(スクー)で垣内さん担当の『デジタルマーケティング』の授業を見たから。
全ての回をチェックできてはいないが、
第1回 デジタルマーケティングの強み・弱みを把握する
第7回 開封率を高めるメールマガジンの実践法
の2つを視聴して学んだ。
授業を受ける中で
「この人の言うことは一般的なマーケティングの専門家とは少し違うものの、なんとなーく "確からしい" 気がする」
と感じ、紹介されていたこの本を読んだ。
「確からしい」
というのはなんとも言語化しづらいのだが、現在よく実践されているデジタルマーケティングの施策に不信感・違和感を感じていた私には響いた。
手に取った理由は、このように単なる "感覚" でしかなかった。
でも『はじめに』に
とあり、
「数多くのデータに裏付けられた話だったんだ。やっぱり私の印象は間違ってなかった……!」
と確信したのだった。
デジタルは「魔法の杖」じゃない
ブランディング、大量のデータから学ぶ、ABテスト、SEO、カスタマージャーニー、……
これらについて通常のデジタルマーケティング担当者が持っている(であろう)イメージを覆してくれる部分は、小気味良い。
「デジタル活用の目的はコストカットである」
「デジタルは万能ではない」
と宣言し、デジタルの特性を活かした施策を具体的に書いてくれているのが興味深い。
私がデジタルマーケティングについてふんわり想像していた内容とはまた少し違っていて、とても参考になる。
特に「人間の営業マンとデジタルツールの使い分け」の部分が、特に勉強になった。
あるあるすぎて共感の嵐……!
SNS運用は何度も担当しているので、ここには強く共感した。
公式SNSを伸ばす時に、既に有名なアカウント(キングジム、東急ハンズ、タニタなど)を参考にするように言われることもある。
だがよく考えてみれば、それらは世間一般に知られた企業のアカウントで、既に企業としてブランディングされている。
何の企業・サービスかも分からない弱小アカウントが目指すものとして方向性が違っている気もするし「そもそも可能なのか?」も全く見えてこない。
バズを期待してトレンドワードに乗っかるのではなく、丁寧に自社のお客様と交流をしながら地道に伸ばしていくのが現実的な方法だ。
内容を今後にどう生かす?
本を読んで「勉強になった」で終わらせるのではなく、せっかくだから自分のサービスにも生かそうと思う。
まず、この公式ホームページは大幅に変えるつもり。
ポエムを減らし、各サービスにランディングページを作りたい。
SEOもせっかく学んでいるのだから、良いブログ記事を書いて集客のために活用してみたい。記事数が必要だから、こっちは長期的な話だけど……
他に、集客についても学べることは多い。単にデジタル活用だけではなく、マーケティングの基礎的部分も書かれていた。
一朝一夕には沁み込んでいかないけど、おおよそのエッセンスは理解したと思う。また時々読み返そう!
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