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禁煙、頓挫する

まさかこんなことになるとは思ってもいなかった。
ふがいなさを感じながらも、不全感に苛まれている。

ことの顛末を記していきたいと思う。


つきまとい行為に遭遇

自宅から駅までの道のりの途中で男に話しかけられることが3回ほどあった。

男は年が少し上な感じだが、少し幼い印象を持っていた。
威圧的では無く、急に親しい間柄のように話しかけてくる。

もしかしたら、何かしらの障害を持っているのではないかと感じた。

話しかけられながら少しの間、わたしについてきて歩いてきた。
「かわいいね」などと言われるが、こちらは嫌悪感しか抱かなかった。

4回目に遭遇したときは、コンビニへ避難した。
少ししてコンビニを出ると、男は待ち伏せており、いつものように歩くわたしの横をついてくる。

突然、過去の性被害がフラッシュバックした。
隣では見知らぬ男が親しげに話しかけている。

過去のトラウマも相まって、怒りがワッと拭き上げてきた。
男にめがけて声を荒げる。
「てめー、つきまとってんじゃねーぞ!!」
すると男は下を向きながら来た道を戻っていった。

わたしは怒りでいっぱいになってしまった。
そして不安感も同時に感じていた。

「反撃されたらどうしよう…」

 冷静になってきたら、怖くなってきた。
わたしは家路につき、途中にある別のコンビニへと入っていった。
そしてたばこをひとつ購入した。

帰ってから、すぐにたばこを吸った。

喫煙の再発

禁煙外来も終わった今、吸い始めたタバコを簡単にやめることができない。

そして帰り道にまた男が待っているのではないかと不安感が拭えない。

トラウマのフラッシュバックやまた声かけられるのではないかという恐怖感もあり、タバコを頼りきりになる生活に逆戻りしてしまった。

簡単にはやめられないことと、再発はいつでも起こり得るんだということも痛感した。
自分ではまだやめられたとは言えなかったが、やめられるかもしれないと思い込んでいた分、自己不全感に襲われた。

せっかくやめられていたのに、いつでも振り出しに戻ることがある。

今はもう1日20本に戻ってしまった。
まだこれからのことはわからない。

このままやめられないかもしれないし、またやめられるときがくるかもしれない。

今はこのまま吸わせてほしいという気持ちでいっぱいである。

内科医の先生に打ち明けたら落胆していた。
そして、「今日からやめよう」と提案をしてきた。
しかし、今は難しい。

またやめられるときがくるまでこのまま吸わせてほしいというのが本音である。

精神障害を持ちながらの禁煙の難しさを実感したのだった。

今回はこれまで。

ではでは、またね。

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