言葉の賞味期限と「今の自分にしか書けないこと」ー『発信する勇気』を読んで
言葉には賞味期限がある。
「今しか書けない言葉がある」とは、『発信する勇気』の著者、末吉広臣さんの言葉だ。
自分の人生を振り返ったとき、書けることって本当にたくさんあるなぁと思う。
ハーフ第一世代として保守的な京都という街で生まれ育ったこと。そこでのさまざまな葛藤。アイデンティティの確立への苦闘。
バイリンガルとして育ったからこその、親との異文化コミュニケーションの壁や、「普通」とか「自分らしさ」を知ることの難しさ。
多言語話者だったからこそ、英語を学校で学ぶときに