「背中を見せる」が最強のリーダーシップ説
センター試験1週間前ですね。
生徒はもちろんですが、講師側もメンタルが問われる時期ですよね。
こういう体力的にも精神的にも厳しい状況ほど、
リーダーシップのあり方で状況が大きく変わりますよね。
リーダーシップの取り方は色々あると思います。
背中を押したり、
手を引いたり、
励ましたり。
リーダーシップはあくまで手段であり、
1つやり方で何もかも上手くいかないというのは十分承知の上で、
最強のリーダーシップは「背中を見せる」
なんだろうと思います。
「『背中を見せる』のがリーダーの役割だ」という知識自体はあったのですが、
「他の方法との違い」についてはあまり考えてこなかったんですよね。
色々試行錯誤する中で、今のところ行きついた考えをまとめます。
「背中を見せる」には「反作用がない」
手押し相撲をイメージしてほしいんですが、
相手を押したと思ったのに、自分が後ろに倒れちゃうときありますよね。
「押す」と同時に僕らは「押されている」わけですし、
「引っ張る」と同時に、僕らは「引っ張られている」わけです。
生徒の背中を「前」に押そうとすれば、自分が「後ろ」に押されるわけですし、
生徒を「上」に引っ張ろうとすれば、自分は「下」に引っ張られるわけです。
1人、2人が相手であれば、全く問題ないやり方ですし、
鍛えていけば、引き上げられる人数も増えていくとは思いますが、
必ず反作用は生じるので、じわじわ消耗していって、いずれ限界が来ます。
一方、「背中を見せる」って、引っ張ったり、押したりしないので、反作用が全くないんですよね。
反作用が無いということは消耗しにくいので、長期間にわたって、多人数に対してリーダーシップを発揮することができます。
じゃあ「背中を見せる」って具体的にどうするねん。
という話になりますが、究極の例が「イエス=キリスト」だと思います。
「背中」=「どう生きたか」「どう生きているか」
と言い換えても良いかと思います。
「イエス=キリスト」が亡くなったのは2020年前なわけですが、
2020年前に死んだ男の生き方が、その後に生きる何百億人もの生き方の指針となっているわけなんですよ。
日本人であれば「坂本龍馬」が代表例かもしれませんね。
「背中を見せる」というリーダーシップは人種も場所も時代も飛び越えるんですよね。
そもそも「引っ張る」とか「背中を押す」って言ってると、何か偉そうで嫌ですしね。
自分が真剣に楽しんで生きてて、ふと振り返ってみたら、なんかみんな付いてきる。
そんな風になってない時点で、まだまだですが、
こういうのを自分がまず乗り越えることが、「背中を見せる」ことだと思うので、
まずは今年の受験が終わるまで、誰よりも生徒の可能性を信じられる人間でいます!