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おひとりさま80♂ 続編

どうも~。終活日日是好日不動産のスエビバです。
本日は前回のおひとりさま80代前半の男性についての続編を書いていきます。

前回の続きの前に少し簡単におさらいさせて下さい。
生前契約利用者さん80代男性Aさんと病院から自宅にもどってきた私。自宅に入ると80代男性のおひとりさまの暮らしの現実を知る。生前契約の利用者であるAさんと今後について一緒に考えていく回になります。もしよろしければ、読んで下さい。



買い出しを終えて、Aさんの自宅に戻った私はまずAさんにお昼ごはんを食べてもらう為にダイニングテーブルの上を片付け、頼まれて買ってきたお惣菜を並べます。まずは、しっかりご飯を食べていただいて、ご機嫌を取ろうという作戦。食べている間に、キッチンのシンクに溜まっている洗い物やガスコンロのカビが浮いているお味噌汁を片付けます。ついでにゴミ袋に溜まっている生ごみを処分していきます。
あまり細かいところはやると嫌がれると元も子もないので、匂いの発生源を中心におおざっぱに片付けるイメージ。

そして、食事が終わるころを見計らい、少しずつ日常生活をどうされているのかヒアリングしていきます。

・食事はどうしているのか?自炊出来ているのか?
→食事は基本的に自炊。でも、最近は減ってきている。
・買い物に行けているのか?お弁当やお惣菜が多いのか?
→近くのスーパーやコンビニですませている。重たくなると大変なので、
 毎日その日に分を買い出しにいっているとのこと。 
・お風呂はどうしているのか?
→週に3回程度。
・洗濯は出来ているのか?
→週に2回程度。
・病院は?持病は?最近の体調は?
→最近2~3カ月少し体がけだるくて、普段動けていたことが後回しになってきている。持病はなく、病院にも通っていない。
・ご家族は?知人は?
→兄弟は他界。知人も高齢で疎遠。
・最近、不安に思っていることは?
→今回自宅で不意に転倒され、顔から落ち大事になったことについてかなり  ショックを受けているとのことでした。

Aさんにとっては、すごくショックなことでしたがある意味良い機会だと捉えれて少しずつ介護保険の手続きをしながらやっていきましょうと提案。

介護保険を利用すると、介護度にもよりますが買い物に行ってくれたり、食事を作ってくれたり、掃除をしてくれたりとご自身が今手の届きにくくなっているところのサービスを受けれる可能性があることをお伝え。
また、今回のような転倒を防ぐために手摺りなどの住宅改修工事の費用も出ることもあります。
もちろん、デメリットとしては自宅の中に人が入ることや費用が1割負担がかかることもお伝えします。
人によって考え方は様々なので、メリット・デメリットもそれぞれです。

Aさんはその気になってくれたので、その場で管轄の地域包括センターの連絡をとり、明日の午前には自宅までお話を聞きにきてくださることになりました。

とにかく、私としては今後のAさんの生活に人を介在させるようにしたかったので、地域包括センターさんに繋げることはとても安心しました。

今後の認定調査もあるので、今回は片付けはほどほどにして帰ります。
あまり片付け過ぎると自立出来ているとみなされ、介護認定が出くなるのもまずいので。

また、今後は何かあったら何でもいいので連絡をくださいと念押しをして帰りました。

結果、Aさんは要支援2だったと思いますが、介護を受けることが出来て自宅で過ごされています。

このように、人によっては介護保険制度は知っていても申請の仕方がわからなかったり、あるいは、人のお世話になること自体に抵抗があったり、人からの噂で家族と同居していると介護が受けれないと思いこんでいたりと様々です。

Aさんの場合は、生前契約をされており今回ご連絡をいただいたのでまだ最悪のケースには至らなかったですが、最悪なケースが起こることもやはりありますし、そのような事例も数多く経験してきました。辛いですが。。。

昔のように当たり前に家族がいて、家族の誰かが何かあればお世話をしてくれる時代ではなくなりました。とにかく、高齢期においては、住まいと暮らしとキーマンになる人を見つけておくことは本当に大切だと思います。

では今後も私が経験したことを書いていこうと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます!!
また、よろしければ私のNOTEを覗きに来てください(^^)/
よろしくお願いいたしますー!

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