おひとりさま80♂
どうもです。終活日日是好日不動産のスエビバです。
さて、本日は前職で経験した80代前半男性のおひとりさまについて書いていこうと思います。
80代前半男性の生前契約の利用者様のAさんから事務所に連絡が入りました。Aさんは自宅で転倒されご自身でなんとか救急車を呼び、近くの総合病院に運ばれたとのこと。病院で検査をしたものの骨折などはなく、転倒時に顔から落ちた出来た目のあたりの内出血があるぐらいで病院からもこのまま自宅へ戻ってよいとのこと。ただ、転倒の影響で体のあちこちが痛いので出来れば迎えにきてほしいとのご依頼でした。
直ぐに病院に急行し、Aさんと病院のエントランスの待合所でお会いしました。お電話で話されていたように、Aさんの目のあたりは内出血が酷くとても痛々しい。病院の支払い精算はまだ出来ていないとのことだったので、Aさんには少しお待ちいただいて代わりに支払いを済ませました。
支払い後、Aさんが待合所のベンチに腰をかけている姿は少し途方に暮れているようにも感じました。疲れていたこともあると思いますが。。
その後、タクシーでご自宅の団地に戻ります。タクシーの中でも少しお話をしました。毎日の暮らしはどうされているのか?介護保険の申請はされているのか?Aさんは寡黙な方で少しぶっらぼうな面がある方ですが、幸い質問をしたことにはお答えいただけました。なるほど~。。と思いながら。。
そして、ご自宅の中へ。これまでに数々のお部屋を訪問してきましたが、言葉は悪いですがなかなかの汚さでした。部屋を開けた瞬間に生ごみの匂いとコバエがたかっています。とにかく、平常心を装いAさんのいつもの定位置?にお座りいただきます。
まずは、少しでもAさんと打ち解けるために世間話をしながら、昼を過ぎていたこともあるのでお昼ごはんはどうされるのか?夜ごはんはどうされるのか?明日の朝ごはんはどうされるのかなど。お話をして、転倒して大変だから買い出しに行っていきますよといいながら、キッチンの周りや冷蔵庫を見ていきます。うん。うん。良くここまでおひとりで頑張ってこられたなぁ~と思うような感じでした。冷蔵庫の中もいつ作られたかわからないような煮物が入っているし、シンクの中は食器がいっぱいになっており、ガスコンロの中のお鍋はカビだらけの味噌汁。。これは、あかん。限界やな。
私が勤めていた団体は事前に提出していただている中に家族構成や知人、持病などについても提出していただいていますし、もし万が一の際にはご自身の意向を判断する為に「医療上に判断に関する意思表示書」などもあらかじめいただいています。ただ、私共団体の方針としては、年に1回コンタクトをとるようにはしていましたが、特にご本人様からご依頼がなければ、余計なお世話をかけないという方針でやっていました。なので、正直行ってみないとわからないことも良くあるんです。。
まぁ~、いつ体調が悪くなり、いつ倒れるかなんてわからないですもんね。
365日24時間サポートが出来る体制にはなっていますが、ずっと利用様の横にいるわけにもいかないですからね。当然、費用もかかりますからね。
それはさておき、Aさんはこれまで契約をされてから10年ほどは特に表立って関わりがある訳ではなく、万が一に何かあった時のために利用を考えてくれていたのかなぁ~と思いながら買い出しを終えて自宅へ戻ります。
本番はこれからです。Aさんの今後の暮らしの意向を探りながら、方針を決めていかなければなりません。さて、続きは次回に書こうと思います。
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