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大規模カンファレンス 2年連続開催の背景と裏話

昨年の振り返り


弊社では8/9に下記プレスリリースを配信するとともに、Carely Sustainable Expo 2022のLPを公開しました。

ちょうど1年弱前に下記記事で、「サスティナブルに毎年継続的に開催し、働くひとのウェルビーイングを考えるイベントに育てていきたいという思いがあります。」と記載した通り、昨年に続いて2回目の開催となります。

それなりの準備工数と費用をかけた取り組みになりますので、2回目の開催にこぎつけるためには、第1回目開催結果としての成果数字が求められます。

昨年LPに記載の通り、2,800人以上という集客人数だけでなく、認知拡大などのブランディング効果獲得したリードの商談化・受注状況などから一定の成果を上げることができたとらえています。

その後の採用面接での応募者やメディアの記者からも称賛の言葉をいただけたことは、うれしい限りです。

これは実務を担ってくれたマーケティング部メンバーのおかげであり、結果としてチームの一体感が高まったこともこのカンファレンス開催の重要な意味合いと捉えています。

2022年のコンセプト


今年の世の中の状況を昨年と対比しながら捉えてみると、以下のような変化が起こっていますよね。

✅ ウクライナ問題と世界分断・緊張感の高まり

✅ 急激な円安、インフレ・金利高騰(特に米国)

✅ SaaS企業株価の調整

✅ 新型コロナ第7波により国内感染者数が世界最大規模に

育児・介護休業法の施行労働施策総合推進法(パワハラ防止法)の中小企業への適用

✅ テクノロジー進化の加速〜WebMe, Programmable World, The Unreal, Computing the Impossible


働くひとの健康を世界中に創る」という弊社のパーパス実現に向けたマーケティング活動の一貫であることは昨年と変わらずですが、上記の環境変化などを受けて、2022年のCarely Sustainable Expoのコンセプトを定めました。

コンセプトを一言で表したものが、LPにも記載されている下記一文になります。

働くひとの健康データがサステナブルな組織をつくる

昨年同様、2日間で4会場(各日2会場同時配信)を設けた上で、今年は「パーパスとコミュニティ」、「健康経営サクセスストーリー」、「DEIと産業保健」、「ピープルアナリティクス」という4つのテーマを設定しています。

これは5月に立ち上げた当カンファレンスプロジェクトメンバーとの議論から決定していったのですが、背景としては以下のことがあげられます。

パーパスとコミュニティ

VUCA時代での経営の拠り所となるのが「パーパス(存在意義)」であり(2018年から約20冊の「パーパス」関連のビジネス本が出版)、弊社の今後の事業戦略としても重視しているのが産業看護職といった専門家などのコミュニティづくり。

健康経営サクセスストーリー

企業の人事・労務担当および管理職合わせて412名を対象に行った「健康経営に関する認知度調査」(2022年4月実査)からわかった健康経営の効果の見えづらさという課題。潜在顧客が求めているのは具体的効果がわかる他社事例。

DEIと産業保健

86.8%が多様性に富んだ社会の重要性を感じているものの、95.9%が社会的マイノリティに対して日本社会に差別や偏見があると感じている。(2019日本財団調査)

ピープルアナリティクス

ペーパーレス化、デジタル化の先にある世界がピープルアナリティクス。ビッグデータとAI活用は不可逆なトレンドであり、関心は高いものの、約半数以上の企業で活用データの多様化が進んでいない。(2020-2021PwCコンサルティング調査)


準備裏話とマーケティング部の現状


2022年10月半ば開催に向け、今年の準備は2022年5月(弊社ではFY2022第4四半期)から開始しました。

昨年、配信機材とそのオペレーション以外はほぼ100%内製で準備・実施したノウハウが蓄積されているので、どのぐらいの期間をかけて何をどう進めていくべきかはスムーズに決めることができましたね。

昨年に比べてマーケティング部メンバーが倍増していることも、あわてることなく各メンバーの特性に合わせて役割を定めて円滑に進められている要因といえそうです。

昨年同様、LP制作にあたっては、社内のデザイナー(たかさんじゅんじゅん)とのアイデア出しと議論から具体的クリエイティブに落とし込んでいったのですが、この過程がとても刺激的でワクワクするものでした。

LPの各要素には下記メタファーとしての意味合いをもたせており、コンセプトを画像一枚で表すものとなっています。

  • 飛び交う鳥(カモメ):未来へ向かう自由なコミュニティ

  • 海の波:移り変わり続ける環境とひとの想い

  • 船:成長する組織・働くひと

  • 堤防の人々:視聴者

  • 空中の各ディスプレイ:当カンファレンスが提供する視座

両日の基調講演前にはオープニング映像を流す予定ですが、上記コンセプトを更に映像としてエモーショナルに伝えるべく、今まさに制作過程にあります。

8月後半から9月前半にかけては、各講師の方々とセッション内容や当日進行につき、事前の打ち合わせを行います。

著名な方ばかりなのでやや緊張しますが、普段の業務にはない気づきを得られるので、とても貴重な時間となっています。

準備、集客、当日の運営に至るまでご迷惑をかけないよう、改めて気を引き締めているところです。

基調講演講師の著書・記事紹介とご視聴案内


最後に今年の基調講演を担っていただくお二人の講師の著書・記事を紹介しておきます。

▶ 河合 薫さま/健康社会学者(Ph.D)

▶ 青野 慶久さま/サイボウズ株式会社代表取締役社長


基調講演以外にも多数の著名な方々の講演があり、何よりも僕自身が楽しみにしているしだいです。

実は今回、僕自身も初日の13:00からの「健康経営×デザイン~「進化思考」から考えるパーパスの重要性」と題するセッションにて、デザイン組織であるNOSIGNER代表の太刀川さまと対談を行う予定です。

これは僕が昨年太刀川さまの著書である「進化思考――生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」」を読んで感銘を受け、デザイン本部内での勉強会課題本としたことをきっかけに実現したものです。

ライブ配信ということでミスが許されない中、緊張しつつも直接お話しできることに心を踊らせているしだいです。

これからの世の中の流れやウェルビーイングにつながる働き方に関心のある方にとっては多くの学びや気づきが得られる内容となるはずですので、ぜひ下記LPから事前登録ください。

もちろんすべて無料です。

当日各セッションではチャットで講師に直接質問することができ、講演の最後に講師の方から回答していただく予定ですのでお見逃しなく!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも気づきがあったら「スキ」や「フォロー」をください!僕もそら丸(うちの猫)も跳んで喜びます!

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