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同じ洋書でも違うこと

こんにちは✨

今日の関東はいい天気です。
涼しくなってきて、靴下がないと朝晩は足先が冷えてしまう今日この頃。
読書好きの皆さん、読書の秋、楽しんでますか?

私は最近、BuddyReadというものに参加させてもらい「同じ本をみんなで読む」という読書方法を楽しみました。

そこで初めて知った事実が1つ。
洋書は同じ本でもUS版とUK版で英語表現を変えてあるのだということ。

イギリスの作家さんがイギリスで本を出版すると、大体はアメリカ版も出版されますし逆もしかりです。私はこれまで、作家さんが執筆したオリジナル原稿(表現)が、英語圏なら国は違ってもそのまま出版されるのかと思っていましたが、何やら違うようです。

今回私が読んだのはイギリスの作家さんの作品で、アメリカ版も出版されている本でした。皆さんそれぞれ英版・米版・Kindle版・紙版など持っている版がさまざまで楽しかったのですが、メートル法とヤード・ポンド法のような単位だけでなく、物の名前や言葉の言い回しが米英版で違うという部分がいくつかあり驚きました。(※1)

そんな細工がしてあるなんて、これまでずっと1人で読書してきた私には知る由もありません。日本語翻訳で英日を読み比べるとかでもないかぎり、同じ本を出版国を変えて読む(ましてや比べる)なんてこと、普通はなかなかしませんからね。

私は、現在の英語力のほとんどをアメリカ英語で培ったので、イギリス英語は微妙なところが多いです。会話(や映像)では、しぐさや音声があるので何となくでも言ってることを把握できますが、本の場合は、言い回し、物の名前、イディオムなどが分からないとぼんやり把握するのも難しくなりますよね。これって、日本語でいう方言と同じかな~と思いました。分かるけど、分からない。

私は標準語圏で育ちましたが、日本語で方言のある方と話す時も、単語が2~3語分からなくても話の内容は分かります。でも、たとえば注釈なし、文章のみで方言だらけの言葉や時代言葉を把握しなければならないとなると、日本語でも難しいです。英米英語の違いは、それと同じような感覚なのではないかと思いました。日本だと(古文を新訳するなどの場合を除いて)作家さんの言葉を変えるなんてことはほとんどないと思いますが、それを英語圏では変えることがあるんですね。新しい発見です。

これって、いわゆる翻訳に近いものがあるなと思いました。同じ英語でも英英翻訳ならぬ米英・英米翻訳。面白い。

というわけで、巷で売っている洋書にデザインの異なる版があったら、出版社の国の違いかもしれません。出版時期やサイズではなく出版国の違いだったら、英英語か米英語で買う本を選び分けるというのも面白いかもしれませんね。(※2)

とはいいながらも私は翻訳本より原書を味わいたいタチなので、作者がイギリスの方でイギリスで出版された本なら、イギリスで出版されたものを頑張って読むほうが性に合っているかもしれません。英英語も慣れてくれば、私の読むスピードも速くなっていくことでしょう(願望)

読書は1人でするのもいいですが、誰かと一緒に読むのもとても楽しいですね。読み方や共感する人物の違いなど、新たな発見もたくさんありました。


ではまた✨


【注釈】
※1:アメリカ作家さんの本をイギリス版にする場合もあるのかとか、カナダや他の英語圏の作家さんの場合はどうなのかという点は比較していないので分かりません。

※2:すべての作品で変えてあるのかどうかは不明です。予算の都合などもあるでしょうからそのまま出版することもあるのかもしれません。あくまで個人の考察です。


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