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【#7】お金のこと

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。大学卒業後、医療機器商社に就職し病院の移転に関わるコンサルティング業務に携わる。その後、成果主義の営業に憧れ大手の住宅販売の会社に転職。しかし、軍隊式の企業風土に馴染めずわずか半年で退職することに。その後、少しの引きこもり期間を経て、再度成果主義の営業マンとして挑戦することを決意。投資用不動産の販売会社に就職し、全くの未経験ながら試行錯誤の末、独自の営業スタイルを確立しトップ営業マンになる。2022年4月に独立。新たな不動産営業の形を作るべく日々奮闘中。

こんにちは。今日はお金の話をしようと思います。

そもそも僕の本業は不動産を通してお客さんへの資産形成を提案する仕事なので、個人資産に関わる金融の知識は一通り持っているつもりです。

ただ、今日はそういうお金の話ではなく、「お金を稼ぐ」ということについてどう向き合うのが良いのか、という事について僕の考えを書きたいと思います。

個人的には「お金は稼げるのならいくらでも稼いだ方が良い」という考えを持っています。
理由としては、日本は資本主義なので年収というのは学校で言うところのテストの点数と同じだと思っているからです。
学生生活を送るにあたって、別にテストの点数が全てではないですが高くて損することはないというのは間違いないのではないでしょうか?

テストと異なるのは、お金はないと生活に困るという事かも知れないですね。
この「生活に困る」というレベルも各個人で違うのですが、自分が不満を持たずに生活できるくらいの収入ってどのくらいだろうというのは把握しておいた方が良いと思います。
ただ、難しいのはやはり人の欲というのは際限がないんですよね。
正直、稼げば稼ぐほど「あれも欲しい、これも欲しい」となってきて生活水準というのはどんどん上がっていってしまう人が多いです。
僕はたくさんのお客さんの個人資産を見てきましたが、年収が高い=お金持ちではないんですよね。
むしろ預金額に関しては一般的に高年収と言われている人の方が少なかったりすることも珍しくなくて、「お金があるから欲しいものを買っている」というよりは「欲しいものがたくさんあるからお金を稼ごう」という発想になっている人が多いと思います。
僕は特に営業職として成果を出したいのであればこの発想は必須だと思っています。
なぜなら、自分でお金を使っているとお客さんの「お金を払う気持ち」が分かる様になるからです。
どういう状況であれば人は気持ち良くお金を払おうと思うのか、どういうタイミングが最適なのか、こういう感覚は自分がケチでお金をほとんど使わないという人だと分からないものです。

実際、お金の「支払い方」にはある種のスキルが存在していると思っていて、世の中にはお金の支払い方が上手い人というのが存在します。
金額そのものが高いか安いかではなく、「そのサービスや経験、モノの価値に対して、その金額が妥当かどうか」を見極められる人が世の中には存在するんですね。
その人達は常に支払った金額以上のサービスや体験(=価値)を得ることになるのでどんどん豊かになっていくわけです。

これはスキルなので練習が必要です。「支払い方」の練習をする為には当然必要な資金がかかってきます。
特に最初は「支払い方」のスキルが低いため、無駄な出費も増えることがあるでしょう。
そんなことも含めて、やはりお金は稼いでいた方が良いなと思うんです。少なくとも「稼いでやろう」というくらいの気概は持っていたいですよね。

僕は営業マンとして結果が出る前、全く稼げていなかった時から結構お金を使っていました。
過去を振り返ると営業を学ぶための研修にも何百万と使ってきたし、金融商品に関してもまず自分がお金を出してみてその感想をお客さんに伝えようと思って支払ってきました。

そんなことを繰り返しているので今でも自慢できるほどの預金額があるわけではないのですが。(笑)
それでも周りの同世代に比べても色んな経験や知識は得て来られたなと感じます。
こういう経験を通して、「あの時の買い物は金額的には大したことなかったのに、凄く勿体なく感じたな」「あれは大きい金額だったけど、その分の価値が十分あるものだったな」という感覚を養ってこられたなと感じます。
そうすると、どこに時間やお金をかけるべきなのか?という目利きが出来るようになってくるんですね。

稼ぐというのは簡単なことではありません。
お客さんに払ってもらう金額以上の価値を創作し続ける作業は並大抵の努力では続けられないと思います。
ただ、「支払い方」のスキルが身につけば、人がどういうサービスに対してなら価値を感じてくれるのか、という感覚が養われてくるんですよね。
これがいざ自分が真っ当に稼ごうと思った時に大いに役に立つんです。

「稼げない」と「稼がない」というのは全く違うことです。
僕の個人的な意見として、「とにかく1回、全力で稼いでみたら良い」と思っています。
これはより給与の高い企業に転職してみるということも含めて、収入を上げる為の努力をしてみれば良いと思うんです。
稼いでみた結果、お金の支払い方のスキルはもちろん、自分の中で「このくらい稼げていれば生活する上で不満はないな」というラインも見えてきます。
それが分かって初めて、自分にはどのくらいのお金が必要で、どういう時間があれば幸せなのかが見えてくるのだと思います。

もし、あなたが今の生活に何かしらの不満があるのなら、自分にとって必要なお金と時間をちゃんと確保する努力を他人に委ねていないか、と自問自答してみてください。
欲しいものがあるけど買えない、強制的に拘束される時間がある。
これらは全て自分に必要なお金や時間を自分で決めずに他人に委ねてしまっている事から生まれていると思います。
要は固定の収入の中で、かつ限られた自由時間の中で生活していたらそりゃ不満というか窮屈な感情も生まれるよね、という単純な話です。

問題なのは「不満」を捨てるためには「不安」を背負う必要があるということです。

僕は今はフリーランス営業マンとして働いているので生活する上での不満は本当にありません。
時間もお金も全て自分の思う通りに使うことが出来ます。
それは、言い訳の余地が1ミリもないくらい全てが自分次第だからです。
ただ、毎月の収入が0円~数百万円までふり幅があるので不安というか安心できない状態は常にあります。
完全な休日というのはほとんどないというのはデメリットでしょうか。

どちらが良くてどちらが悪いということはありません。
個人的には「不安」は努力で解消できるけど「不満」はいつまでも残るものだと思っています。
あなたはどちらを選びたいですか?
この記事を機に考えてみてください。

ではまた!

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