読書感想:水車小屋のネネ
津村記久子著
本好きな祖母がくれて読みました。
何も起きないといえばそうなんだけど、
すごく穏やかで素敵な本です。
本屋大賞にノミネートと聞いて、この本を読んでホッコリする人が増えたら良いなという気持ちで感想を。
家庭事情から、大学生くらいの年齢の姉が決心して小学生の妹と家を出て、見知らぬ土地で働きながら暮らしていくその半生を見守れる話です。
見守れる、と書いたのは、
奇抜なスタートではあったものの、
姉の働き先である蕎麦屋で蕎麦の実を挽く水車小屋の番人のようなネネとい