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9月に読んだ本

9月が終了したので読了本たちを紹介します📚

①風と共に去りぬ

なんと聖書の次に読まれているベストセラーだそうです。
ずっと読みたいと思っていて、ついに読み切りました!
今年のベスト10、人生の100冊に入るくらい面白かったですし、やっぱりたくさんの人に読まれている本ってそれだけの理由があるんだな~と思いました。

この小説の面白い点は、まず、主人公がめっちゃ嫌な女なんですよね!
お金持ちの過程に生まれて、美人で、自分が中心じゃないと気が済まないし、友人の恋人も平気で奪う。
そんなスカーレットには想い人がいるのですが、その彼は別の人と健康してしまいます。
ショックを受けたスカーレットは自棄になり、どうでもいい男と結婚し子どもを産むのですが、南北戦争がはじまり旦那はすぐに亡くなってしまいます。

戦時中、スカーレットが実家を離れている間に母が亡くなり、父も呆けて、長子であるスカーレットは残された家族や使用人を一人で養っていくために立ち上がります。
スカーレットが養う人間の一人には想い人も妻も含まれます。

当時、階級制度により労働は下級の者がするものとされていましたが、スカーレットは二度とひもじい思いをしないために下働きもしますし、その後は自身で会社を経営するなど、その時代ではダブーとされることをどんどん成し遂げていきます。

常識なんて「どこ吹く風よ!」。
深く傷つきながらも、真っすぐ突き抜けていくスカーレットから目を離せませんでした。
彼女のやり方は美しいとは言えないし、近くにいたらめちゃくちゃ苦手なはずなのに、魅力的に見えてしかたないのが、すごい力だな~と思います。

一巻から登場するレット・バトラーという男がいるんですが、この人もなんとも言えない魅力があって面白かったです!

②はじめての家族療法

途中まで読んで放置していた本でした。
わたしはカウンセラーではないので、家族療法の実践の場をもつことはありませんし、独断で家族療法を使うことは危険なことでもあるのですが。
それでもヒントになることがたくさんありました!
クラアントと波長を合わせていくこと、各個人の主観性が発揮される安全な場を作ることがくり返し書かれていました。

わたしはコーチングのなかでもリソースフルコーチングと呼ばれる、明るいテーマを扱う時に苦手意識を感じてしまいます。
「こんなふうに話を広げて、クライアントのリソースを明確にしたらいいんだ!」っていうひとつのイメージをインプットできました。
このイメージがあるのとないのでは違うものが出ると思うので、今後の実践に活かしたいと思います!

③レ―エンデ国物語

楽しみにしていたシリーズ第四弾!!
希望の足音が聞こえそうな予感、、、というような終わり方でしたね。
今巻も沢山の人が犠牲になっていて、ルクレツィアもその一人で、ずっと苦しいですね、この物語は。
毎回、登場人物が変わるので展開が読めず、新しい巻が出るたびにこの国に戻ってきてしまいます。
レ―エンデのために悲しく引き裂かれる人々がいないような、そんな国になって欲しいですし、ここまで完結を求めた作品は初めてかもしれません。
しっかり見届ける気持ちで次を待ちたいと思います。


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