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「イノベーションリサーチ」と 「システマティックイノベーション」の提唱~「意識マトリクス理論」の徹底解説④~「マーケティング」と「イノベーション」→今の日本ではマーケは成長を生まない
「マーケティング」というものに携わるようになって長年経つのですがこの間ずっとモヤモヤと感じてきたことがありました。それは、「世間で”マーケティング”と呼ばれているものがマーケティングならば、自分のやっていることはマーケティングではなく、自分がやっていることが”マーケティング”ならば世間でマーケティングと呼ばれているものはマーケティングではない」という「違和感」でした。私が「マーケティングリサーチャー」ではなく「リサーチングマーケター」を名乗るようになった一因もこのあたりにあり
インタビュー調査の都市伝説・さらにあれこれ~人観点の記述ではなく市場観点の記述であること=「言った・言わない」問題はなぜ起きるのか?
インタビュー調査の報告書というのは一般的にはこのような体裁、構造になっていることが多いものです。 これはネットのセキュリティサービスの利用実態に関してのデプスインタビューの報告書の例です。これが対象者人数分あり、他に「まとめ」があるわけです。グルインの場合も基本は同じで「対象者別」に記述されている例が多いと思われます。あるいは「グループ別」であったりもします。それが「ペルソナ」的にまとめられていたり「カスタマージャーニー」的にまとめられていたりもしますが、要は「対象者別」に
インタビュー調査の都市伝説・さらにあれこれ~「デプスインタビュー」伝説②~「人前で言いにくい話」に向いているというウソと本当に向いていること
デプスインタビューの採用理由として良く言われるのは「人前で話しにくいこと」の場合、です。具体的には、病気、性、収入、宗教、政治などの話題などが挙げられます。また私が依頼された仕事の経験として「オタク趣味」といったこともありました。 しかし、これらの話が本当に「人前で話しにくい」ことだったとしたら世の中では「下ネタ」話が盛り上がることがあるわけがありません(笑)。 「オタク趣味」が人前で話しにくいことなら、「コミケ」などのオタクイベントに堂々と参加できるわけがありません。あ