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マンガを描くとはどういうことか? 実践稽古

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このマガジンでは、「マンガという総合芸術が生まれてくる過程で何が起こっているのか」を、先人に学びながら、自らマンガを描くことで探求していきます。
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【短編文学コミカライズ#01】 安部公房「鞄」(16p) 〜制作振り返り(1):コンセプト導出まで〜

【短編文学コミカライズ#01】 安部公房「鞄」(16p) 〜制作振り返り(1):コンセプト導出まで〜

小説家・安部公房の短編小説「鞄」コミカライズの制作過程を振り返ります。「鞄」は、安部公房の小説技法のエッセンスを体感できる傑作短編です。この記事では、安部公房の創作論をふまえて、自分なりに大切にしたいコンセプトを導き出したプロセスを綴りました。

マンガは以下にアップしています。

安部公房が考える「小説」の目的安部公房は、「小説という表現形式の中で、言語の生理へのフィードバック機能を利用し、読者

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マンガ実践稽古#01:ベタを効かす表現 × タテスク形式に挑戦【成果物の紹介】

マンガ実践稽古#01:ベタを効かす表現 × タテスク形式に挑戦【成果物の紹介】

このマガジン「マンガを描くとはどういうことか? 実践稽古」では、「マンガという総合芸術が生まれてくる過程で何が起こっているのか」を、先人に学びながら、自らマンガを描くことで探求していきます。

実践稽古の目的実践稽古では、自分なりに探求してみたい目的を設定して実践をドキュメントしていきます。今回は、次の2点に焦点をあてて実践稽古を行った試作マンガを紹介します。

マンガ表現:ベタを効かす

マンガ

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