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Kの向くままにおススメ映画『エル スール』短文紹介

【北部から 南部に想いを馳せる映画(字余り)】 

原作はアデライダ ガルシア モラレスによる同名の短編小説。
原題『El Sur』は《南》という意味。

エストレリャは父が祖父と喧嘩して飛び出してきたという《南》に興味と憧れを抱き始め、それは父が自殺してからより強くなった。そして父の故郷《南》に出発する日が来た。…終わり。 え!?
これで終わり?ココからが《南》でしょうよ?
何か変だ、と思い調べたらやはり、、
「後半部分は上映できず、前半《北部編》のみの上映となった」
…納得。スペイン内戦とか政治的タブーに触れたりして検閲に引っ掛かったのかな?と思いきや、「製作費と上映時間の長さ」の問題とか。監督曰く《未完成》の残念な作品だそうです。
しかし、素人のKからしたらこの一番盛り上がる所で突然終わるやり方は「流石!」て勝手に思ってしまいました。

観る人に依って無数に展開できる本作。勝手ついでにこの後のシナリオを考えてみた↓ (原作はちゃんと終わると思うが)。

前半部《北》での重苦しい雰囲気とは一転、エストレリャは祖父と異常にウマが合い楽しい日々。因縁のイレーネと手紙のやり取りで仲良しになったのがきっかけで女優を志し、数年後には何とイレーネとの共演を果たす!ファンの男性とお付き合いするようになり、父の気持ちが少し理解できる気がするほろ苦END!

…多分、原作ではもっと深刻な事になってるんでしょうけど、Kの足りない想像力ではこんな結末です。アナタの《南》はどんなですか?


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