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Kの向くままにおススメ映画『ロスト ハイウェイ』ネタバレあらすじ感想日記

こんにちは。車間距離は結構長いKです。今回は『ロスト ハイウェイ』。一言で表すと「夢と記憶から組み立てるサスペンス映画」です。



こんな人におススメ 

夢?現実? 混沌の世界を彷徨いたい人
謎解きが好きな人
◎車の運転中に煽られる事が嫌いな人


要注意点まとめ 

▲単純明快ストーリーを求めている人には向きません
▲多少のエロあり


こんな映画です 

観た人の数だけ解釈がある、と言われている本作ですが、以下は全てKの解釈。4回観て出した結論です。。
前半は現実、後半は死の直前に見た夢(走馬灯)。

①  前半の現実パート
妻レネエに裏切られた(と思っている)主人公フレッドがレネエを惨殺し、死刑となる

②  後半の夢パート
フレッドの夢人格であるピートが、妻レネエをそそのかしたアンディとそのボス、ディック ロラントを殺害する


もう少し詳しく 

現実パートとは言え、妄想や虚言も出て来ます。リアルの現実と同じです。
そして後半、夢パートとは言え、現実とリンクしているシーン多数。これも実際に見る夢と同様です。
要するに、どこからどう観ても辻褄が合わない様に出来ています
現実と夢と記憶からストーリーを組み立てる映画、なのですが、その組み立てピースが不足してたり、余ったり、関係ないのがあったりで構築不能。
細かい事を疑問に思ったり、ケチを付けたりする事自体、監督の術中に嵌っている、という訳です。
上記の大筋だけ理解したなら後は混沌の世界を楽しみましょう。


観た後はこんな気分になりました 

1回目の視聴 :??
2回目 :???
3回目 :何となく、全体は理解できた!?
4回目 :ディテールに拘ってはいけない事に気付いた!

…という感じで本当に困った映画。しかし、面白くなければ2回も3回も観ないので、Kの感覚と相性が良かったのでしょう。
中でも煽り運転を諫めるシーンは必見。
これはディック ロラントの暴力性を示す場面ですが、ただの暴力ではなく、正義(?)の暴力なので多少腑に落ちます。特に車の運転中に煽られる事が嫌いな人はココだけでも良いので観て!個人的にはもっと酷い事になっても良かったと思いますけどね。


心に残ったセリフ 

フレッド :「記憶は常に自分なりに。起こった通りに記憶したくないんです。」

カメラやビデオが嫌いなフレッド。コレはストーリーに直結する重要なセリフです。Kもフレッドと同じ考え方。

ディック ロラントの友人 :「実際に、私は今もあなたのお宅に居ますよ。」

いやいや、今 家の外で会って喋ってるアンタがどーして家に?
この時点では全く意味不明なセリフ。でもこういうのが好きなんだよねー。顔白過ぎだし。


因みに、4回視聴した後に知りましたが、元ネタは《OJシンプソン事件》、そして最も重要なモチーフは《心因性記憶喪失》なのだとか。これで全て納得。
やはり、フレッドは妻を殺害し、その記憶を喪失していた、という筋で間違いないのです。OJも「覚えてない」とか言ってましたし。
『ロスト ハイウェイ』の《ロスト》とは記憶の喪失、《ハイウェイ》はOJのカーチェイスでしょうか?

ハイウェイを思いっきり走って嫌な記憶だけ忘れられたらいいのにね。でも、煽り運転はダメ!絶対!車間距離はとりましょう。


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