大人のレッスンバッグのすすめ
「レッスンバッグ」ってピンときますか？
Studio D403は、本来、子ども向けカバンのお店なのですが、今回は少しだけ脱線して、大人の方もレッスンバッグを使ってみませんか？という、お誘いをしてみようと思っています。レッスンバッグってなんだっけ？って思われましたか？そうですよね、ちょっとピンとこないかもしれませんね。レッスンバッグとは…
横長の四角で、
持ち手は短く、
マチは小さくぺちゃんこの、
子どものころ、通園や通学や習い事のときに提げていた、
布製の手提げカバン=お稽古カバン=レッスンバッグ
そう、あのカバンのおはなしです。
大人だってお稽古バッグ
大人もいろんな習い事やお稽古をやっていて、その際にレッスンバッグを使うんだということは、D403のお客さんを通じて知ったことのひとつです。注文内容の確認メールへの返信や、商品をお届けしたのちの届きましたメールで、「すみません、実は大人の私が使うんです」と、皆さんなぜか少しだけ恥ずかしそうに話してくださいます。それではじめて私は、そっかぁ、子ども用にではなく自分用に買ってくださったのかぁ…！と知ることになるのです。バイオリンやピアノやコーラス、英会話などの習い事に通っていて、その際のお稽古バッグですとおっしゃる方々もあれば、資格に挑戦するため仕事帰りに専門学校に通うんです、それでそのテキストを入れるバッグを探していたんです、とおっしゃる方もありました。案外、大人の方からのレッスンバッグニーズってあるんだなぁと、それは新鮮な気付きでした。
サブバッグとしてもお役立ち
大人のレッスンバッグは、習い事に使うばかりでもありません。今の私は習い事ってしていないのですが、それでも時々レッスンバッグを使います。PTAの仕事で学校に行くとき、マンションの管理組合の総会に出るとき、それから、買い物ついでに図書館の本を返そうかなというときに、ファイルやプリント、ノートや文房具、単行本を２、３冊入れていくのに、レッスンバッグってちょうどいいのです。お客さんの中には、仕事で営業に行くとき、資料を入れるサブバッグがほしくて、とおっしゃった方もありました。そういえば数年前に、父が仕事で使う書類ファイルをデパートの紙袋に入れて持ち歩いており、その紙袋が今にも破れそうになっているのを見兼ねて、レッスンバッグ的なカバンを作ってプレゼントしたこともありました。こうして考えてみると、大人のレッスンバッグって、書類的なものや本を入れるのにも向いているんだということが分かりますね。
軽い、ぺちゃんこ、入れやすい
大人がよく使う布製バッグの代表といえば、トートバッグと呼ばれるカバンかなって思います。L.L.Beanのキャンバス地のトートバッグに代表されるような、マチのしっかりある手提げカバンですね。あの形は私も大好きで、いろんな大きさのものを使ってきました。では、トートバッグではなくレッスンバッグを使おうというとき、レッスンバッグの利点ってどういうところなのでしょうか？私は、
軽い
ぺちゃんこ
出し入れしやすい
フォルムのかわいさ
って感じかなぁと考えています。
まず、軽い
比較的薄手の生地で作られることが多いので軽いんですよね。バイオリンをやっていて楽譜を入れるんですと仰ったお客さまは、年齢的に重いカバンはしんどくなってきたんですよと教えてくださいました。たしかに、楽譜やテキストなんかの紙モノって、それだけで案外重いので、せめてカバンは軽い方がいいな、となるのは納得です。ぺちゃんこである
マチがたっぷりあるカバンは、形や大きさの異なるものをガサッと大量に入れるのには便利なのですが、楽譜や資料ファイルなどのような平べったい形のものを入れようとすると、案外収まりが悪かったりします。そういう点で、お稽古カバンやビジネスシーンのサブバッグには、マチが小さくぺちゃんこなレッスンバッグが向くんですよね。これ重要！出し入れしやすい
レッスンバッグって、横長の四角が基本形です。横長ということは、荷物を出し入れする袋口が長方形の長辺になるわけで、袋口が広いんですよね。袋口が広いと、物の出し入れは圧倒的に楽です。特に書類ファイルなどを何冊も入れて使う場合には、ファイルをカバンに入れたままの状態でも、必要なファイルを容易に探し出せる、というような便利さもあります。フォルムのかわいさ
そしてこれは私の個人的な好みの問題かもしれないなぁとも思うのですが、短めの持ち手や、ぺちゃんこで横長っていう、フォルムのかわいさも挙げておきたいことのひとつです。持ち手の長いカバンを肩に掛けて持つのは楽ですが、短い持ち手のカバンを提げて歩くかわいさってたしかにあります。そして、そこまで長身でない人がカバンを提げて持ったり腕に引っ掛けて持つとき、縦長よりも横長という形による、バランスの良さも捨てがたいなぁとも思います。
暮らしにちょっとした、" ルン♪ "を。
お客さんが、お求めになったレッスンバッグをどんな用途でお使いになるかを教えてくださる度に、私はその方々の手元にD403のレッスンバッグが届いた後のことを少しだけ想像してみます。リバティ生地のレッスンバッグにバイオリンの楽譜を入れたその人が、地下鉄のホームで電車を待っているところや、資格の専門学校の青白い蛍光灯の下で、その人が懸命に講師の話を聞きながらノートをとっている間、となりの椅子の上に、ビジネスバッグと共にヒッコリー生地のレッスンバッグが置かれているところです。そしてその方々が、レッスンバッグをお使いになりながら、ときどき、ルン♪ってなってくださってたら嬉しいなぁといつも思っています。どこかでもらった景品のエコバッグでなく、デパートの紙袋でなく、我が子のお下がりでもない（←これは私！）、探して選んで買った物にだけ感じる "ルン♪" ってあるよなぁって思うのです。
持っていなくても暮らせるし、きっと大きくは困らない。他のものでも代用はきくし、あえて探してまで買うようなものでもない。それが、大人にとってのレッスンバッグかもしれません。でも、あると便利で、ちょっとルン♪ってなれる、それもまた、大人にとってのレッスンバッグかなぁとも思います。もしも気に入る物が見付かったら、あなたの暮らしにもレッスンバッグを取り入れてみませんか？もしくは、誰かへのちょっとした贈り物にレッスンバッグを選んでみませんか？ D403からのささやかなお誘いでした。
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