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Just like fire/P!nk レビュー
2010年に公開されたDisney映画『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』は、自分が一体何者なのか、周りが真似や邪魔されても関係なく、どう生き進んでいきたいかを主題歌のP!nk 「Just Like Fire」とリンクしたものになっている。
この映画は一つの問いかけをしている。
"あなたは自身の夢をとある事情によって道を塞がれたことがあるだろうか?"
パワーワードであり、ずしんっと重みを感じるかもしれないが、切っても切れない、常につきまとう何とも厄介な悩みだ。
アリスは亡き父の跡を継ぎ航海士になっていたが、ある日、会社からの嫌がらせで、船を手放せと言ってきた。もちろん母親も賛成している。しかしアリスだけは航海士を手放したくない。
悩んでたアリスは突然、鏡をすり抜けるようになり、帽子屋と呼ばれるマッドハッターがいる不思議の国へと降り立つ。
マッドハッターはアリスと同じような状況に立たされていた。最初はアリスも突き放したが、どんどん弱っていくのを見て、過去へと向かう時間の旅を決意する。
そもそもアリスが経験してるのは、現実で引き起こすと不思議の国のアリス症候群と言い、病院に下手をすれば入院レベルだ。そのような描写が映画にも表現されている。
しかし、周りのみんなから一向に理解されず孤立していき、さらには自分の夢を奪われるほど無気力に苛まれるのはない。
決別したいものは何か?残したい気持ちはどれなのか?この先へと突き進むとしたら、どう生きていたいのか?
過去を遡ると、様々な経験をしてきたところでifという選択肢が随所に現れる。このようにしていれば、あのようにしていたら違う人生が開かれていたかもしれない。
しかし実際のところを振り向くと、今立っている現状が現実には代わりがない。
だから決断する。今まで思っていたのを、周りに行動を見せて、必要であれば発言してみても構わない。
自分が本当にしたいものがあれば、タイトルのJust Like Fire(まるで炎のように気持ちをたぎらせろ)みたいに、心に芯を宿らせるのだ。
少し昔の曲も人生観が共感しあえば、いつ聴いても色褪せない名曲になる。掘り出しものを見つける感覚は心を輝かせるのだろう。
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