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ONE PIECEが好きなあなたに是非読んで欲しい!〜漫画のキャラから学ぶビジネススキル〜

読書が苦手だとか、ビジネス書を読む気が起きないという人も多いのではないのだろうか。
実は私も本を読むより漫画を読む方が好きだ。

そこで私は考えた。そんな人達にビジネス書に書いてある要点を漫画のキャラの生き方で分かりやすく説明することは出来ないかと。

そして今回思いついたので書いてみようと思ったのだ。この記事は漫画のキャラクターの生き方に沿ったビジネススキルを説明するため、比較的わかりやすいと思う。

この記事を読むだけで、実力を磨くよりもはるかに人生を好転させる方法が分かる。

そんなビジネス書のスキルを分かりやすく体現しているキャラクターがいた。

ONE PIECEのバギーである。

主人公ルフィの敵キャラとして漫画では2巻から登場している。ワンピースを読んでいる方ならご存知であろうお馴染みのキャラである。

悪魔の実であるバラバラの実を食べた能力者であり、身体のパーツをバラバラにすることができる、切っても切れないバラバラ人間である。

便利ではあるが、あまり戦闘向きではない能力である。

さらにバギーは、全世界の財宝全てを手中に収めるために海賊をしている。
財宝が欲しくて海賊をしているのだ。
財宝のために戦闘することはあるが、基本的には自分が勝てそうな相手としか戦闘をしない。

そのせいか、バギーは物語の序盤は懸賞金1500万ベリーという噛ませ犬だった。
ワンピースにおける懸賞金とは世界政府からの危険度を表したもので、強さとは関係ないが、
正直に言うとバギーはあまり強いキャラではなく、海賊として実力があるとはいえない。

しかしこのバギー、物語の中盤には、

王下七武海になるのである

王下七武海とは世界政府公認の7人の海賊達である。海賊行為を許された海賊達であり、
強さと知名度を兼ね揃えた海賊が選定される。

え?バギーに何があった?

先程も述べた通り、バギーには強さも認知度もないと言える。ではそんなバギーが何故七武海になることが出来たのか?

事の発端は、インペルダウンという監獄に収容されてしまうところから始まる。
そこで主人公のルフィと再会し、共闘しながら運良く脱獄する。
実際は、他の実力者達のおかげで脱獄することができたのだが、何故か大脱獄事件の「主犯」の1人として名を挙げられてしまう。

それは隠していたとんでもない事実が発覚したからである。

実はバギー、“海賊王”ゴール・D・ロジャーの元船員であり、四皇“赤髪”のシャンクスの兄弟分だったのである。

元船員といっても見習いであるが、
そのことがきっかけに、脱獄の過程で解放した囚人達は、バギーのことをめちゃめちゃ凄い奴だと勘違いし始める。

そして四皇の1人である白ひげに同盟を求められたり、(実際は後ろの囚人達を敵に回すのが面倒であったためである)

久しぶりに会った四皇のシャンクスにタメ口を使ったりしているうちに

囚人達が勝手にバギーを崇拝し始め、バギーは都合良くその錯覚を利用し、自分より実力のある囚人達を味方につけたのだ。
そして勢力が大きくなり、海賊王の元船員という経歴から政府が危険視したため、バギーは七武海になることができたのだった。

さて、ここまで読んでくれた人に知ってほしいのは、一見運だけでバギーは七武海という地位を手に入れたように見えるが実際は、

なるべくして七武海になったということだ。

その理由をこれから説明していこうと思う。
それは、バギーがこの本のビジネススキルを利用していたからだと考えた。

ふろむださんの書いた
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているである。

まずこの本の内容を簡単に要約すると
①人生は「錯覚資産」が重要である。
②「錯覚資産」を利用すれば実力を伸ばすことができる。

まず①の錯覚資産とは、著者であるふろむださんの造語である。
錯覚資産とは、みんなが自分に対して持ってくれる都合のいい錯覚である。

大手企業で営業部長を務めていた人や、月間100万PVのブロガーなど、たとえそれが実力によるものではなく、上司や同僚、運やタイミングのおかげで達成できた実績であっても錯覚資産になる。

バギーで説明すると、錯覚資産はこうなる。

海賊王の元船員

船員といっても見習いであり、ただ船に乗っていただけである。さらにたまたま乗った船が未来の海賊王となるゴール・D・ロジャーが船長をしていた船だった。だけである。特に戦闘が強いなどの理由で元船員だったわけではない。

現実に例えると、面白い友達の動画をTwitterに上げたらめちゃめちゃバズったみたいな感覚である。その動画を見た人が、「この人なんか面白い人かも…」と思ってフォロワーがめっちゃ増えた。ようなものだ。しかし、実際に面白いのは自分ではなく友達である。そんな感じ。

さて、バギーが運で錯覚資産を手に入れた訳だが、バギーの凄いところは、この錯覚資産を上手く活用したことだ。海賊王の元船員という肩書きを使い、自分よりも実力のある囚人達をまとめあげ、自分の手下にしてしまった。

これは、バギーの肩書きに騙されてしまった囚人達が馬鹿だったのではない。
人は無意識に人を判断するため、1つの実績を残した人を見ると、全てが優れているように見えてしまうのだ。

②「錯覚資産」を利用すれば実力を伸ばすことができる。
錯覚資産を利用すれば良い環境を得ることができる。良い環境によって実力が育ち、実力がつくことで成果を生み、その成果を利用してさらに錯覚資産を手に入れることができる。
このサイクルを利用すれば錯覚資産と実力をつけて行くことができる。

バギーで説明すると、海賊王の元船員という肩書きで囚人達を味方につけ海賊派遣組織、バギーズデリバリーを設立。

凶悪な囚人を味方につけただけでなく、さらにはバギーズデリバリー座長、“王下七武海”という強力な錯覚資産も手に入れた。

まさしくバギーは錯覚資産を上手く使い、成り上がることができた海賊である。

ここまで長々と書いてきたが、何が大事かと言うと、あなたも錯覚資産を使い良い環境を得ることで実力を伸ばすことできるということだ。

実力を伸ばしたいなら、まず良い環境を手に入れることだ、そうすることで実力は後からついてくる。

そのためにはまず小さな錯覚資産を作ることが大切である。

私は就活生だが、就活でもこれは使えると思う。サークルの代表をやっていた。海外に留学経験がある。などの錯覚資産を使い、まずどこかの会社の内定を手に入れる。そして会社で何か結果を残し、その結果を元により良い会社に転職するなどである。

長々と書いてしまったが、この記事をきっかけに錯覚資産の凄さに興味をもって、実際に本を買って読んでくれたら私は嬉しい。

我々もバギーのように上手く錯覚資産を活用して実力をつけていこうではないか!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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