退屈とまどろみがまじりあって生まれたものは感謝だった。
何もやる気が起きず、ただただ怠く、しかし時間を無駄にしている焦燥感がある『退屈』こそある意味幸福なのかもしれない──何となくそんな事を考えながら、ただベッドで寝転がったまま数時間を過ごした。
なんかそんな時ってあるよね？何もやる気でなくて、だりぃなって思う反面、今時間ちょー無駄にしてるよな、やるべき事はたくさんあるはずなんだけどな、とか思いつつも、何もできなくて、時間だけを浪費する瞬間。
今ようやく起き上がって、その無駄な時間を何とか埋めようとするけども、この無駄に浪費している時間こそある意味幸福なのかな、と思ってみたりもする。
これはある種の虚無期間というか、ロス症状だ。
二か月弱に及ぶ校正作業からの発売、そこから新たに見つかった不備の修正。直したと思ったらまた出てくる不備。あれだけチェックしたのになぁ、ほんまにすまんやで、と謝りたくなった。
ただ、この状況何か既視感あるなと思ったら、あれだ。新しいスマホアプリがリリース直後にエラーが見つかって緊急メンテナンスを何度もしている、あの現象。そこで初めて、こういう事なのか、と理解する。
案外リリースするまで見えないものって結構あるんだな、これが。かなりチェックしたんだよ。ただ、まぁ全てをリリース前に網羅するのは無理だった。これからは新しいスマホアプリがリリースした後緊急メンテしても怒らないでおこう。うむ。
そして、その不備をメモ書きしてわざわざ箇所までわかりやすく書いて送ってくれた読者の皆さん、ありがとう。大好きです。
この作品を愛してくれているからこそ、こうしてわざわざメモとって「ここ変だったよ」と教えてくれてるんだもんね。感謝しかないよ。一緒に作品を作ってる感じがして凄く嬉しかったよ。自分一人でやってるものとばかり思ってたけど、違ったね。みんなの〝眼〟を貸してくれてありがとう。
そんな有志の皆さんの御蔭で、おそらくほぼほぼもう書籍の不備は取り除けました。今度また見つけて修正する場合は、巻末にスペシャルサンクス欄を作って入稿するよ（ちゃんと事前許可は取るから安心してね）。もしまた不備を見つけたら遠慮なしに教えて。
閑話休題。
ともあれ、終わった。
あとは、この書籍が一人でも多くの人に届ける事を考える。多くの作家・アーティストは、作品を完成させれば終わりだと思っているけれど、僕はそうではないと思っていて。作品を皆さんの手元に届けない限り、それは完成してないんだと思っている。いや、むしろ育児放棄だ。自作を我が子と呼ぶのであれば、ちゃんと育て切ってやらねばならない。
育児放棄ダメぜったい。
今はそれを考える日々で、執筆等はかれこれもう一か月くらいしてない。『イチャラブ上位魔神』とか『ルメリア大陸戦記』とかは第一部完、のところまでしか書いてないから、続き書かないとなぁ、と思ったり。とりあえずもう少し気持ちに余裕ができれば『イチャラブ上位魔神』の方から取り掛かろうかな。
実は他にも『君との軌跡』と『想い出と君の狭間』の序盤のダレ具合を改善させてこの2つの作品の長所を取り入れた作品を起草してはいる。
とはいうものの、『君との軌跡』と『想い出と君の狭間』はもう終盤がそれぞれ種類が違えど今の僕の全力をかましすぎているので、この2作品の序盤を超える作品は作れても、ラストを超える作品はなかなか作れる気はしない。これらのジャンルでこの2作品のラストを超えるには、今の僕には引き出しが足りない。
なので、案や思いついたプロットなんぞを書き溜めしつつ、時期を図る。
となると、今僕が優先すべきは、アルファポリスでそこそこ当たっていて紗倉さんに表紙を描いてもらった『イチャラブ上位魔神』と、すでに表紙をはんそで。先生に描いてもらっている『アレ』だ。『アレ』については君キセの後書きを読んだ人はもうわかっているけど、そのアレだ。
『アレ』についてはかなり話を進めたんだけど、合間が結構脆弱だなと思って、その補填が必要だなぁと思っている次第。でも、表紙は既にある。必ず届けるから、安心して待っていて欲しい。
……と、おや、気付けばえらく長い記事になってしまっていた。
この退屈すぎる時間だけど何もしたくない時間、それに対する焦燥を埋める為にとりあえずnote書こうかなと思って書いてたんだけど、今日はこれを生み出せたから良しとしよう。しっちゃかめっちゃかだけど、こんな雑記もたまには悪くないでしょう？
そして、『君キセ』完結させたし届ける努力もするけど、次何やればいいんだっけ？と漠然としていた事をまとめる事もできた。ありがとう(？)。
とりあえず、ちょっとコンビニ行ってセブンコーヒー買ってきます。
■記事のまとめ
・退屈っていいよね
・リリース後緊急メンテしてるアプリを責めちゃダメ
・購読者さんたちマジ天使
・ちょっとコンビニに行く
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