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大学生くらいの若い女性二人と飲んでいる。 ここは二人のうちどちらかの女性の部屋である。ぼ…
部屋の床はざぶざぶと水に浸つてゐる。何処かで水でも漏れてゐるのかしらん。 僅かに滑る濁つ…
其処は豪奢なる、天井の高い建物である。一階奥の閲覧室にはシャンデリアなぞが吊つてあつて、…
風呂上がり。 ぼくは伸びてきたのにここ最近多忙で切る暇のない髪の毛を、出勤前にワックスで…
ぼくは大きな病院のロビイにいる。 ロビイは広々として、清潔で、白を基調として、ぴかぴかし…
深い霧のなか、ぼくは車を走らせている。 時間は深夜の二時半過ぎくらいだろうか。きょうも遅…
フローリングの床。白で統一された、さっぱりした雰囲気の部屋。小洒落たアパート。 レースのカーテンからは、爽やかな日差しが漏れてきている。小鳥のさえずりさえ聞こえてくるようだ。 ぼくはクローゼットから、やおらひとつの段ボール箱を取り出す。箱には大きなビニール袋に収納された荷物が這入っている。 コストコか何処かで買ってくる大きな塊肉のようにあまりにも事務的に、無味乾燥に其れは包装せられている。 どさっと云う音を立てて床に落ちたのは、果たして白猫の胴体である。 白猫の頭は段
ぼくは地形かなにかのジオラマを見ている。 目の前にはミニチュアの山河が広がっており、その…
痛い。 腰や背中が痛い。 疲労が蓄積しているのか、ぼくはまた車の運転席で眠り込んでしまっ…
ぼくは布団に寝ている。 最近はめっきりと秋めいてきて寒くなってきているので、寝床には何枚…
病院に行くために車を進める。 車外にはじりじりと酷暑の日差しが降り注いでいて、蝉がみんみ…
ソトオさん、という変わった名前のひとといる。 ぼくとソトオさんとは窓の外をじいっと見てい…
これは先日書いた「【夢日記】爪痕」の後日談です。 齢四十ともなると、体にあちこちガタが来…
屋敷の戸口に立つ。 昔ながらの古い町並みが残るこの町では、伝統的な日本家屋も珍しくはない。ぼくは無闇に立派な門を開けて、中に這入り、古くて大きな屋敷の戸口に立っていた。 空が白みかけてはいたものの、未だ日が昇ると云う時間でもない。早朝と云うよりは、夜中と云うべき時間だった。 正直なところ、ぼくはどうして自分がこの屋敷の戸口に立っているのか判然としない。たれか人に会いに来たような気もするが、どうやっても思い出せそうにない。コンナ夜更けに…と心の底ではびくびくしいしい、ぼく