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エンジニアが育つ組織にするために Star Members #17

スタメンで働くメンバーを紹介していくStar Members インタビューシリーズ。今回は、モバイルアプリチームのマネージャーである初野さんにインタビューを行いました!

初野 大佑
新卒にてソフトウェア会社に入社し、Android初期の2009年からアプリ開発に携わる。2011年にGoogle Cloud Platform中心の開発会社に入社し、AndroidやGCPのプロダクトを開発する。その後は業務委託にて10年ほどの間、モバイルアプリ開発を担う。2023年2月に株式会社スタメンに入社。モバイルアプリチームのマネージャー兼Androidエンジニアとして、TUNAGのモバイルアプリ開発やマネジメントに従事。

ー 今までの経歴を教えてください。
大学を卒業して、SESの会社に入社しました。新卒2年目の2009年に会社から「これからAndroidのアプリ開発需要が増える」とのお達しのもと、数ヶ月のオリエンテーションの後、40人ほどのモバイルアプリの開発部に転属しました。ここではいくつかのアプリごとにチームを分けて自社のAndroidアプリを開発、配信していました。
2009年と言えば日本で初めてのAndroid端末であるHT-03Aが発売された年になりますが、その2ヶ月くらい前のことでしょうか。

2011年にGoogleの技術を中心とした会社に転職し、いくつかのプロダクトの開発を担当しました。中には大手航空会社のプロダクトをリードさせてもらうなど様々な経験を積ませてもらいました。

その後は10年ほど、Androidアプリの業務委託を中心に仕事を引き受けていました。基本的に1社にフルコミットでジョインし、短期の0-1開発や、創作物のマーケットやスキマバイトのアプリなど規模の大きいサービスに長期でお仕事するなどをしていました。

そろそろまた会社で働こうかなと思ったところで、CTOの松谷さんに声をかけてもらい、スタメンに入社したという経緯です。

ー どうしてスタメンに入社しようと思ったのか教えてください。
様々なプロジェクトを経験して、そろそろ自分がプロダクトのコードを書かなくてもいいんじゃないかと思ったんです。自分がゴリゴリに手を動かして開発していくというよりも、一緒に作る人のサポートをしたいなと。

こんなこと言うのはおこがましいのですが、Androidの開発を初期から経験している身として、若い世代の方々が知らないAndroid開発の歴史的背景や、過去からどう変遷して今があるのかなど、知識の伝播、歴史の引き継ぎができたらいいなと思っていました。

また、プロジェクトの進め方や、コンセンサスの取り方、部門横断的な課題に対しての社内の巻き込みなどを伝え、後継者を探すじゃないですけど、優秀なエンジニアを育てていきたいとの想いもあり、入社しました。

ー 数ある会社の中で、どうしてスタメンを選んだのでしょうか?
自分のやりたいことを任せてもらえる環境だったからですね。1エンジニア、1リソースとしてではなく、自分のやりたいことを伝えた上で、組織の一部を託してくれたので、入社を決めました。

スタメンには若くてこの先もまだまだのびしろのあるメンバーが多いので、自分がキャリアを重ねる上で得られた知見や知識を共有していくことで、より強い組織を作り上げていくことができると感じました。

また、選考の過程で実際に会社に行き、CTOの松谷さんやモバイルチームのメンバーの雰囲気や人柄が直感的にいいなと思ったこともスタメンを選んだ理由の一つですね。なんとなくうまくやっていけそうだなと。

ー モバイルアプリチームの雰囲気について教えてください。
これはモバイルチームに限った話ではないのですが、スタメンにはプロダクトに関して真摯に議論のできるメンバーが多いなと思います。
僕は慎重に物事を進めていくタイプなので、ついつい細かい部分に意見を入れてしまうんですけど、そういった場合でも皆さん真面目に耳を傾けて解決に向けた議論を進めてくれます。抽象的で瞬間的に理解しにくいこともあるのですが、個人レベルの懸念を棚上げするのではなく、受け止めてくれるので、とてもやりやすいです。

あとは、これもすべてのエンジニアに言えるのですが、素直な方が多いですね。僕自身マネージャーという立場なのでメンバーに対して個別にフィードバックをすることも多いのですが、個々人が僕が伝えたことを自分なりに解釈して、改善しようと頑張ってくれます。ちゃんと素直に行動できることは成長につながると思っているので、良い雰囲気がつくれているのかなと感じています。

ー スタメンについてはどのような印象ですか?
TUNAGが好きで入社しているメンバーが多く、メンバーそれぞれが顧客の課題に共感が強い印象です。
自社のプロダクトが好きだと、主観的な立場でプロダクトを考えることができるので、顧客の解像度が上がり、より良いプロダクトに繋がると思うんです。
だからこそ、そういう人たちが社内にいてTUNAGを作っていることは、やりがいの観点以外にも、事業をグロースさせる点においても良い影響を与えると考えています。

ー 入社してからはどのようなことに取り組んでいますか?
TUNAGのモバイル開発では今まで機能開発にほとんどのリソースを割いていたため、各々のプラットフォームの改善が停滞している様子でした。
日頃からプラットフォームの改善をしていかないと、いわゆる負債が蓄積し、コードの変更がどんどん難しくなってしまいます。そうなるとプロダクトそのものの改善のスピード感が損なわれてしまい、結果的に開発サイクルが遅くなっていきます。

そのため、まずはプラットフォームの改善活動にかけられる時間を作るところから始めました。当然プラットフォームの改善を行うメンバーと、機能を開発するメンバーでチームを分けるといったことも思い浮かびましたが、先に出たようにスタメンには若いメンバーが多く、今いるメンバーにはどちらか一方を選択して経験させるよりも、どちらもやらなければならない環境にしたほうが向いていると考えてのことでした。

現在のモバイルメンバーには、日頃から機能開発、プラットフォーム改善、どちらもやれるようになりましょうと話しており、ここ数ヶ月は機能開発の閑散期であったのもあり、コードの改善にも全力で取り組んでくれています。僕自身Androidエンジニアも兼ねているので、もちろん一緒に開発の業務も行っています。

他のことですと、エンジニアの採用や定着・働きやすさの改善のための施策の企画・提案も行っています。直近だと技術カンファレンスの参加経費を全額支援する制度をスタートさせたりしました。

ー モバイルアプリチームを今後どのような組織にしていきたいですか?
元々スタメンは若いメンバーが多く、その推進力で今まで事業成長してきた背景がありましたが、ここ1年ほどでシニアメンバーに多く入社して頂いています。今後、まだまだ組織のスケールを見据えていますので、これまで通り開発の推進力も高めつつ、環境面や働きやすさの改善を進め、プロダクト開発にしても組織にしてもきちんと地固できている状態を目指していきたいですね。

また、スタメンに入社することで自分自身のやりたいことや目指したいキャリアが実現できる組織にしていきたいと思っています。
そのために、日々エンジニアメンバーで議論し、従来の大切なカルチャーは残しつつ、働き方や組織運営のアップデートを行っています。
このような環境で、組織と一緒に自身の成長を求めている仲間を探しているので、是非スタメンに興味を持ってもらえると嬉しいです。

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