ワタシの心は届かない アナタとの距離
ワタシにはアナタしかいないの。
A君もB君もちょっと気になるけど、この世で一番大好きなのはアナタだけ。
ワタシはアナタがいないと生きていけない。自分1人じゃ何にもできないの。
でも時々アナタは、ワタシの元を離れていってしまう。
1人残されたアパートの一室で、ワタシはアナタの帰りをただただ待っているの。
アナタはいま、どこで、何をしているの?
15年後のワタシが今の状況をみていたら、そんなトコロにすがっていないですぐにその場から逃げなさい、って言うかもしれないね。
でも今のワタシにはそんな当たり前のことがわからない。
だってココが、アナタがワタシの世界の全てだから。
アナタはワタシをこの部屋に閉じ込めて出て行った。
トイレもなくて食べ物もない部屋。
唯一の出入り口扉は、外に何か置かれているみたいで、ワタシの力じゃびくともしない。
さむいよ、お腹がすいたよ。
ワタシはいつまでガマンしていればいいの?
もうワタシのことが嫌いになったの?
どうして相手をしてくれないの?
ワタシはアナタのことが大好きで、この世でアナタしかいないって思っているのに、アナタはどうしてワタシの方に振り向いてくれないの?
もう疲れてきてカラダが動かなくなってきちゃった。いつ帰ってきてくれるの?早く帰ってきて。
ワタシ、すごく怖いの。
ワタシ、知らないうちに嫌われることしちゃったのかなぁ。
生まれてこない方がよかったのかな。
アナタの子どもに生まれてこれて嬉しかったよ。
ワタシ、悪いことしちゃったのかなぁ。
ねぇ、教えてお母さん。
怒らせちゃっていたらごめんね。
早く会いにきて欲しいよ。
生まれてから3年間、とっても楽しかったよ。
お母さん大好きだよ。
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