すぎっち
ボクが作った色々な作品たち
ボクの想いを書き連ねたマガジン
4人のフォトグラファーが作品を紡いでいく、ボクたちのカメラ部マガジン
ようやく梅雨があけたよ。 春先の自粛ムードから、完全自粛、長雨の梅雨と続いてきた暗い雰囲気も、8月に入った途端に一気に明るくなった。 ボクの写カツは自粛期間中もできる範囲の中で精一杯やってきたけど、それでもこれまでのどんよりした空気が一気に明るくなる音を聞いた気がする。 ボクは高鳴る気持ちを抑えて、ボクの新しいポートレートを撮影するために石川県の千里浜ドライブウェイに向かった。 ボクのポートレートの新しい形7月に入ってからボクは2回のポートレートを撮影した。初めはドキ
この記事で紹介したけど、THE SNAP 2024って写真展に参加したよ。すごいメンバーが揃ったすごい写真展だった。 写真展の参加者で行われたフォトウォークに行ってきたんだけど、みんな色んな撮り方でスナップしてて、ボクの頭が本当に凝り固まっていたことを実感。 スナップってもっともっと自由でいいし、心で感じるままにシャッターを押せばいいんだよね。 そして、これまでボツにしていたような写真も、ボクがそこにいた記録だと考えるとどれも愛おしく感じてしまう不思議。 みんなで一緒に
いつから「かっこいい」写真を撮ろうと思ってたんだろう。 かっこよさを求めて、必要以上にぼかしたり、色味を変えてみたり、モノクロにしてみたり。でもなんだか楽しくないんだよね。 ボクが写真を撮り始めた頃、目の前に広がる感動的な風景を写真に残しておきたくてシャッターを押してた。 なのにいつの間にかSNSの流行りに振り回されちゃっていたのかもしれない。もっとボクが気持ちいいと思える写真を撮って行ったほうがいいのかもしんない。 ボクが気持ちいいと感じていたなら、それはもはやピント
今年の目標としてた写真展参加も、10月8日から20日にかけて名古屋で開催される『THE SNAP 2024』で3つ目の写真展^^ 運営の人たちに全てお任せになってるけど、今回は名古屋開催ということだから設営とかボクにできることは参加する予定。(東京の写真展の際はいろんな人に全てお任せだったからね) 写真展『THE SNAP 2024』概要概要は日々さんがまとめてくれているこちらの記事がわかりやすいよ。 会場は名古屋の中心地栄近くの地下街、セントラルギャラリー。いつもなら閉
久しぶりにnoteを開いてこの記事を書いているのは、思ったよりも速度が遅くなって「いつ来るねん!」と言いたくなってしまう台風が九州あたりをうろうろしている8月29日の午後7時。 本当はもっと早く書き始めたかったんだけど、最近職場を変わったこともあって毎日忙しすぎてギリギリになってしまった。 そう!「ハーフサイズカメラ写真展」がいよいよ明日8/30(金)から9/11(水)まで開催されます! 35mm判フィルムを、その名の通り1コマを半分にして撮影できるお得なカメラ、それがハー
富士フイルムが株主総会の質疑応答で、代表取締役社長が次の発言をしてプチ炎上してた。 この発言の他に(現在の)「在庫の状況は平常な状況」であるかって質疑にも「はい」と返事をしてさらに炎上した。 X100VIが発売されたけど抽選販売になったり、そもそもメーカーのHPには現在販売できるカメラが一台もなかったりとかなり品薄な状態で、ボクたちが欲しいと思った時に欲しいカメラが買えないという異常な状態になってる。 これまで富士フイルムを応援してたのに!とか、こんなことならライカに乗り換
3月に初めて写真展(GR展というグループ展)に参加させてもらって、ボクの写真ライフは大きな一歩を踏み出したような気がする。 これまでやったことのない、初めてのことはとても緊張するしわからないことだらけだけど、やってみないとボクに合うのか合わないのかもわからない。そんな気持ちで体当たりをしてみた。 第一歩を踏み出してみると、いろんなことが回り出してこれまでにはない動きがボクの周りで発生してきた。 それが今回のWebマガジン掲載の話。 以前からボクはKodakのハーフサイズカ
写真を撮っていると定期的に悩むことってあるよね? ついさっきまで「写真サイコー!自分上手いー!」って思っていたのに、何かのタイミングで「もう写真下手すぎて凹む」と思うようになったり。それは多分「写真」というものの奥が深くて、ボクはまだその深淵を覗くことすらできていないからなんだと思う。 そんなボクはボク自身の答えを見つけるために写真家の渡部さとるさんの個展とギャラリートークを聴きに名古屋駅近くのギャラリーFlowに行ってきた。 渡部さとるさんの写真や話は哲学的と豊富な美術
ボクの写真撮影におけるバックボーンにあるのは「建築」。 建築写真を撮るためにボクはフィルムカメラを使っていたし、仕事として建築設計に関わってきた関係から、写真を通して建物の魅力を伝える必要があると思っていた。 そしてそれはどうしても広角写真を使って建物全体(もしくは室内全体)を写すことに注力する考えになってた。 でもデジタルカメラを使うようになって、写真がもっと身近なものに変わりHIROMIXみたいな新しい写真の形をボク自身も撮れるようになってきたけど、それでもやっぱり「全
今年のGWは台風がやってきたみたいに大荒れのGWだった。 きっかけは家の近所で見かけたとあるマンションの窓。何か小さな黒いものがたくさんついていたからよくみたら、それは大きくて黒いハエだった! 何かの見間違いかなぁとも思いつつ翌日もう一度そのマンションの前を通るとまだたくさんのハエが動いてた。 もしかしたら中で人が亡くなってるのか?と思って動画をXにアップしたのが間違いだった。 この下にセンシティブな動画が出るので、虫を見るのが苦手な人はもう少し下にスクロールしてもらえる
日々写真を撮ってるけど、つくづくボクは写真が下手だなぁと感じてしまう。写真が上手くなりたいけど慣れないジレンマはずっと抱えてて、どうやったら上手くなれるのか悶々と考える毎日。 そんな中、海外じゃフィルムの現像とプリントを専門にしてる人もいるって話を聞いて、「写真が上手い」っていくつかのスキルが複合されたモノなんじゃない?って考えるようになると、意外とボクの中でスッと整理ができた。 そんな、ボク自身が考える「写真」に必要な5つのスキルをまとめてみたよ。 「撮る」スキルカメ
写真を撮っている人は多かれ少なかれSNSを使って、全世界へ自分の作品をアップしていると思う。でも同じ写真でもプラットフォームによって全く違う反応がされることはよくあることだし、同じ写真でもアップの仕方によってリアクションに大きな変化が出ることもある。 『「いい写真」ってなんだろう』はSNSでよく話題になるけど、ボク自身は「ボクが好きな写真」がもっともいい写真だと思うし、そんな写真を撮り続けたいとも思ってる。 ただSNSでいい反応があるとうれしいと思うのも事実。できるならボク
3月中旬、ボクは初めての写真展『GR展』に参加してきた。たくさんのフォトグラファーと知り合えたし、いろんなGR作品に出会えたのはボクにとっての貴重な経験だと思う。 GR展終了後に都内をフォトウォークして、最後に国立新美術館へ。ボクの機材はライカM10に50mmのズミルックスと21mmのエルマリート。そして焦点距離40mmのGR3x。GRはコンパクトだからサブカメラとしてポケットに入れておけるから常に持ち歩いてる。 スナップの最強コンビボクにとってのスナップ最強コンビは、間
『自分でやった方が早い病』 この病に罹ったらもう出世することは諦めた方がいい。個人事業主は別として一般的にチームで仕事する時、自分ができることは限られているから、自分でやった方がたとえ早くても、他者へ依頼することで自分は別の仕事をこなすことができる。結果的に自分一人でやっているよりも早く仕事をこなすことができる。目の前の小さな結果だけどを見て最終ゴールをイメージできていない人を揶揄するような言葉がこれ。 写真の世界はAIによる自動処理が進んでいるから、カメラに任せてしまえと
新年早々にいろんなことが起きてしまって、年末に考えていたいろんなことが全て飛んでしまった。 比較的メンタルが強いと思ってたボクでも、身体的な被災はなくてもこんな感じでメンタル被災してしまうんだ。今回の災害は、グラデーションのようにいろんな距離感で被災している人がいるけど、みんなそれぞれに辛いんだと思うし、ボク自身もそうだけどみんなを温かい目で見守っていけたらなと思う。 下の記事はそんなメンタルまっ逆さまの状態の時に書いた記事。その時のボクの気持ちを記録しておきたくて頑張って
世の中はゼロとイチに分けられた世界ではなく、さまざまな物事はグラデーションがついてる。 ボクは大きな目で見たら被災者に当たるかもしれないけど、その言葉が持つ道場の力を受けめるだけの受け身が取れていない程度に普通の生活が送れている。同時に全国の友人から安否確認のメッセージが届いて、今回の災害と繋げてボクの名前を思い出してくれたことに感謝しかない。 「被災者というほどではないけど通常の生活が送れない状態」 それが今のボクを表す言葉かもしれない。ボクの友人や親戚は奥能登で家屋を