学歴など関係なくてやる気さえあればどうにでもなる

昔話になりますが、レコード会社に勤めた時の最初の契約はアルバイト契約でした。
当時アルバイト契約は最長2年間で、それ以上の更新はないとされていたのですが、その2年間のうちにアルバイト契約から契約社員に切り替わり、その2年後くらいに正社員にならないかと会社側から話があり、正社員として採用されることになりました。

正社員としての採用は、基本的に大卒とされていましたが、僕自身は高卒なので、前提はあっても、ある程度臨機応変に対応する会社もあるのだなとその時に知りました。

ミュージシャンの中でも、特に弦楽器は音楽大学の出身者じゃないと、最初はなかなか仕事が取れないと聞きます。
なぜなら先輩からの引きや紹介から仕事が始まることが多いからです。
そんな中でも高卒で活躍中のミュージシャンもいます。
実力さえあれば認めてくれる人がいるからです。

もう学歴社会は終わると言われながら、まだまだ根強く残っていることも確かですが、学歴が全てではないことも経験からわかります。
実はどうにでもなるんですよ。
やる気さえあれば。
大学に行ってないからダメなんだと諦めれば、そこで終わるということ。

学歴や派閥みたいなものは、組織が健全に運営されている時には成り立つかもしれませんが、現在のように時代の変化が早くて3ヶ月先も読めないような状況になってくると、やはり「個」の力がものを言います。

大きく価値観が変わってきているのは誰もが感じていると思うし、ここから先は学歴というのは意味を持たなくなることは間違いないです。
メディアも「マス」から「パーソナル」に移り変わったように、企業や学校という大きい単位のものが力を持たなくなるからです。

どこの学校を卒業してどんな会社に勤めていたかは意味がなくて、「あなたはどんな人で、これから何をやるのですか」ということが重要。
ある意味過去はどうでもいいってこと。
だからあなたの個性や人柄を知ってもらうために、発信することが大事なんです。

SNSでの発信を見れば、初めましての挨拶から相手を知るまでの時間が省略されます。
履歴書では知ることができないパーソナルな部分が見えるというのは、言い方を変えると看板を掲げているってことなんです。
そういう意識を持って発信していけば、営業活動をしなくてもオファーがくるようになったりするので、可能性がうんと広がります。

もちろん営業が得意ならばガンガンやればいいと思いますし、営業することが無駄だとは思っていません。
でも、苦手であってもそれをカバーする方法が別にあるってことです。
フォロワー数が多いとか発信力があることが、仕事を得るのに有利な時代になったのですからね。





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