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闇を知っている人がもつ強さ

黒歴史があったり闇の時期を過ごした経験がある人は、それが反転したときに明るい光になります。
もしそんな経験がデメリットとしか思えていないとしたら、物事を片側からしか見れてないというか、視点が狭くなっていると思いますよ。

立ち上がれないほど落ち込んだり、鬱になって何もできない時期があったり、人には話せないような悲惨な経験があっても、それは苦しむためにあったことではなくて、その経験があるからこそ、希望や光を知っているということじゃないですか。

その貴重な経験はやがて勲章になるんですよね。
闇を経験したからこその人生感は、多くの人に感動を与え、勇気と力を与えることになります。

苦労することもなく、一生を楽しく過ごすこともいいのかもしれませんが、そこには学びも少なく、深みを知ることもありません。
喜んで闇を経験したい人はいないと思いますが、生まれる環境とか親を選んでくるというのは、やっぱりある程度は設定してきていると思うんですね。

一般的に言われる毒親と言われる存在もありますが、そういう親子関係の中で学ぶことって相当なものがあります。
僕の場合はそういう親を選ばなかったですけど、父親はアルコール依存症だったために、別な意味で大変苦労しました。
でもそれによって、依存症という根が深い精神的な病のことを知ることができましたし、本当に多くのことを学ぶことができました。

黒歴史や心の闇って他人には知られたくないものですが、それは確実に心の財産になっていきます。
なのでその過去を消したいとか思わなくていいし、その経験が他の人の役に立つこともありますから、もしまだ心の傷が癒えてないなら、今はそっとしておいていいと思います。

苦しいことって苦しむために存在するのではなく、その反対側にある希望や光を知るためにあります。
より深く自分を掘り下げるためには、そういう時間が必要なのです。

過去のことを恥ずかしいと思う気持ちも、少しずつ手放していけるといいですね。あの経験があったから強くなれたとか、人に対して優しくできるようになったとか、同じような経験をしている人の心の支えになれる日がやってくるので、それまでは自分に優しくしてあげてくださいね。




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