14.滅菌の国際規格【最終章】
他の自然科学分野と同様、滅菌工程についての知識もかつてはとても限られていました。しかし、滅菌すべき物品の特徴や、それらが相互に影響し合う滅菌工程の研究が進むにつれ、多様化した物品をそれまでの方法で滅菌するのは適切ではないことが明らかになってきました。蒸気滅菌工程で問題を起こすのが主に空気の残留であること、ポーラス器材、管腔器材などは滅菌が難しいことなどがわかり、また滅菌物が濡れたままであることが多くあって、今まで述べてきたような問題の解決法が編み出されてきました。
また、後に