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送らなかったメール

お久しぶりです。

パソコンのメモを開いていたら、大学の先生に送ろうと思ったけどやめた文章が出てきたので共有(?)

いつだかに起こった「盗めるアート展」について考えていました。今、自分は学芸員資格に向けて大学で様々な授業を取っているのですが、展示論という授業の先生に送ろうとした文章です。

(余談ですが、どうもその先生のことを好きになることができず、博物館の勉強をしている私に取ってはすごく興味深いニュースだったのですが、文章を作って終わりにしてしまいました。送ればよかったと思うけど、それで何か嫌味を返されたら自分の精神がもたない!となりまして、、、、。)

以下、その時勢いで打ち込んだメモ


盗めるアート展についてSNSで話題になっていて、気になって調べるうちに考えがまとまらなくなったので、他の人の意見はどうなのだろうと思い、先生にチャットをさせていただきました。

作品を展示する意図としては、おそらく「美術品を盗む」という行為は倫理的に良くないが、それが良しとされた場合芸術家は何を飾るのか、そしてそれを盗む観覧者は、どう盗むのか。そこまでが展示でありアートであったかのように思えました。しかし、現実はそうもいかず、開始時刻の20分ほど前に始まり大混乱を巻き起こし、5分ほどで全ての作品が無くなったと聞きました。作品の中にはハサミで切り取り好きな箇所だけ取っていくものや、日めくりカレンダーのように一枚一枚めくれるものもあったそうです。
そのような作品がメルカリやヤフオクなどで転売されていることはすごく嫌な気持ちになるのですが、そこは置いておいて。

展示の意図が伝わらなかった原因を考えてみました。
監視カメラを設置しているのにも関わらず、このような事態になった。
宣伝をしすぎてしまったために、展示の意図を汲み取らないような人が大勢集まってしまった。
主催者側の予測が甘かった。
展示が誰でも盗めるように無料で入れることがいけなかった。

展示を有料にすることで少しは不特定多数の人が来ないよう予防できたとは思いますが、どう展示することでより意図が伝わるような展示にできたのでしょうか。
アートギャラリーでの出来事なので、授業の趣旨と少し違う部分もあるとは思いますが、先生の意見を頂きたく思います。
お手すきの際で良いので、ご返信いただけると幸いです。


超絶丁寧にメール文打ってて、先生の逆鱗というか何かスイッチに触れないように打っているのが少し面白かったり笑

今考えてもどう運営していくべきだったのか、観覧者はどう参加すべきだったのか疑問は解消されないし、解決はできないけれど少し悲しいエピソードだったなと。

渋谷ハロウィン同じだけれど、楽しいことには文句を言わないが節度をもって、相手のことを考えて行動することが必要なのだなと、

気になった方はぜひ色々検索してみてください。それでは〜

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