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おうちでできるサイエンス---キッチンタオルを染めてみよう

用意するもの。

キッチンタオル
赤・黄・青の食用着色料
スポイト 3本

小さな瓶もしくは小さなプラスチックのタッパー 3個

おとなの事前準備

食用着色料を使って、それぞれ赤・青・黄色の着色水を作り、それぞれを別の容器に入れます。着色水を作る時は、濃度の濃いはっきりした色にした方が、色の薄い着色水より実験結果を見た時により楽しめます。

子供の実験スタート!

1 : キッチンタオルをできるだけ小さいく折ります。
折り方は三角でも四角でもどんな形でもOKです。
👉何重にも折れば折るほど、着色後キッチンタオルを広げた時にたくさんのパターンを見る事ができます。

2:スポイトで赤・青・黄色の着食水でキッチンタオルに色をつけます。
このとき、スポイトは色ごとに違うものを使います。

3:キッチンタオルをひっくり返して、また着色水で色をつけます。

4:色を付け終わったキッチンタオルを広げて、できた模様を観察します。

LET'S TALK ABOUT STEAM!

Sience-科学:ペーパータオルは木から作られています。 木は毛細管現象と呼ばれるプロセスを通して水を吸収します。 毛細管現象とは繊維と繊維の「すきま」のような細い空間を、重力や上下左右に関係なく液体が浸透していく物理現象です。紙の上に色のついた水を滴下すると、キッチンタオルの繊維の中に存在するたくさんの穴を通ってすばやく広がります。
Art-芸術:赤、青、黄色は原色です。 これらの原色が混ざると二次色と呼ばれる緑、オレンジ、紫ができます。
Math-数学: 軸と呼ばれる線(折り目)を中心に展開される模様は左右対称となっていて、対称性を確認する事ができます。
 ”対称性”の英訳の”Symmetry”という単語は「to measure together(一緒に測定する)」という意味のギリシャ語の単語から来ており、幾何学の研究で広く使われています。 数学的には、対称性とは、回転・反転・スライドしてある方向に動かしたときに1つの形が別の形とまったく同じになることを意味します。

この実験ではキッチンタオルを折るたびに新しい軸が作成されますが、これらの軸(折り目)に着色水を滴下した後キッチンタオルを広げると、できた模様は軸(折り目)を中心に対称的な模様になっているので、子供と一緒にどことどこの模様が対称になっているのか確認してみましょう。
発展編:何種類の二次色を作ることができますか? 三原色を組み合わせると何色になるか見てみてください。Let's try!


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