最強のコスト削減〜ATカーニー編〜
ATカーニーのコスト削減フレームは現在でも色褪せていない。かなり古い書籍だが、学ぶと事が多く、全体像をまとめておく。
コスト削減のフレームワークのポイント
・原材料管理は徹底しているが、間接材は見落としがち。
・間接材も分類するとかなりある
・顧客側と、会社側と2パターンあり、コストのバランスと品質を考慮する必要あり
・現代風に言うと、顧客側(Return On User Experience)、会社側(Return on Employee Experience)の観点が大事
・業界分析をしても、間接材コストは大きい(11.1%)
・人件費に対する間接材の割合:つまり、原材料比率などが低いほどに人件費比率が大きくなる
コスト削減アプローチの全体像
・コスト削減にも多様なアプローチがある
・サプライヤー側だけにアプローチするのではなく、ユーザーが本当の求める価値、機能を仕様に落とし込むことも、コスト削減に大事なプロセスとなる
・定着化が大事な事がよくわかる
面白いのが、
・下記(左)のCost to serve分析。製品・サービスレベルを上げすぎてコスト高になると利益がなくなり、レベルを下げると利益は上がる。(が、満足度が減る可能性もはらむため変数のマネジメントが必要)
・下記(右)投資対効果の高い広告への移行を意味していて、今で言うところのROIの高い広告、ディスプレー広告、リタゲなどになることでしょう。
コスト削減においては、自社とサプライヤー間でのパワーバランスの強弱マトリクスで対応策が変わる。
人・モノ・保守に関して、それぞれ「人の稼働」「ハード」「ソフト」「人」「モノ」で仕分けして分析。
製品のクオリティが過剰スベックなのかどうかを、ユーザー側の視点で考え直し、過剰な部品や仕様があれば削減し、サプライヤーからそもそも購入しないと言うコスト削減が可能になる。
ここに上げたのは序章ばかりで、コスト削減の方法が網羅されているのでおすすめだ。
成功報酬型コンサルティングのビジネスモデル
コスト削減すれば、利益に直結するため、コンサルティングの際にはまず考えたい内容だ。コスト削減の数%を成功報酬にすれば、俄然収益も上がる。
この考えで、成功報酬コンサルティングを提供しているのが、Pro redパートナーだ。成功報酬コンサルの考えが勉強になるので記載しておきたい
Pro red パートナーズ
https://pdf.irpocket.com/C7034/bbZB/eceQ/W2kY.pdf
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