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髪を切る。書くことについて

10月に入ってようやく、
秋らしい空気が流れはじめた。
郵送貸出を担当してる利用者の方が、
「1ヶ月遅れて秋が来たようだ」と言っていたけれど、本当にそのとおり。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉とは裏腹に今年は9月末まで本当に暑かった…

それにしても、もう10月だなんて!
涼しくなって嬉しいのと、少しずつ見えてくる今年の終わりにビックリしてしまうのと両方。


今日は髪を切りに行く日だった。
美容師さんとも9月があっという間だった話をする。これから、ハロウィンとクリスマスと、お正月が一度に押し寄せてくる話も。

いつも前下がりのボブにしてもらっているけど、いつかもっと短くしたい。
ボブを短くしたショートカット。
もともと癖っ毛で量が多いから、
子供の頃は自分の髪がとても嫌いだった。
でも、年齢を追うごとに髪は細くなるらしく、量が多いのは良いことなのだとか。
美容師さんはいつも私の髪質を褒めてくれる。(癖っ毛も量の多さもコンプレックスだったのに)
褒められると、やっぱり嬉しい。
髪が軽くなった後、お茶を飲んで読書する。


アップルパイと迷って、シフォンケーキにした



読んだのは、群ようこさんのエッセイ。


前のスマホを初めて持った話も好きだったけど、こちらもとても良かった。

作家になるまでの道のりと、なった後の話。
他のエッセイもそうだけど、
群ようこさんの言葉は自然体で何も飾らない。
思うことそのままを書いていると分かる。
自分に嘘をつかない文章。
だから清々しささえ感じる。
(作家志望の人にも良さそう。参考になることがたくさんある)

群さんは就職する前に、図書館司書も良いなと思った時期があったみたい。
(資格が必要なのと募集が少ないのを聞いて諦めたそうだけど、なんだか嬉しい)

結果的に本の雑誌社に勤めて原稿を書く生活になったのだけど、その過程もなるべくしてなった感じがする。
今はSNSが普及してるから自分が書いたものを発表する場はたくさんあるけど、(このnote だってそう) 当時は媒体が少なくて、ライター業に就ける人はずっと少なかったのかも。

書き続けるために必要なもの、作品を書く生活について。憧れる部分もあるし、それでいいんだ、と思う箇所もあった。


最近の私は、仕事と家のことで精一杯で、
「書くこと」は日記とnote しかしていない。
(たぶん小説を書くには、何かを減らさなければいけないんだと思う)

今の仕事はとても好きだし家族も大切だから、日記でもnote でも書けたらいいのかな。


群ようこさんの本を読んで、
執筆以外の時間も全部無駄にならないような、そんな気持ちにさせられた。



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